昨日観た『新スタートレック』142、143話「Birthright」前後編。


話が二本あってデータの話とウォーフの話なんですけどウォーフの話が面白かった。
過去のとある事件がきっかけで普段は超仲の悪いロミュランとクリンゴンが平和に共同生活を営んでいる星があって、そこで生まれた子供達は皆、本来のクリンゴンやロミュランがどういうものなのかを知らずに平和を享受しているが、そこにウォーフがやってきてクリンゴンとは何ぞやということを教えてしまい騒動になるというお話でした。

何だか日本の戦後教育を想い出させるような気がしました。
クリンゴンの戦闘本能を押さえつけているという点では都条例のエロ禁止も近いかなと思った(ややこじつけか?(笑)。

まぁこの辺は難しい話で、このウォーフの話でも本来のクリンゴンを知ってしまい戦場へ出て行ってしまう人がいるかもしれないわけで、それが本来のクリンゴンとしては幸せなことではあるわけやけど、その星が築いてきた文化として幸せなことなのかどうかはわからん。
しかしいずれ知ってしまうのであれば早めに知っておいた方がいいとも思う。己をコントロールする訓練を早めにできるわけで。

真実を知らずに生きていければそれはそれで幸せかもしれんが結局そのまま生きていくのは難しいしそもそも本能を押さえ続けるのは難しい。そういうお話か。