あけましておめでとうございます。
休み中いろいろ書こうと思っていたのですがネットで拾える情報を見ては満足してしまうという流れになってしまっておりもう自分で書くこともそんなに無いよねぇと思ったり。


金本政権は初年度4位で終わりました。
奇しくも仙一ら暗黒時代脱却後の歴代タイガース監督も皆初年度4位に終わり、そこから二年目の優勝争いへ繋げています(書いてて気付きましたが和田だけ5位スタートですね)。
そこにはいずれも補強があったのですが、今回の金本政権はそこが弱くない?というお話。

■星野政権 2002〜2003
・FA
金本
・トレード
下柳
中村
野口
吉田(シーズン中)
・MLBから復帰
伊良部
・他球団戦力外
久慈
佐久本
石毛
柴田
早川
田中
・外国人
ジェフ
ポート
リガン(シーズン中)

■岡田政権 2004~2005
・他球団外国人
シーツ
・トレード
町田(金銭)
前田(シーズン中)
・他球団戦力外
筒井

■真弓政権 2009~2010
・MLBから復帰
城島
・外国人
マートン
メッセ
フォッサム
スタン(シーズン中)
・トレード
川崎(シーズン中、金銭)

■和田政権 2012~2013
・MLBから復帰
西岡
福留
・FA補償
高宮
・トレード
高山(シーズン中)
・外国人
コンラッド
ボイヤー(シーズン中)
・ドラフト
藤浪

■金本政権 2016~2017
・FA
糸井
・外国人
メンデス
キャンベル
・他球団戦力外
柳瀬

こうして見ると、いろいろと補強して立て直したのが星野、真弓、和田政権で、唯一岡田政権だけが実質シーツ先生のみながら優勝を果たしています。
つまり今季の金本政権もメンデス、キャンベル次第では実質糸井のみの補強になる可能性がありつつも、だからと言ってダメだろう、ということにはならない・・・と言いたいところなのですが、2005年の岡田政権はシーツ先生獲得以外でもいろいろと大きな「補強」がありました。それはズバリ、コンバート、配置転換です。
この年、今岡をセカンドからサードへ、藤本をショートからセカンドへ、鳥谷をショートのレギュラーへとコンバートを実施し、投手陣ではリリーフから先発へ安藤を回し、藤川、久保田を先発からリリーフへ(ここは実は2004年の後半からやっていたのですが)配置転換するなど、チーム内で事実上の補強と言って良いような大幅なテコ入れを行っていたのです。
金本政権が岡田政権のようになるためには、これは是非とも考えていただきたいところかと思います。