哲のアニメ評 ま行

マクロスプラス
魔法騎士レイアース
マスターモスキートン
魔法少女隊アルス
魔法使いTai!
魔法遣いに大切なこと
まもって守護月天!
耳をすませば
無限のリヴァイアス
無人惑星サヴァイヴ
無責任艦長タイラー
名探偵コナン 14番目の標的
名探偵コナン 世紀末の魔術師
名探偵コナン 天国へのカウントダウン
名探偵コナン 時計仕掛けの摩天楼
名探偵コナン 瞳の中の暗殺者
MEZZO
妄想科学シリーズ ワンダバスタイル
妄想代理人

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マクロスプラス(45分×4話?)6点
宇宙中を沸かせるスーパーバーチャルアイドル、シャロン。しかし、というかお約束、というか、彼女は暴走を開始するのだった。
マクロスらしく、歌が良いです。全4話でうまくまとまっていると思われます。絵もキレイですな。

魔法騎士レイアース(30分×80話くらい)6点
光・風・海の三人の少女が異世界に飛ばされて、その世界の為に闘うお話。
第一部はラスト直前までコテコテファンタジーRPGなお話だが、ラストで凄いことになってしまって愕然とした。 第二部は「闘う理由」とか「民主主義万歳」とか結構いいテーマなんだが最後いきなり勧善懲悪になってしまって多少残念。 まあ、原作との違いを出したかったのだろうが。OAVは完全にオマケ。各キャラの設定の違いを楽しむというヤツです。

マスターモスキートン(30分×6話?)6点
時代は中世。ヒロインのイナホちゃんは吸血鬼のモスキートンを蘇らせる。彼女の目的は一体なんなのか?
くどいようですがマスターキートンではないです。うまくまとまった良作と言えましょう。 最後哀しいのもいいですな。ちなみにTV版の方は途中で観るの止めた。

魔法少女隊アルス(7分×40話)6点
日々の平凡な生活に飽き飽きしていた少女アルスは、ある日魔法の世界にワープする。 魔法に憧れていたアルスは妖精や魔女や魔法が存在する世界に大喜びするが、 その世界はアルスの住む世界同様、出世と権力闘争や既得権益を守ることしか考えていない 魔法使いがいたり、誰かの不幸の上に誰かの幸せが成り立っている世界だった。 「魔法は人を幸せにするもの」と信じるアルスと、 妖精を逃がした罰として「大人になれない魔法」をかけられた 見習い魔女のシーラとエバ。それぞれがそれぞれの夢と野望を胸に抱き、魔法使いを目指し 修行の日々を送るのだった。
尺の難しさがあったのか、シナリオ展開の消化が私には難しかったかも。惜しい。(2005/3/6)

魔法使いTai!(OVA6話+TV13話)6点
OVAあらすじ
宇宙から突然やって来た謎の物体釣鐘は、特に人類に危害を加えるでもなく、 言わば観察するように地球と共棲していた。 北野橋高校魔法クラブに所属する沢野口沙絵はドジでおっちょこちょいな超典型的魔女っ娘キャラ。 今日も憧れの魔法クラブ部長高倉先輩と一緒に海岸へ魔法の練習などに来ていたが 「高倉先輩の女の子の前だと調子に乗ってしまう悪い癖」のせいで魔法クラブ全体で 釣鐘に勝負を挑むことに…。
TVあらすじ
釣鐘の脅威は去ったが後に残ったドデカイ桜の樹はやはり困ったさんだったので 例によって魔法クラブでなんとかすることに…。 調子ノリでも言ったことは必ずやり遂げる高倉先輩他素敵で魅力一杯なキャラが楽しい 痛快ラブコメ魔法アクションアニメ。
言った以上はやり遂げる高倉先輩がかっこ良過ぎますが 私的には「七香ちゃんサイコー!!」であり「しょうがないっすねぇ」で号泣したのであり… あと、海の話の最後の壊れかけのウソ発見器作動が泣かします。 TVシリーズは元々OVAがしっかりまとまってたのでおまけって感じでしたでしょうか。 最後ミッキー先輩のようなお便利キャラが出て来たりしてかなり強引にまとめられた気が…。 まぁみんなちょっぴり前進したのかなという気もしましたが。 しかし魔法使う時は迷惑掛けないように注意して下さい(笑。

