この度今年開催されるWBCの日本代表に阪神タイガースからは中野と湯浅が選ばれました(近本、青柳は予備登録)。
今回も控え野手とブルペン要員という阪神タイガースお約束の供出ですね。


これは代表の大会(WBC、オリンピック、一応プレミアも・・・)がある度に言ってるんですが、やっぱり贔屓チームのスタメン野手がおらんと寂しいというかいるチームが羨ましいというか。
逆に投手はピンチになると吐きそうになりしんどいという・・・(笑。

というわけで振り返りましょう、阪神タイガースと日本代表。

2000年シドニーオリンピック
プロが初めて参加してよくなった大会ですが、プロアマ混合で臨むことに。
タイガースからは選出0も後に入団する沖原、赤星、コーチ陣にタイガースOBの野村収、長崎慶一が。

2004年アテネオリンピック
投手から安藤、野手で藤本が選出。
安藤は登板1試合のみも藤本は二塁レギュラーで出場。
しかしオーストラリア代表で出場したジェフ・ウィリアムスに抑えられて準決勝で敗退したことの方が語り草に。
尚、その時の先発投手オクスプリングは後にタイガースに入団。

2006年WBC
投手から久保田、球児が選出、野手は0。
久保田は出番無し、球児も調子がいまひとつで第2Rでは失点などもあり決勝Rでは出番無し。

2008年北京オリンピック
2003年に阪神タイガースを優勝に導いた星野仙一が監督を務め仙一らしい「最終的には鬼になれない」采配で負けた大会。
ヘッド兼打撃コーチはタイガースOBの田淵。
投手で球児、捕手で矢野、野手で新井(この年FAでタイガースに移籍)が出場。
この主力三名の供出がかの大逆転V逸を招くのですがそれはまた別のお話。
球児はまずまずの内容ながらも登板試合が負け試合ということも多く(まぁそもそもこの時の代表があまり強くなかったんですが)消化不良、矢野は控え保守、新井は主砲の働きとはいかず4位に終わった戦犯の一人と言っても良いかもしれない内容で残念なことに(後に故障が判明)。

2009年WBC
投手から球児、岩田が選ばれたのみ。
球児はリリーフ失敗などはなく悪くはなかったものの内容は良いとも言い切れず、そのためか準決勝以降は登板なし。岩田は大量点差とビハインドで中継ぎで2試合登板したのみ。

2013年WBC
投手から能見、野手から鳥谷。
能見さんは準決勝のプエルトリコ戦でリリーフで登板してダメ押し2ランを打たれたシーンが強過ぎて。
鳥谷は伝説の「クイックは何秒ですか?」の時でスタメン二塁という慣れないポジションをしっかりこなした。

2017年WBC
投手から藤浪が選ばれたのみかつ登板1試合だけとほぼ貢献ゼロ。

2020年東京オリンピック
投手から青柳、岩崎、捕手から梅ちゃん。
青柳は慣れない中継ぎ登板で結果残せず。一方岩崎は吐き気を催すレベルの緊迫した場面での登板を余儀なくされ結果も出しての大貢献。
梅ちゃんは控え捕手のため出番は1試合のみ。

改めて振り返ってみると、結局は阪神タイガースというチームが「素晴らしい投手陣とそこそこの野手」という構成からずっと抜け出せていないということを表しているとも言えますなぁ。
早く代表にいち早く選ばれるような野手が出てきて欲しいですなぁ。