史上稀に見る動かなさっぷりのMLBの移籍市場の影響でおそらく所属先決定が相当遅くなるであろうと思われた青木がNPBへ戻ってくるようですね。


動かない最大の原因とされるダルビッシュはもちろん、これまた後回しにされそうな上原、イチローもまだ所属先決まっておりませんが、彼らはどうなるのでしょうか。

などとMLBの移籍市場のことをここで語りたいわけではなくですね、以前、黒田が帰ってくる時に「黒田はガリクソンクラス」という表現が凄くしっくりきたので、今回の青木は誰クラスなのかを調べてみました。

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青木は今季は36歳になります。
MLBでは6年プレー。
長打は多くはないですが安定した出塁率を誇り6年通算でOPS.738、2017年もOPS.728と、打席数を無視して今季からNPBでプレーするMLB経験外国人選手で言うとロサリオ(OPS.779)モーヤ(OPS.745)アルシア(OPS.720)らの通算OPSに大きく引けを取らない選手です。
年齢面がネックなので3年10億はややお高い印象もありますが、単年で考えれば博打要素の低さから考えても良い買い物と言えるでしょう。

さて、そんな「メジャーリーガー青木」クラスの外国人助っ人って過去に誰がいたっけ?と自分の記憶を掘り起こしましたところ、下記の2名を想い出しました。
まず一人目。
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フリオ・フランコ。
フランコはNPBに二度やってきていますがこれは1995年一度目の時の直近6年の成績となっております。
36歳での来日ということで今回の青木と同じ・・・と言いたいですが実はフランコは年齢詐称の話もあり一説ではこの時で既に40歳という話もありますがまぁここはね、BRの数字を信じるってことで。
本塁打が倍近く違うのでOPSは大きく差がありますが試合数や打席数は概ねいい感じではないでしょうか。
フランコの1995年マリーンズでの成績はAVG.306、OBP.385、10HR、OPS.820。マリーンズ打線を牽引し、チームの躍進に一役買いました。青木もこれくらいは軽くやってくれそうな予感があります。

続いて二人目。
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トニー・フェルナンデス。
フェルナンデスは2000年一年だけライオンズでプレー。
同じくその直近6年の成績です。一年故障で棒に振っているので厳密には7年ですが。
来日時の年齢は38歳とやや青木とズレますが、これは青木の成績に近くない!?
フェルナンデスの2000年ライオンズでの成績は、故障もあり100試合出場に留まったもののAVG.327、OBP.418、11HR、OPS.905とかなりの好成績。青木がこれだけ打てばスワローズ打線も復活しそうですね。

というところで、青木はフリオ・フランコ、トニー・フェルナンデスクラスのメジャーリーガー、ということでどうでしょうか?

他に誰かおったっけなぁ?
アベレージタイプで30代後半に来日したバリバリのメジャーリーガーって全然記憶に無い・・・。