魔法遣いに大切なこと(全13話)6点
魔法遣いが国家公務員の「魔法士」として働く現代。魔法士になるため上京してきた18歳の少女・菊池ユメが、魔法士研修を通して魔法遣いに大切なこと、人として大切なことを見つけていく物語。
すいません、私は漫画版の方が好きです。アニメの序盤は妙に「法律と魔法」にこだわってる感があって、 最初のお金作ってお礼するのも「法律としてどうこう倫理としてどうこう」てのが妙に強調されてる 気がしまして、一気に冷めてしまいました。魔法と現代世界の関わりてのはあくまでスパイス程度なのが 私は良かったんですが…。ただ、最終的に「法律と魔法と人」の関係に決着をつけるみたいな終わり方を すればそれはそれでアニメ版の意味があるのかなと期待してたんですが、結局アニメもラストは漫画同様 「人と魔法」に終始しまして、「だったら序盤のアレはなんだったんだ」と思ってしまいました。 アレさえなければかなりお気にな作品だったと思います。残念です。ただ、風景描写は本当に凄いので、 下北沢近辺を知ってる方ならそれだけで十分楽しめるかもしれません。(2003/3/31)
漫画版のレビュー

まもって守護月天!(30分×22話?)7点
原作の良さは折り紙付きだが、アニメもオリジナルストーリーなりにそこそこいい話を連発していた。 原作に先駆けて太助に告白させたのは偉い。
漫画評へ

耳をすませば(90分)8点
月島雫は、中学三年生。読書が好きで、受験生にも関わらずひたすら本を読んでいた。 ある日、自分が借りる本全ての貸し出しカードに書かれている名前を見つける。その名は「天沢聖司」。 彼は、雫が借りた本は、みんな先に読んでいるのだ。天沢聖司が気になる雫。彼女は彼に会えるのか? 二人の運命は?
青臭い青春物語だが、めちゃくちゃ素朴で感動した。夢に向かって走る二人が、実に 良かった。カントリーロードはやはり名歌だ。ED、泣いた。

無限のリヴァイアス(26話+ファンディスク全3巻)9点(ユイリスト+1点(笑)
太陽のコロナフレアによる異状現象により、「ゲドゥルトの海」が地球を襲い、南半球をのみこんでしまった。 主人公・相葉昂治は航宙資格取得のため、教習衛星リーベ・デルタで訓練を受けていた。 だがある日、リーベ・デルタは何者かの陰謀によりゲドゥルトの海に沈んでしまう。 そんな中、昂治達は謎の巨大艦リヴァイアスを発見、乗り込んでゲドゥルトの海に乗り出すことに。 極限状態の中、次々と自我崩壊を起こしていく少年少女達。彼らは一体どうなってしまうのか!?
心が痛むシナリオ展開。渦巻く愛憎の念。交錯するそれぞれの想い。ドロドロした人間関係。 それでも最後はハッピーエンド。人を信じること、己を信じることの大切さと大変さを思い知らされました。 強いて言えば、ファイナさんはどうなったんか知りたかったなーと。 まぁ、最後昂治がファイナさんのとこへ行こうって言ってんで、多分大丈夫なんだと思うのですが。 登場キャラ達それぞれの生き様に怒るもよし、惚れるもよし。みんな、かっこよかったよ。

