哲のアニメ評 さ行

サクラ大戦(TV)
サクラ大戦〜桜華絢爛〜
サクラ大戦〜轟華絢燗〜
サムライチャンプルー
少女革命ウテナ
少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録
serial experiments lain
新月譚 月姫
新世紀エヴァンゲリオン
神秘の世界エルハザード(OVA)
ジェネレイターガウル
十兵衛ちゃん ―ラブリー眼帯の秘密―
十兵衛ちゃん2 ―シベリア柳生の逆襲―
人狼
スクライド
スクラップド・プリンセス
ストラトス・フォー
スレイヤーズ(OVA+映画)
星界の紋章
星界の戦旗
星方天使エンジェルリンクス
星方武侠アウトロースター
絶対少年
千年女優
ゾイド
ゾイド新世紀/ゼロ
それゆけ!宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ(OVA)
それゆけ!宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ(TV)

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サクラ大戦(TV)(30分×25話)7点
時は大正ならぬ太正時代。人々の生活を脅かす妖怪を退治するために組織された帝国華檄団。 その表の顔は舞台で歌って踊る歌劇団だった。
遂に、テレビアニメ化された『サクラ大戦』。 それなりにダークシリアスなストーリー展開でも、やはりサクラ大戦、 良くも悪くもサクラ大戦だったと思う。 あやめさんは…まあ、いいか…。
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サクラ大戦〜桜華絢爛〜(30分×4話)サクラ大戦ファン8点
時は大正ならぬ太正時代。人々の生活を脅かす妖怪を退治するために組織された帝国華檄団。 その表の顔は舞台で歌って踊る歌劇団だった。
今更説明するのもバカバカしい人気ゲームをOVA化。自分はいちおうこのゲームのファンなので このアニメもかなり気に入ったのですが、そうでない人はどうなのでしょうか? とにかく、最終回がゲームのプレイヤーのことを考えて作られているのが好印象でした。
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サクラ大戦〜轟華絢燗〜(30分ちょい×6話)サクラ大戦ファン9点
『サクラ大戦〜桜華絢爛〜』の続編。 要するにゲーム『サクラ2』のOVA版。 マリアとすみれのかっこよさを再認識したシリーズでした。 最後、大神君を見送るところの花組一同敬礼シーン、ちょっとキました。 また彼女たちと共に戦える日が来るといい(ことはないな、帝都にとっちゃええ迷惑や)ですね。
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サムライチャンプルー8点
向日葵の匂いのするお侍さんを探すために旅をする少女・フウ、フウが働いていた店を燃やしてしまった 琉球出身のヤクザ風の男・ムゲン、浪人風の男・ジンの三人が繰り広げる旅情剣客時代劇(なんだそりゃ(笑)。
『カウボーイビバップ』の渡辺信一郎監督作品てことで、絵でも音でも魅せまくります。 『ビバップ』同様、「話の本筋」はあるけども基本的には一話完結モノです。本筋は『ビバップ』ほど表に 出てこない気がするので、その話その話を楽しむが吉かと。(2005/3/27)

少女革命ウテナ(30分×39話)8点
『薔薇の花嫁』をゲットすれば『世界を革命する力』を手に入れられるとかで主人公ウテナが通う 学校では日々決闘が行われていたのだが、ウテナもいつの間にやらその決闘に巻き込まれてしまうの だった。
なんだかワケのわからん世界であるが、まあ面白かったと思う。 テーマがいいっていうか。いろんな理由でみんな闘って、その中でも「己の為に闘う者が一番強い」 ちゅうのがね。終わり方も結構好きだ。『影絵カシラ』のシュールさも良い。
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serial experiments lain(13話)7点
ヒロインの岩倉玲音はやや内向的な中学2年生。何かに興味があるわけでもなく、 家族を含めた人間関係もやや希薄である。ある日、そんな彼女のもとに、 死んだはずの同級生からEメールが届く。
物語の冒頭はこんな感じである。まさにサイコホラーな出だしである。 まあ、ハッキリ言ってしまえばホラー要素は薄いのですが。でも、しんどいです。精神的に。 劇中は重苦しい雰囲気が漂いまくっています。そして、最後は寂しく終わります。 テーマは「人とのつながり」ですか?『現実と虚構の繋ぎ合わせで頭大混乱手法』を 使っており、多少困ります。

