先週末の甲子園のカープ戦で開幕から一回りが終了しました。


3連戦負け越しは最後のカープ戦のみ。
8勝6敗1分は期待してたよりは上、世の中の前評判(触れてませんでしたが評論家の優勝予想でタイガースはなかなかの人気)よりはやや下というところでしょうか。
攻撃力から見ますと
得点74はリーグトップ(2位はカープの72)
打率.243はリーグ4位(1位から順にカープ.280、スワローズ.271、ジャイアンツ.244)
出塁率.318はリーグ3位(1位からカープ.358、スワローズ.336)
長打率.348はリーグ4位(1位からスワローズ.410、カープ.395、ジャイアンツ.376)
と出塁率や長打率の割には得点はよく頑張っている(走塁や少ないチャンスでの集中打などでカバーできている)というところでしょうか。
ビジター球場の恩恵はあるでしょうが13本塁打はリーグトップタイでこれは素晴らしいですね(ウチ8本がゴメス、大賀の二人によるものですが)。
金本監督の「積極的に振っていけ」でどうなるかと懸念されていた四球率も9.2%でカープの9.3%に次いで2位。その分三振率も19.2%と高くてこれはスワローズ13.4、ジャイアンツ16.2、ドラゴンズ17.5に次いで4位でございます。
総合的にはゴメス、鳥谷、梅ちゃんが打率1割台なのにも関わらず攻撃面ではよく頑張っている方と言えましょうか。

防御力の方、まずは野手の守備力から。
こちらは懸念された通りUZR-9.1はリーグ最下位で5位のジャイアンツの-3.8から大きく水を空けられつつあります。無論まだ15試合で云々する指標ではないですが、恐らく内野守備が壊滅的なのはこのままではないかと思います(観てて他球団より守備範囲が狭いのは明らか・・・)。岩田のようなゴロピッチャーは今後も苦労するでしょう。

投手陣はまず
奪三振率20.7%はリーグトップ(2位はドラゴンズの18.7)
与四球率8.9%は4位(1位からベイスターズ5.9、カープ6.6、ジャイアンツ7.4)
となっており、守備力の弱さを奪三振能力で補っているものの、四球が多い点に課題が残るというところでしょうか。
また、打球の質についてはヒットにやりやすい高速度の打球を35.4%打たれておりこれはリーグ4位だそうです(1位からカープ25.1、ジャイアンツ29.1、ベイスターズ30.1)。
打球の種類についてはゴロ率44.4%はリーグ最下位でフライ率44.6%、内野フライ17%は共にリーグで2番目に多く、今のチーム事情だとこれはむしろ正解ですね。
投手陣は総合的にはよくやっている方だと思います。先発は岩貞のおかげで六番手が球児、ブルペンも榎田、歳内がそこそこやってくれてるおかげで鶴→金田と最後の1枠であるモックアップ要員のみが課題でしたが安藤が上がってきたので格好は付いたといえましょう。

采配面では野手に関してはほぼ文句無し。鳥谷のフルイニングをどうするかだけが残課題ですがね・・・。
投手については神宮の藤浪149球とマテオ61球でやらかした後は見違えるように良くなりました。あとは4/9(土)の岩貞のように育成と勝利のバランスですがここはまぁ正直正解は無く哲学の世界なのでなぁ。

後は新戦力の出来具合でも確認しようかと思いましたが長くなってしまったのでまたの機会に。
まぁまだサンプルも少ないですしね。