無人惑星サヴァイヴ(52話)7点
22世紀。かつて命を懸けて自分を守ってくれた父の仕事であった惑星開拓技術者になるのが夢である 14歳の少女ルナは転校早々、コロニーの実力者のボンボンで嫌味な野郎ハワードに目をつけられちょっかいを 出されるが、持ち前の負けん気の強さと無口な少年カオルの助けにより、窮地を脱する。 それから数日後、ルナ達は惑星開拓の実習旅行に行くことになる。しかし、またしてもハワードの いらんことしぃにより、ルナと幾名かの生徒達は避難シャトルで見知らぬ惑星に不時着することに なってしまう。その惑星は、自然ばかりで人工物など見当たらない、大昔の地球のような星だった。 生徒会長で成績優秀・スポーツ万能少女メノリ、内気少女シャアラ、メカに強い少年シンゴ、 無口な少年カオル、優しい少年ベル、いらんことしぃボンボンハワード、そしてルナと、ルナの ペットロボット・チャコ。彼らは果たして、無事にサヴァイヴ出来るのか!?
NHKらしい丁寧な作りが好感。前半26話は自然の中で生きるということはどういうことなのか、 をしっかり描いている、と思います。後半26話は、かなり御都合主義な展開ですが、まぁこれはこれで…。 皆をまとめようと必死のルナに感動していく方向で。(2004/10/31)

無責任艦長タイラー(全34話?)10点
やる気あるんだかないんだかわからない男タイラーを艦長とする駆逐艦『そよかぜ』と、 一癖二癖あるクルー達の友情物語。
これを観た頃はまだそんなにアニメにハマってなくて、それだけにすごく感動できたんだと思う。 テーマは「組織の中で自分らしく生きる」。タイラーら『そよかぜ』クルーのように 生きられたらいいなあ、と思った。音楽は川井憲次さんでかなりよい。

名探偵コナン 14番目の標的6点
毛利小五郎が刑事時代に逮捕した殺人犯が出所。時を同じくして小五郎の身近な人々が 襲われるという事件が続発する。
「遂におっちゃんの過去が明らかに!!」という宣伝文句と前作の出来のよさから、 かなり期待していたのだが、観た感想は「前と似たようなもん」だ。 結局おっちゃんの過去やおっちゃんの知り合いが襲われるのは事件において カムフラージュでしかなく、物足りない感じ。もっとおっちゃんの活躍を期待していたのだが。

名探偵コナン 天国へのカウントダウン8点
キャンプへ行っていたコナン達。 その夜、元太はどこかへ電話をかけている哀ちゃんを目撃する。 そして、キャンプの帰りにコナン達は西多摩市のツインタワーを訪れるが、 何故かそこへジンとウォッカが現れる。 彼らの目的は一体何なのか?哀ちゃんは誰に電話をかけていたのか? シリーズ最高峰のバリバリアクションが炸裂しまくりの劇場版第5弾。
もう、やりすぎです。 爆破に次ぐ爆破。ダイブに次ぐダイブ。 単純に劇場用娯楽作品として楽しかったと思います。 普段TVでやれないことをやりきったという感じです。 しかし、日テレ系アニメでこういうのやるのはルパンかシティーハンターの仕事かと 思っていましたが…。来年は一体どうなるのやら…。

名探偵コナン 時計仕掛けの摩天楼7点
謎の男からの連続予告爆弾爆破事件に、コナンが挑む。
『名探偵コナン』の劇場版の記念すべき第一作。爆破に次ぐ爆破で派手な演出。 映画でやった意味があったというもの。とりあえず蘭ちゃん最高!!ってことで。