真月譚 月姫(12話)6点
「モノを切断する線」が見える「直死の魔眼」の持ち主・遠野志貴。 幼い頃事故に遭い、実家を離れ親戚の家で暮らしていた志貴だったが、 父の死を契機に実家へと戻る。丁度その頃、街では連続殺人事件が発生しており、 遺体の首筋に噛まれた跡があることから、犯人は吸血鬼などと言われていた。 そして、実家に戻って間もない頃、志貴は公園で金髪の女性を解体してしまう。 彼女の名はアルクエイド。「真祖の姫君」と呼ばれる、吸血鬼だった。
同人ノベルゲームからアニメ化にまで登り詰めた奇跡的作品。ですが原作ファンからはアニメ版は 非難囂々の模様。しかし私は原作知らん上にプレーすることは100%無いと言い切れるので 言わせてもらいます、「全然問題ないですっていうか面白かったですよ」と。 まぁ、確かに説明不足の点はいくつかあったり「このキャラなんでいんの?」とか思うこともありましたが アルクさんの生き様のみに着目して観ればあまり問題ない気がします。 ま、人には薦めませんが(笑。(2004/7/12)

新世紀エヴァンゲリオン(30分×26話)7点
西暦2014年。久方ぶりに現れた謎の生命体『使徒』。これに対抗できるのは特務機関『ネルフ』の 開発した人型汎用兵器『エヴァンゲリオン』しかない。主人公・碇シンジは別居していた父親に突然 呼び出され「エヴァに乗れ!!」と言われ「なんでやねん!!」と思いつつも傷ついた少女・綾波レイを 見てやむなくエヴァに搭乗する。そして悲劇は始まった…。
今更何も言う必要がないくらい有名な作品。複雑に張り巡らされた伏線と謎、 魅力あるキャラなど申し分ない作品だったんだが……最後でコケた。 テレビオチも映画オチも中途半端。テーマは人とのコミュニケーションだそうだが、 劇中のキャラ達は失敗に終わり、投げっぱなしジャーマン状態であった。 言いたいことを言いっぱなしで終わっては物語の意味がないと思うのだが。音楽はよい。 とりあえず「伊吹マヤ最高だったのに…」てことで。

神秘の世界エルハザード(30分×7話?)7点
主人公のなんとか君をはじめその仲間達がエルハザードという異世界に飛ばされてさあ大変っていう話。
1話と最終回の繋がり方、つまり演出の素晴らしさで感動したが、 それ以外は特に印象ないのだな。一気に観たから映画的楽しみ方をしてしまってますな。 テーマもよくわからん。各キャラの完成度はなかなかかと。っていうかテキトーですまん。

ジーンシャフト(全13話)6点
21世紀後半、 環境の変化に追いつけなくなった人類は、 遺伝子操作により個性や能力を得て、生き残る道を選んだ。 「男は戦争をやりたがる」という理由から 人口のバランスは男女比1:9を保たれ、 地球上から戦争は無くなった。 その結果、人々は宇宙へとその版図を広げ、 その支配力は木星まで及んだ。 そんな中、木星の衛星ガニメデ付近で遺跡が発見される。 そして、この遺跡の調査開始と同時に、 突如地球上はるか上空に巨大なリング状の物体が現われた。 しかし全く反応が無いまま時は過ぎ、 いつしかその物体は人類にとって関心の無いものとなっていた…。 地球統合宇宙軍に所属するミカ・セイドウはSミッションと呼ばれる極秘任務のため 月へと向かっていた。その途上、友達の仇だと言う男、 ヒロト・アマギワに出会うが、敵討ちは失敗に終わる。 一方、地球軍はリングの大々的な調査を開始していたが、 調査隊には遺伝子操作に反対するテロリストが紛れ込んでおり、 銃撃戦が勃発。結果、多くの犠牲者を出すことになる。 そして、その銃撃戦が終わると同時に、リングが発光。 巨大なビームが地球へ向かって放たれたのだった…。
13話構成のため途中からかなり強引なシナリオ展開になったのが 惜しまれる、非常に残念な作品。世界観の説明を第一話だけにとどめておき、 メインキャラの数をもう少し絞った上で残り12話で各キャラをじっくり消化していけば、 最終回の感動ももっと大きかったと思われる。 最終回2回程泣きそうになったが結局「そうになった」だけで実際涙出なかったのは (僕が)消化しきれていない証拠だろう。重ね重ね惜しい作品である。

