2010年は空前の野手助っ人当たり年でした。
当然残留してNPB二年目を迎えた選手も多かったわけですが、彼らは果たして今季どうなっているのかを確認する企画。


因みに今季の新外国人野手で残留しそうな程の成績を残しているのはバレンティン(S)ホフパワー(F)スケールズ(F)くらいでしょうか。バレンティンとホフパワーは夏場以降の落ち込みをどう評価するか悩ましいところですかね。

今季の統一球導入の影響は当然助っ人野手勢にも影響があり、ラミレス、ブラゼルらを筆頭に軒並み本塁打数が激減してます。そして逆に助っ人投手ではメッセンジャーのように突然覚醒した人もいたりと面白いです。
そんな中で二年目を迎えた選手達はどうだったか・・・。
2011年の成績は9/8(木)時点。

金泰均



所属背番号守備試合数打率本塁打出塁率OPS盗塁
2010M52141268213577860
2011M523125013366630


既に帰国してしまっていますが。
統一球の影響をモロに受けた成績とも言えますが出塁率は維持されているし言う程悪くも無い気も(年俸には見合わないか)。
本塁打が打てないのがプライドに傷をつけたかしら。

ブラウン



所属背番号守備試合数打率本塁打出塁率OPS盗塁
2010L42118241213197562
2011L422115502464360


これまた帰国済。
極度の不振でしたが統一球の影響以上に何かがダメだったんですかね。

ルイーズ



所属背番号守備試合数打率本塁打出塁率OPS盗塁
2010E4281266123337840
2011E423819562376120


昨季途中入団でそこそこ数字を残しましたが今季は安定感を欠き二軍落ち。9月に入ってからは二軍の試合にも出ていない模様。
しかし代わりのガルシアもそこまでたいした成績を残しているわけでもなく(AV.250、5HR)、苦しいですね。

ハーパー



所属背番号守備試合数打率本塁打出塁率OPS盗塁
2010YB4264316193959900
2011YB429928293357560


試合数(打席数)の増加と統一球の影響、だいぶ研究はされたであろうことを考えればほぼ維持していると言ってもいいのではないかと思えますが、チーム事情もあり最近は筒香スタメンでハーパーが控えという試合も増えています。対右303に対して左208なのも課題か。
30歳と若いですし今季も残留しておかしくない数字だとは思いますが(年俸も安い)上記の通りチーム事情的にどうなるか微妙なラインなんでしょうか(筒香云々もそうですがチームの身売りとかも)。

カスティーヨ



所属背番号守備試合数打率本塁打出塁率OPS盗塁
2010YB51131273193097553
2011M255428043237020


今回取り上げる選手で唯一移籍した選手。
昨季は最終的には残留するかどうか微妙なラインでしたがチーム事情もあり解雇。
今季途中にマリーンズ入り。
今季もまずまずの数字を残していますが残留するかどうかは微妙なラインか。
セイバー的には昨季セNo.1セカンドだった守備は今季ファーストでどうなっているんでしょうか。

マートン



所属背番号守備試合数打率本塁打出塁率OPS盗塁
2010T91443491739589411
2011T910430083297292


メジャー復帰のために長打力をつけようとフォームを変えた結果不振に喘いだが何とか復調。
一点気になるのは三振率、四球率が悪くなっている(9→7、14→25。共に何打席に1個か)ことで、これは審判のセパ統一でストライクゾーンが広がったことも影響していると思われるが、昨季無比の正確さを誇ったマートンの選球眼が今季はいまひとつであることも事実か。
メモ魔のマートンは審判の癖もメモしているというので、来季(残留してくれれば)にはまた戻ると思うが。

ホワイトセル



所属背番号守備試合数打率本塁打出塁率OPS盗塁
2010S5368309153999910
2011S5391257123548000


今季は故障したり絶不調時期があったり畠山が絶好調なので出場できなかったりと逆風多い中、そこそこの数字を残していると言えるのではないでしょうか。
ハーパー同様対左(212)が課題か。
宮本慎也の年齢を考えるといずれ畠山サードは避けられず、そうなればホワイトセルも残留は確実か?

エドガー



所属背番号守備試合数打率本塁打出塁率OPS盗塁
2010G38100263123427982
2011FRE(AAA)81373151437883514


今回取り上げる選手で唯一今季日本でプレーしていない選手。昨季後半の活躍を考えれば残留はアリなのではないかと思いましたが。
向こうでもメジャーには上がれずAAA暮らしの模様。
しかしAAAということを差し引いても素晴らしい数字なのではないでしょうか。
ライアルやフィリーズ使うなら・・・というのは禁句なんだろうか。