昨季、原ジャイアンツより多いリーグトップのQS率を記録し、援護率もジャイアンツより上、救援投手の敗戦はリーグで最も少なかったにも関わらず2位に終わった阪神タイガースを受けて、今季は投打の噛み合わせを探ろうと思い毎日チェックしていたデータをご紹介します。


各チーム失点数毎及び得点数毎の試合の割合と勝敗です。
「投手陣が抑えた試合がどれだけあて、どれだけ勝てたか」「打線が点を取った試合がどれだけあって、どれだけ勝てたか」が分かります。

T














試合内容勝率割合
7071.496100.0%
無失点151.00010.6%
1失点193.86415.6%
2失点197.73118.4%
3失点710.41212.1%
4失点以上1051.16443.3%
4得点以上4212.77838.3%
3得点1711.60719.9%
2得点717.29217.0%
1得点414.22212.8%
無得点17.00012.1%
7071.496100.0%

3失点以内56.7%(3位)、勝率.750(1位)
3失点以内の試合での勝率.750はスワローズ(.734)をも上回るリーグトップ。
9月上旬時には8割を越えており「投手陣が頑張った試合は確実に拾う」ことで首位をキープしていました。失速の原因は「3失点の試合で4点取れなくなったから」で、得点力に原因があると言えます。
尚、3失点以内の試合の割合56.7%はリーグ3位でこれも結果的にはまずまずではありますがジャイアンツより10%低いのでここもまだまだ改善の余地ありと言えましょう。

S














試合内容勝率割合
7665.539100.0%
無失点121.0008.5%
1失点163.84213.5%
2失点158.65216.3%
3失点1510.60017.7%
4失点以上1844.29044.0%
4得点以上6012.83351.1%
3得点75.5838.5%
2得点815.34816.3%
1得点125.03818.4%
無得点8.0005.7%
7665.539100.0%

3失点以内56.0%(4位)、勝率.734(2位)
3失点以内の試合はライバル球団と比べると少なかったものの、確実に勝利を拾い、更には4失点以上の試合勝率リーグトップの.290でライバル球団(G.224、T.164、C.185)に差をつけました。
投手陣(ブルペンは強力なので先発ですね)を補強すれば来季は更に勝ち星が伸びると思います。

G














試合内容勝率割合
7567.528100.0%
無失点161.00011.3%
1失点223.88017.6%
2失点1111.50015.5%
3失点1515.50021.1%
4失点以上1138.22434.5%
4得点以上4510.81838.7%
3得点1010.50014.1%
2得点1519.44123.9%
1得点513.27812.7%
無得点15.00010.6%
7567.528100.0%

3失点以内65.5%%(1位)、勝率.688(3位)
リーグ屈指の投手力で3失点以内の試合を多く創出することに成功、打線がそれにもっと応えられれば当然のようにリーグ優勝していたことでしょう。
来季に向けての補強点は明確で良いですね(マイコラスがMLB帰っちゃったら話変わりますが)。

C














試合内容勝率割合
6971.493100.0%
無失点171.00012.1%
1失点185.78316.4%
2失点1710.63019.3%
3失点712.36813.6%
4失点以上1044.18538.6%
4得点以上4216.72441.4%
3得点118.57913.6%
2得点1217.41420.7%
1得点413.23512.1%
無得点17.00012.1%
6971.493100.0%

3失点以内61.4%(2位)、勝率.686(4位)
ジャイアンツ同様、3失点以内の試合を多く創出することに成功しており、それに打線が応えれば優勝も夢ではなかったと思います。
ただ、4得点以上の試合41.4%はスワローズの51.1%に続く2位で、投打の噛み合わせが悪かったとも言えそうです。

D














試合内容勝率割合
6277.446100.0%
無失点151.00010.8%
1失点143.82412.2%
2失点165.76215.1%
3失点716.30416.5%
4失点以上1053.15945.3%
4得点以上3917.69640.3%
3得点1710.63019.4%
2得点420.16717.3%
1得点216.11112.9%
無得点14.00010.1%
6277.446100.0%

3失点以内54.7%(5位)、勝率.684(5位)
3失点以内の試合をもっと多く創出できればジャイアンツやカープと勝負できたであろうシーズンでした。ドラゴンズが投手で苦戦するシーズンが来るとはなぁ。

DB














試合内容勝率割合
6280.437100.0%
無失点51.0003.5%
1失点151.00010.6%
2失点137.65014.1%
3失点918.33319.0%
4失点以上2055.26752.8%
4得点以上4116.71940.1%
3得点1017.37019.0%
2得点819.29619.0%
1得点321.12516.9%
無得点7.0004.9%
6280.437100.0%

3失点以内47.2%(6位)、勝率.624(6位)
前半戦首位ターンも気が付けば投打に渡り最下位の結果に。
チームが好調だった時は4失点以上の試合でも5割近く勝っていて、投手陣もそこそこ3失点以内の試合を作っていて当然そこでも7割は勝っていてという、正に投打が噛み合っていた状況だったんですが。
投打共にまだまだ戦力アップが必要ですね。