ジェネレイターガウル(30分×13話?)7点
未来から歴史を変えるためにやってきたガウルたちはジェネレイト(簡単に言えば変身ね)できる ジェネレイター。未来から送られてくるジェネレイターを倒しながら歴史を変えるチャンスを伺うが…。
まあ、ありがちな話ですな。タイムトラベルが絡むとややこしくなりがちなものだが うまくまとめている。13話で終わらせたのも正解。

十兵衛ちゃん ―ラブリー眼帯の秘密―(30分×13話)7点
二代目柳生十兵衛の条件「ぽちゃぽちゃのぷりんぷりんのぼんぼーん」な女のコを探すため 300年生き長らえてきた小田豪鯉之介。彼は遂に、条件を満たした女子中学生菜ノ花自由に出会う。
相変わらず大地丙太郎監督のアニメによるギャグプロデュース力が冴え渡っていると思う。 『マサルさん』の時に「よくあれを映像化出来たなあ」と関心したのですが、いやはや、サスガです。 テーマは親子愛でしょうか。菜ノ花父娘に感動しきりでした。

十兵衛ちゃん2 ―シベリア柳生の逆襲―(13話)6点
『十兵衛ちゃん ―ラブリー眼帯の秘密―』の続編。あれから一年経った頃。 二代目十兵衛としての役目を終え平和な日々を送っていた自由だったが、 ラブリー眼帯を持つ薄汚れた子供に出会ってしまう。子供の名前は小田豪鮎之介。 あの鯉之介の子供だった。しかし、あの頃にはもう戻りたくない自由は、鮎之介を無視する。 その日、自由の通う学校に、柳生フリーシャというロシア生まれの少女が転入してきた。 彼女もラブリー眼帯を持ち「我こそは二代目十兵衛」と名乗る剣士だった。 さらに、かつて江戸柳生に滅ぼされた北柳生の面々が、柳生十兵衛への復讐のため、自由の街に 進入していた…。
相変わらずの家族愛全開っぷりは泣かずにはいられません。そして相変わらずかっこいい戦闘シーンとBGM。 大地監督のギャグもいいキレしてます。ただ、根本的に、5年の沈黙を破ってまで「2」をやる必要が あったのかどうかは疑問(笑。(2004/5/31)

人狼(90分)7点
敗戦から十数年。高度経済成長を続ける日本は、強引な経済政策のため多数の失業者を生み、 首都では凶悪犯罪が激増。武装する反政府勢力の台頭により首都圏に活動範囲を限定された 治安警察機構・通称『首都警』が誕生、中でもその主力である特機隊、通称『ケルベロス』は、 強化服と重火器で武装し、ゲリラを徹底的に排除していた。 だが、経済の繁栄とともに特機隊の歴史的使命は終わりを告げ、 時代は彼らに最終的な役割を与えようとしていた…。 特機隊の隊員・伏一貴は、暴動制圧中にゲリラの少女と出会う。 そして悲劇は始まった…。
悲しいお話でした。「それでええんか!?」と突っ込む私に、友人が言いました。 「人間、一度ハマるとなかなか抜け出せないんやな…」と。 タイガースファンである二人には、あまりにもキツイ、イタイ、そんなオチだった…。 「自分の居場所ちゅうのは、しっかり探さなあかん、いうこっちゃ」と友人。 「そやね…」と私は力無く呟いた…。この日、タイガースはエース藪がヘナチョコピッチングを 披露して、大差で敗れた。
シナリオは結構面白かった。娯楽としては十分な作品だったと思う。 訴えるものも十二分にあったし、面白かった。だが、あのオチは…。 「しょうがない?」そう、確かに、しょうがないのだろう。人間、取り返しのつかない状況に 遭う事は幾度もある。だが、その場はしょうがなくても、何故そうなったのかを考えることは 決して無駄ではない。しかし、作中で、「何故そうなったのか」は今一つ描かれていないように思う。 友人が「ヤクザ映画みたいなもん」と言っていたが、まさにその通りで、彼はハナから 『狼』であり、『狼』ゆえの選択をし、物語は決着をみる。 なぜ彼が『狼』になったのかは、分からない。 冒頭で、少女に発砲する事をためらったのは、一体、なぜ、なんのためだったのか? 己のやってることに、居場所に、疑問を感じたからではないのか? 私がこの物語から学ぶ事があるとするならば、「ああ、こうならないように気をつけなきゃ」 ということくらいであり、そんなことは毎年タイガース絡みで学んでいるので、 「今更」なことなのだった…。もう2、3回観てみないとよっく分からない点は、さすがと 言うべきかもしれないが、それだけ観るのには相当のエナジーを使う作品であることも、また事実 なのでございます…。

