決まってしまったという感が強いですが・・・。


マイアミ・マーリンズの外野はMLB屈指の有望若手トリオ。
しかもDH制のないナ・リーグなのでイチローの出番は激減すると思われます。

マーリンズの若手トリオの年度別成績。
LF クリスチャン・イエリッチ




YearAgeTmLgGPAHRSBCSBBSOBAOBPOPSDRS
201321MIANL6227341003166.288.370.766-2
201422MIANL144660921770137.284.362.76413

CF マーセル・オズナ




YearAgeTmLgGPAHRSBCSBBSOBAOBPOPSDRS
201322MIANL702913511357.265.303.693-2
201423MIANL153612233141164.269.317.77210

RF ジャンカルロ・スタントン







YearAgeTmLgGPAHRSBCSBBSOBAOBPOPSDRS
201020FLANL100396225234123.259.326.83313
201121FLANL150601345570166.262.356.8933
201222MIANL123501376246143.290.361.96910
201323MIANL116504241074140.249.365.845-7
201424MIANL1456383713194170.288.395.9507

レフトのイエリッチは2010年のドラフト1巡目。
2013年のシーズン後半にMLBデビューしそのままスタメン定着。
走攻守全て揃い選球眼も良い5ツールプレイヤー。
センターのオズナは2008年に入団。
2013年にスタントンの故障に伴いMLBデビュー。
マイナーで見せていたパワーが昨季開花。
ライトのスタントンは2007年ドラフト2巡目。
昨オフに13年総額384億円という驚異の契約を結んだことでも有名。
この人の打球はホンマにエグイので動画で確認することをおススメします(笑。
一方、我らがイチローの年度別成績。
イチロー



















YearAgeTmLgGPAABHHRSBCSBBSOBAOBPOPSDRS
200127SEAAL157738692242856143053.350.381.838
200228SEAAL157728647208831156862.321.388.813
200329SEAAL159725679212133483669.312.352.78815
200430SEAAL161762704262836114963.372.414.86930
200531SEAAL162739679206153384866.303.350.7867
200632SEAAL16175269522494524971.322.370.78611
200733SEAAL16173667823863784977.351.396.827CF 4
200834SEAAL16274968621364345165.310.361.7479
200935SEAAL146678639225112693271.352.386.8513
201036SEAAL16273268021464294586.315.359.754-1
201137SEAAL16172167718454073969.272.310.645-3
201238TOTAL16266362917892972261.283.307.69611
201238SEAAL9542340210541521740.261.288.64213
201238NYYAL67240227735145521.322.340.794-2
201339NYYAL15055552013672042663.262.297.6397
201440NYYAL14338535910211532168.284.324.6641
14 Yrs2204966389642844112487109565944.317.360.771

通算安打数2844は既に殿堂入り確実と言われておりますがやはりあと156本に迫った3000本安打は達成してほしい!
けれども上記3名の昨季欠場試合数合計が46のためイチローの出番もその程度に限られるとすると1試合4打席として全184打席で、四球無しとして3割打っても55安打にしかなりません。
これは辛い。

一方でイチローの悲願とも言えるワールドシリーズ出場そして世界一ですが、マーリンズはどうかというと昨季は77勝85敗で蚊帳の外。
ポストシーズンは2003年の世界一達成以来ご無沙汰、勝率5割も2009年が最後と長期再建モード中。
その元凶とも言えるのがMLBで最も評判の悪いオーナーことジェフリー・ローリア。
彼はかつてモントリオール・エクスポズ(現ワシントン・ナショナルズ)のオーナーを務めていましたがロクな補強もしないうちに財政難に陥り2002年に売却、その返す刀でフロリダ・マーリンズを買収して多額の利益を得ました。
マーリンズでは大型補強を行っては結果が出てもシーズンオフに、結果が出なければ7月のトレード期限前にファイヤーセールで大放出するというやり方に移籍当たり前のMLBですら注意勧告するほどのやり口で、ある意味MLBを最も体現するオーナーとも言えます(NPBに来たら面白いのに(笑)。

そういうチームだけに、控えでも結果を出してれば7月のフラッグシップディールで強いチームに行ける可能性もあるかもですが、果たしてどうなりますか・・・。