名探偵コナン 瞳の中の暗殺者8点
次々と襲われる刑事達。何かよそよそしい目暮警部を怪しむ小五郎。 そして、犯行現場に居合わせてしまった蘭の身に危険が…。前作で美味しいところを全て キッドに持っていかれたコナンが主役の座を取り戻すために大活躍する劇場版第4弾。
キッドが出てきた前作よりはイマイチなのかなぁ、などと薄々思いながら観たのですが… メチャクチャ面白かったです。なんというか、この作品を好きな人のために作った内容だった ような気がします。冒頭の噴水のシーンですでに泣きそうになってしまいました。 とことん、蘭ちゃんと新一君のために作ったお話でしたね。 コナン頑張り過ぎやで、ホンマ…。アクションスターになれるぞ、あれなら…。 しかし、ええかげんバレたやろ、コナンの正体。記憶喪失中のこと全部忘れてしまうという設定で やって、正体バラすような話にした方がまだ良かったような…。 あと、個人的には蘭ちゃんのお母さんと佐藤刑事にも出番があったのがうれしかったです。 それから、やっぱキッドと服部君と和葉ちゃんは出てきて欲しいかなぁ、と…。

MEZZO(13話)7点
近未来の東京。危険代行業「DANGER SERVICE AGENCY」略してDSAを営む ブルース・リー好きのアクション美少女・海空来(みくら)、ツンツン頭のエンジニア・原田、 元刑事のおっさん・黒川の三人組が、「命を落としかねない依頼だけは受けない」はずなのに 何故か毎回命懸けで仕事をこなす、パンクでファンキーなアクションアニメ。
昔OVAで出てた18禁アニメ『メゾフォルテ』の続編。絵面がだいぶソフトになりましたがそれでも 濃いかもです昨今のアニメの中では。OVA観てなくても全然問題ないっていうか 基本的に一話完結モノなので心配無用。
第一話の動きが凄すぎて、その後の作画に不満が残ってしまった。 DVDで修正されるのであれば、再度観たいかも。 冴えまくる広川太一郎氏のダジャレは必聴か。 とりあえず一話だけでも観る価値はありと思われます。(2004/3/31)

妄想科学シリーズ ワンダバスタイル(全12話)7点
13歳の天才科学者、九十九科学(ツクモススム)が、化石燃料などを撒き散らさない「地球に優しい 月旅行」の実現を目指す。そしてその実験体となるのは、売れないアイドル四人組「みっくすJUICE」。 これは、宇宙にロマンを求めた少年科学者と、芸能界での生き残り・再起を目指す少女達の、汗と涙と笑いの 物語である…多分。ムッシュかまやつ作曲のOP/EDも見逃せない、ちょーアホSF萌えアニメ。
第一話のハイテンションバカっぷりで視聴者のハートをがっちりキャッチ。 中盤やや中だるみしたりシナリオ的にキャラの心理変化が「?」な部分もあったが、 最終回のハイテンションバカっぷりはやはり特筆モノだと思いました。 12話で終わらずもっとじっくりやれば伝説になりえた作品だったかもしれません。(2003/6/24)

妄想代理人(全13話)7点
人気キャラクター「マロミ」をデザインした鷲月子は、次回作のアイデアが思い浮かばず、 追い込まれていた。周囲からのプレッシャーや妬みに耐えながら日々を過ごす彼女だったが、 締め切りが明日に迫ってもアイデアは思い浮かばなかった。 その日の帰り道、彼女は金色のバットを持ち、金色のローラーブレードで滑走する少年に襲われる。 しかし証人は彼女自身唯一人。「少年バット」と呼ばれるようになった「犯人」は、人々の噂に乗って どんどんとその想像図を広げていくが、一向に正体が掴めない。 やがてルポライターの川津が彼女の狂言ではないかと探り始める。 果たして「少年バット」は実在するのか!?
今敏監督作品らしさ炸裂しまくり。終盤のわけわかんなさに着いていけるかどうかが鍵でしょうか? 序盤中盤は毎回、追い詰められていっぱいっぱいになってる人にスポットを当てて 展開する話がなかなか面白く、オムニバスとしても楽しめるのでないかと思われます。 というか本当はオムニバス作品で本筋の話なんかどうでもいいんじゃないのかと思った。 (2004/5/18)