スクライド(全26話)7点
関東地方で広範囲におよぶ大地が突如として隆起した近未来。 本土から隔離されたその大地は 「ロストグラウンド」と呼ばれ、 日本初の独立自治区となった。 最新鋭の科学の粋を結して作られた都市部もあれば スラム街まであるその大地には、 物質を原子レベルで分解・再構成することができる能力、 「アルター能力」と呼ばれる特殊能力を持つ者がいた。 そして、そんなアルター能力者達を取り締まる特殊部隊「ホーリー」もまた、 アルター能力者の集団だった。 これは、血で血を洗う、ネイティブアルターと エリートアルターとの、熱い戦いの物語である…のか?
20世紀最後の名作と一部で言われた 『無限のリヴァイアス』のスタッフが 送る少年少女の熱い戦いの物語。 谷口監督のおっしゃるとおり、リヴァイアスファンの7割は怒りそうな 非常に暑苦しいバトルもんて感じでしたが個人的にはイカし過ぎでした。 アルターの設定がジョジョのスタンドっぽいというのを筆頭に 「アレはどれどれから取ってる」とかそういう感じの場面は多々あったような 気がしないでもないですが面白熱かったので全然OKでした。 シナリオというか話の展開というか持って行き方というかその辺は「さすが」て感じでしたし 「我道を貫く」という点では『リヴァイアス』の昴治も『スクライド』のカズマも 同じだったと思います。私的にはクーガーがかっこ良過ぎでした。 久しぶりにハマった野郎キャラって感じでしたわよん。

スクラップド・プリンセス(全24話)7点
「世界を災いへ導く」と託宣を受けた「廃棄王女」。彼女は生まれてすぐに「世界の平和」のため 抹殺されたハズだった。しかし廃棄王女は生きていた。育ての兄姉と共に、追手から逃れる日々を過ごす、 パシフィカ・カスール15歳。彼女達に安寧の地はあるのか?
「世界に仇なす猛毒」と言われ、世界中の人から命を狙われながらも明るく楽しく必死で生きようとする パシフィカの姿は涙無くしては語れず…とかいうとかなり大袈裟になりますか。いかなる状況でも アットホームなカスール三兄妹には何度も感心しました。というかこの作品、基本的にはそれが全てな 気がします。だから最終回のシャノン兄とラクウェル姉の涙にこっちも釣られて泣けたのさ!! いついかなる時でも、家族万歳。そんな作品。多分。(2003/10/8)

ストラトス・フォー(全13話)7点
太陽系が未曾有の流星群に呑み込まれてしまった時代、地球上の国々は協力して隕石撃破を目的とした 組織、地球の軌道上で隕石を迎撃する「コメットブラスター」と地上で迎撃する「メテオスィーパー」を 結成した。パイロット候補生の本庄美風は、身内がみんなパイロットというエリート家系に生まれ、 自身もコメットブラスターになるべく育てられてきた。しかし美風はイマイチ自分自身の目標を持てず、 なんとなしに日々を過ごし「やればできる子なんだから」と言われ続けていた。同僚からもいろいろ 言われながらも、やはりやる気の出ない美風だったが、遂に初出動の時がやってくる。出撃シーンの熱さも なかなかステキな少年少女達の成長と友情を描く青春物語。
萌えのスパイスが気になる人はごめんなさい。沖縄は下地島な風景描写とかも結構好きです。 そして話が熱いです。二話で完全にツボりました。「やれば出来る子」からの脱却、かっこいいです。 ただ、序盤のそういった「成長青春物語」的なノリから、終盤のワンダバ的展開についていけるかどうかが 観る際に割と肝っぽいです。(2003/3/31)

