関東ではNHKくらいでしか特番やらんのですな。まぁそんなもんか。


震災と言えば強烈に思い出す映像が、いくつかあります。
倒壊した家に向かって、女の子が「お父さん、お母さん、○○(兄弟の名前)」を何度も何度も叫んでいる映像がありました。あの娘とそのご家族はその後どうなって、今、どうしているのでしょうか。
燃え盛る自分の家を見て、「財産も何もかも燃えてしまう」と泣き叫ぶ奥さんに「金なんて生きていればいくらでも稼げるわ」と諭す旦那さん。既に結構なお年だったと記憶していますが、今はおいくつくらいになっているのでしょうか。

自分の記憶。
震災の日、家の片付けもそれなりに済み、ちょっと外へ行ってみようかなと家を出てマンションのエレベーターに乗ろうとした時、そのエレベーターから降りてきた男性と目が合い、お互い数秒の沈黙の後に「大丈夫でしたか?」と声を掛け合ったが、その男性の顔も覚えてないのでその後マンション内で再会したことがあるのかどうかすら分からない。
水道が復旧するまでの一週間、自衛隊車両に水をもらいに行った。
ガスが復旧するまでの一ヶ月、電気ポットが神器に思えた。
新聞で西宮の小学校時代の同級生が何人か亡くなったことを知った。
数ヶ月後、西宮の友達の家へ遊びに行く時に、自分が住んでたマンションが倒壊しているのを見て戦慄した。

漫画『神戸在住』の和歌子ちゃんや林君程の経験は無くても、誰しもが震災の体験談を持っていると思う。僕の周りだけでも「家のドアを開けたらマンションの廊下が無かった」「家のドアを開けたら前が滝になってた(マンションの屋上にある貯水槽が壊れて水が流れ出していた)」と言った「すべらない話」でも通用するネタなんでないかというエピソードがあります。そういう小さい話もたくさん集めて後世に残せたらええのになと思ったりします。

西北舞台の『ハルヒ』も震災ネタはやらんのかと思いつつ、黙祷。