去年だいたい書いたんやけどね


あのまま引退宣言しない引退でも良いのではと思ったりもしたし、「一線を退く」という表現からNPB復帰や独立リーグでのプレーなども妄想したりしたんですが、やはり正式に引退となりましたか・・・。
「事実上の引退」が「ホンマの引退」になっただけやというのに、物凄い喪失感。

しかし、引退会見は素晴らしかったね。
重苦しい雰囲気を察して何とか笑わそうとしてくれるイチローの心遣いや、イマイチな質問もイチローがなんとか面白くしようと答えてくれて。
まさにエンターティナー。
最後まで楽しませてもらいました。
いや、これからもいろいろと楽しませてくれるに違いない。
願わくば野球に関係してかつ、我々ファンもその活躍を観られる仕事に携わってもらえるとうれしいかなぁ。

引退会見で印象に残ったのは「現在の(データに頼り過ぎる)野球は頭を使わない野球」というところです。MLBはデータを突き詰めた結果シンプルな野球に行きついてしまい、例えば「内野ゴロで1点入るところで外野フライを打たないと怒られる」など現場からデータ偏重に異論を唱えるケースが出てきています。
正直普段「こいつらちゃんとデータ見てんのか?」と思うような球団を応援している身としては二周遅れ感がありますが(笑、今後野球界がちゃんとバランスを取っていけることを切に願います。
それと、夫人のおにぎりと一弓の話はステキでしたね。泣き所。
あとは仰木さんの話は是非今後もちょいちょい話していって欲しい(笑。

ついでにちょっとこのアイテムの主旨とは違う内容になりますけれども。
MLBってかなりドライな世界やと思ってまして、前年47打席でOPS.460に終わった45歳の選手を再建モードのチームが1試合たりとも試合で使うようなことしなくね?と思ってたんですが、興行重視でこういう計らいもやったりするんですね。
イチローがそれだけスペシャルな存在ということなのかもしれませんが、意外でした。
逆に言えば昨季の5月の時点で今季の日本開幕戦が決まってなかったらあの時点で引退だったんでしょうけれども。
自分は引退試合は公式戦以外でやった方がいいんじゃない?という、所謂MLB方式の引退試合推奨派なのですが、当のMLBでもこういうことがあるんやなぁと驚いた次第です。
興行と真剣勝負のバランスって難しいよね。

最後に。
イチローはもちろん、その一番のファンであったと言ってよい、Ichi Meterのエイミーさんもお疲れ様でした。