スレイヤーズ(OVA+映画)6点
剣と魔法のファンタジー世界を舞台にヒロインのリナが活躍する冒険活喜劇。
テーマ性は低いような気がするが、娯楽性はかなり高いと思われる。 お約束の連続だが結構面白い。リナとナーガの生き様がよいですな。歌も良い。 TVと小説はほとんど知りません。すんません。

星界の紋章(30分×13話)7点
宇宙を舞台に『アーヴによる人類帝国』とそれに反抗する国々の戦いを描くスペースオペラ。
原作読んでるので面白いのは分かっていた。しっかし、服部親子はスペオペの曲作らせたら 日本一ですな。 とりあえず、原作のイメージを壊さずに作っていたと思います。あくまでまだ序章なんでね、 それ以上の感想はないですわ。ラフィールさんとジント、いいコンビですね。

星界の戦旗(30分×13話)6点
『星界の紋章』の続編。原作の第一巻をアニメ化。
原作・アニメ、どちらにも言えることだが、戦争モノの重さがない。ジントのキャラのせいもある だろうし、相手陣営の姿があまり描かれないというのもその原因だろう。アーヴ軍のキャラの面白さは もうじゅうぶんに分かったので、そろそろ相手陣営のキャラを見たい。つーか、原作の二巻読めよ、 オレ。
星界の戦旗2(全10話)7点
宇宙を舞台に『アーヴによる人類帝国』とそれに反抗する国々の戦いを描く スペースオペラ小説のアニメ化第3弾。 『星界の紋章』、『星界の戦旗1』と着実に絆を深めつつあったラフィール殿下とジント。 今回二人は辺境にある犯罪者収容惑星の領主代行を務めることになるが…。 ラフィールがジントへの想いに目覚める要注目のアニメ星界シリーズ第3弾。 とりあえずラフィールさんがかわいすぎてたまらないかわいい殿下大好き野郎垂涎の一作。

星方天使エンジェルリンクス(30分×13話)6点
16歳にして大企業の社長を務める李美凰。彼女は無償で海賊退治を行うエンジェルリンクスの 司令官でもあった。しかし、彼女の体には重大な秘密が…。
全13話でうまくまとまってる感じ。オチがちょっと悲しいのが賛否分かれるところか。 僕的にはありっス。

星方武侠アウトロースター(30分×26話)7点
主人公のジーン・スターウィンドが仲間たちと共に銀河の龍脈を探して旅をしながら海賊やら なんやらと戦うお話。
魅力あふれるキャラたちが実にいい。それだけにラストの展開が早すぎるのは もったいない。各キャラが各々の問題にケリをつけるのに一話ずつ割いてほしかった。おしい。

絶対少年(26話)9点
都会っ子の逢沢歩は父親と暮らすため田んぼや畑しかないような田舎町「田菜」へと やってくる。それは、何もやる気の起きない無気力な歩を変えるために、 両親が取り計らってくれたことだったが、やはり歩はやる気がなかった。 しかも死ぬほど退屈そうなこの盆地に、歩は即座にも家に帰りたくなるのだった。 今回の旅のために買ってもらったマウンテンバイクで田菜を走って気を紛らわすそんな歩に、 田菜の人達は気安く声を掛けてくる。それも鬱陶しい歩だったが、河原で遊ぶ少年「わっくん」に出会い、 奇妙で不思議な出来事に巻き込まれていく。世界は、僕たちだけのものじゃない…。
奇妙で不思議な出来事に出会った人達の日常と成長を描く青春群像劇(多分)。 日常とちょっとした非日常を行き来しながら「生きるということ」を学んでいく少年少女、そして一部の 大人達の、迷走して壁にぶち当たりながらも前へ進んでいく様をしかと見届けたい、 そんなあなたにオススメ。(2005/11/19)
絶対少年コーナーへ

千年女優(90分)6点
戦前からの長い歴史を持つ映画会社「銀映」の閉鎖を機に、伝説の大女優 「藤原千代子」に取材を申し込んだ映像制作会社の社長・立花とカメラマン・井田。 突然に業界から引退し、姿をくらました千代子は普段あまり人には会わない生活を 送っていたが、今回は珍しく取材に応じてくれた。それは、かつて千代子が大切に 持っていた「鍵」を、立花が持っていたからだった。その鍵を渡され、 千代子は自分の人生と女優としての人生を振り返り始める。やがて立花と井田は、 その語りに深く引き込まれていくのだった。
脚本が村井さだゆきさん、と聴けば知ってる人はだいたいどんな感じの内容か お分かりになられるかと(笑。前作『PERFECT BLUE』 同様、現実と虚構を織り交ぜた展開を、あまり消化しようと思わず、 素通りして受け流していくのがポイントですな。「真実より、千代子さんが 語っていることが大切」ということで、千代子さんの生き様に感嘆しましょう。 でも、もう一回観たいとは思わない…そんな感じの作品でしょうか。

