五十嵐がホークス入りしたことにより阪神タイガースのクローザー問題が逼迫した状況になってきました。
とは言え選択肢は現有戦力でどうにかするか助っ人補強しかありません(国内トレードで確保できるような人材はいないかと)。
そこで今回は今季の阪神タイガース投手陣で来季残留予定メンバーのK/BBランキングからクローザー候補を模索してみます。
因みにK/BBとは与四球1個当たりの奪三振数で、3.5以上なら優秀とされます。


来季阪神タイガース投手陣の2012年K/BBランキング。
K/9、BB/9も記載。データは例によってヌルデータさんより拝借。参考として球児も掲載。
























選手名K/BBK/9BB/9
藤川3.911.02.8
能見4.78.51.8
福原3.67.62.1
二神3.55.11.5
加藤3.19.43.0
秋山3.06.82.3
安藤2.85.21.8
岩田2.66.32.4
久保2.65.42.1
メッセ2.67.63.0
筒井2.48.33.4
スタン2.36.12.7
小嶋2.013.56.8
ザラテ2.09.04.5
久保田2.06.03.0
1.94.72.5
榎田1.97.94.3
藤原1.57.44.9
歳内1.55.43.6
渡辺1.15.75.3
岩本1.05.35.3
伊藤0.74.56.8

能見が4.7と球児をも上回る値。能見配置転換説が浮上するのも納得というものですが、本人が嫌がっているとのことなのでこれは無しで(勝広が説得するとか言ってますが果たして?)。
次点は福原。加藤共々今季の内容からすればこの二人を来季セットアッパー及びクローザーで起用するのは有りではありますが如何せん年齢から来季も期待していいのかどうかというところ(この二人をトレード要員に若手投手を獲ってくるくらいのことができれば・・・)。
若手では意外なことに二神、秋山が高い数値。二神はBB/9の低さがこの数値に繋がっている(4試合12回で2個)のでしょうが四球出さなくても打たれりゃ一緒やからなぁ。秋山は先発2試合8回投げての値なので参考記録か。
目下配置転換クローザー筆頭と思われる久保は2.6でこれはリーグ平均(2.3)よりやや上といったところ。まぁクローザーやれと言われればそれに合わせた投球スタイルに変更する器用さは持っていると思うので実際やれば数値はもう少し上がるでしょう。
他の先発ローテ組だと安藤、岩田、メッセ辺りも悪くはないですが先発であれだけやってるメッセはもったいないので却下でしょうか。安藤はもう先発じゃシーズンもたないことがバレたので後はリリーフで再起を期してもええかも?今季藪二世を襲名した岩田のリリーフ転向は面白いかもしれませんが先発としてのスタミナを考えるともったいない?
奪三振率の高さから期待される筒井、小嶋はやはり四球の多さがネックであることが分かります。

一応二軍選手も。二軍選手のデータはプロ野球データFreakさんを参考にしました。









選手名K/BBK/9BB/9
川崎5.88.91.6
松田4.06.81.7
白仁田2.55.12.0
清原2.45.02.1
西村2.26.83.1
伊藤1.97.43.8
玉置1.15.14.7

二軍だと正直奪三振はあまりアテにならないと思うのでBB/9の低さで考えたい気がします。
トップの川崎はスルーして(笑、最近スポーツ紙で話題の松田は確かに面白い存在かもしれません。

とりあえず今回の結論としては福原、松田辺りでどうかしら?というところでしょうか。
後は安藤、二神、川崎辺りがやれるか試してみるのも有りかと。
そして久保も悪くはないと。