ヘンリー理論とは言わば「理論勝率」を求める式で
得点の2乗/(得点の2乗+失点の2乗)
で求められます。
まぁ要は「得点が多くて失点が少ないチームは勝率が高い」つってるだけの式ではあるんですが、統計的に割と正確な値が出ることで有名です(接戦に強いチームだけが大きく外れる)。
というわけでこの理論を元に福留と西岡が何打点あげればタイガースの勝率はなんぼになるのか、というお遊びをやります。


2012年のタイガースの得点は411、失点は438。
このうち得点はブラゼル、金本、平野、城島の打点を引いて309に。
失点は球児の移籍や久保の配置転換などはありますがそのまま438とします。

とすると二人で130打点はあげてくれれば理論勝率は5割になります。
しかし昨季のセ二塁手の最高打点は田中浩康の40、ライトはバレンティンの81が最高で仮に西岡と福留が昨季ベストナイン選手と同等の活躍をしたとしても勝率5割にすら9打点足りません。
やはりマートンの復活、新井良太の更なる上積みが無ければ厳しそうです。マートン、良太が50打点ずつあげるだけで30打点増えます。この値はそれぞれ同じポジションのミレッジや村田程は活躍しなくても良いというレベルです。
もしこれが実現すれば理論勝率は.524。まぁ優勝は厳しそうですがそれなりの戦いはできるんじゃないでしょうか。
優勝するためには一塁でどれだけブランコに迫れるか、やけど果たして新井貴、コンラッドでどこまでやれるか・・・(もちろん失点を減らす方向でもいいわけですが)。