ゾイド9点
宇宙のどこかにある惑星Zi(ジィ)。 そこには、自らの意志を持って戦う金属生命体、ゾイドが存在し、 帝国と共和国の戦争において、最強兵器として君臨していた。 ウィンドコロニーという小さな村に住む少年バンは、 砂漠にある遺跡でオーガノイドのジークと謎の女の子フィーネに出会う。 記憶が無いというフィーネだったが、遺跡の地下にあった石板を見て 「ゾイドイブ」という言葉を思い出す。 バンとフィーネとジークは、ジークの力で蘇ったシールドライガーに乗り、 フィーネの記憶を探す旅へと出るのだった…。
その後、 帝国と共和国の戦いは終わり、惑星Ziに平和が訪れた。 しかし、再び何者かの手により、平和は乱されようとしていた。 帝国と共和国は協力しあい、世界の平和維持を目的とした『ガーディアンフォース』を結成。 歴史は新たな局面を迎えようとしていた。
昔懐かしい感じがする、少年と謎の少女の冒険物語。 視聴者の期待を裏切らない完璧なまでのシナリオ展開には、 ただただ感心するばかり。 どのキャラも魅力的で活き活きしていて、 悪役までも好きになってしまう、そんな物語。 第一部ではホント子供だったバンやフィーネが、 第二部でちゃんと成長して大人になっている、 その辺の演出にも感心。 個人的には、ムンベイ、最高でした。 要所要所で彼女の言葉にハッとさせられました。 そして、最後は「根性」しかないんです。 よく分かってるよ、彼女は。心の殿堂入りだ。 OP主題歌『Wild Flowers』もホントにいい歌だ。
ゾイド新世紀/ゼロ7点
バンの時代から数百年(?)後。 惑星Ziを舞台に、今回は戦闘競技を開催。 公正なルールのもと、機械生命体ゾイドを愛機とし、 荒涼たる大地をバトルフィールドとして行われるゾイドバトル。 ライガー・ゼロを愛機とする主人公ビット・クラウドと彼が所属する チーム・ブリッツの面々が繰り広げる愉快痛快バトルストーリー。
どちらかというとお笑い系だが、 熱くしぶくかっこいいバトルの回も見逃せない。 最終回のラストバトルは前のシリーズを全て観た人ならきっと感動出来るハズ。 つーかとにかくリノンちゃんかわいすぎだ!! 「アイアムイチバーン!!」 あったまわるそー!!

それゆけ!宇宙船艦ヤマモト・ヨーコ(OVA)(30分×3話×2)5点
20世紀の女子高生が30世紀で宇宙戦争するというハチャメチャな話。
見事なまでに原作ファン向け。第一期はマジで面白くなかった。 第二期はまずまずだったと思われる。歌はよい。さすが奥井雅美。 原作はホントに面白い。洋子ちゃんの生き様が最高。
音楽 キャラ名鑑

それゆけ!宇宙船艦ヤマモト・ヨーコ(TV)(30分×26話)6点
女子高生が1000年後の未来で「人が死なない」宇宙戦争をやるお話。
いつでも前向き怖いもの知らずの 山本洋子、格闘家の白鳳院綾乃エリザベス、オタッキーの御堂まどかに影が薄い松明屋紅葉と、一癖 二癖ある主人公グループに加え、魅力あるキャラがウリ。だが、シナリオがイマイチだった。何かこう、 もう少し大団円な雰囲気が欲しかったなあ、最終回は。そんなに簡単に納得するなよオールドタイマーて 感じ。ムリヤリ終わらせた感が強い。洋子と綾乃のバトルももうちょいグっとくるものが欲しかった。 せっかく原作と違う雰囲気でいってただけにもったいない。そんな印象。
音楽 キャラ名鑑