ということだそうですが。


まずここまでの経緯を纏めておくと、推測も混じりますが
1.金子千尋はポスティングでのMLB移籍をオリックスに依頼
2.しかしオリックスは断った?
3.金子、国内FA宣言行使(ポスティングしないなら国内他球団に移籍するぞという脅し?)
4.それでもオリックスは断った?
5.金子、今オフのポスティングでのMLB移籍を断念
6.金子、右肘遊離軟骨除去手術。ただし来春キャンプには間に合う予定
こういう感じ。
次回金子がFA権を取得するのは4年後となり35歳。もうMLB移籍は難しかろう、というところで金子としては
A.MLB移籍を断念する
B.早いうちにポスティングでのMLB移籍を容認してくれる球団に移籍する(もちろんオリックスがそれをOKとするなら残留もあり)
のいずれかを選択することになります。
ここで問題なのはBの選択肢で。金子はもう1年プレーすれば海外FA権を取得できたわけで、一回国内FA移籍してからポスティングでMLB移籍、となると「そもそも海外FA権て何のためにあんの?」ということになります(無論、移籍先の決定権が選手と球団どちらにあるかという違いはありますが)。
そもそもFA制度とポスティング制度に問題があるのは分かっていることなのでこれは今回の件を糧に改善していくとして、今回どう着地するのがしっくりくるんでしょうか。

個人的には金子にはMLB移籍してほしいので、やってしまったことはしょうがないから
オリックス残留→来オフにポスティングでMLB移籍
がいいかなと思うのですが。できればそれまでにFAとポスティングが見直されていればベストですがNPBにそんなスピーディな対応はできないすわね。MLBからの外圧があればいけるか?

という話とはまた別に、阪神タイガースの参戦の話もしておくと。
現状、阪神タイガースは「1年でポスティングというわけにはいかないが2、3年なら考えなくもない」みたいなこと言ってるみたいで、手術のこともあって基本的には他球団の出方を伺っているという状況でしょうか。
個人的には手を出すにはちょっと博打が過ぎるかなぁという印象ですが、成瀬・宮西の資金が余ってるとなると勝負に出ちゃうんですかねぇ。