12/08/28(火): 星野仙一移籍大全
ネタ: 阪神タイガース・野球
投稿者: tetsu
よっちんリクエストにお応えして久々に一日二本立て。
しかし凄い件数。さすがです。これはファンも楽しいよ。
<ドラゴンズ編>
■86-87
・獲得
落合(トレード:O)
村井(トレード:L)
川本(トレード:L)
岩本(トレード:B)
蓬来(金銭:L)
森口(解雇:H)
小嶋(解雇:B)
西井(解雇:O)
・放出
牛島(トレード:O)
上川(トレード:O)
桑田(トレード:O)
平沼(トレード:O)
栗岡(トレード:L)
内田(トレード:B)
40歳で初の監督就任。初年から大きく動き、伝説の1-4落合獲得トレードを実施。レギュラーの上川とクローザーの牛島、先発ローテ一角の桑田、主力中継ぎの平沼を放出しての獲得でこれはNPBではなかなかない思い切ったトレードでした。またこういうの見たいですね。落合以外にもトレード、選手放出無しの獲得(金銭トレード、解雇選手の獲得)などを行いましたがこの辺はいまひとつの結果でした。
それでも前年度5位からチームを大きく引き上げ2位に。
判定:○
■87-88
・獲得
小野(トレード:L)
田中富(トレード:F)
大宮(トレード:F)
仲根(トレード:Bu)
仁村薫(解雇:G)
・放出
平野(トレード:L)
大島(トレード:F)
曽田(トレード:F)
尾上(トレード:Bu)
島田(トレード:Bu)
#ブライアント(金銭:Bu)
前年の落合獲りでの上川、牛島放出に続きこの年は平野、大島とまたまたレギュラーを放出。しかも獲得した選手がそこまでたいした実績がなく当初「?」と思われていたものの、蓋を開けてみれば小野が18勝で優勝に貢献(小野が二桁勝利したのはこの年のみ)。平野もその後、森ライオンズ黄金期を支える一人として長らく活躍し、素晴らしいトレードとなりました。大島の放出は立浪をドラフトで獲得したことによる玉突きコンバートで余剰戦力となったからでありこの辺に仙一の美学が垣間見えます。
おまけですが、ゲーリー、郭源治の存在により使いどころが無かったブライアントをバファローズに売っ払ったらまさかの大活躍をした、ということがありました。
判定:○
■88-89
・獲得
西本(トレード:G)
加茂川(トレード:G)
中村(トレード:H)
白井(トレード:H)
・放出
中尾(トレード:G)
江本(トレード:H)
西村(トレード:H)
優勝に甘んじることなく、西本獲りへ。前年まだ中村武志とスタメンの座を争っていた中尾を思い切って放出し獲得に成功、西本は前年4勝から20勝へと大復活を遂げますが他が続かずこの年は3位に。
判定:○
■89-90
・獲得
田中幸(トレード:F)
早川(トレード:F)
木田(トレード:W)
北野(トレード:W)
小川(トレード:L)
広橋(トレード:L)
北村(トレード:L)
山中(トレード:H)
山内和(トレード:H)
・放出
藤王(トレード:F)
小松崎(トレード:F)
加茂川(トレード:W)
片岡(トレード:W)
大宮(トレード:L)
宮下(トレード:L)
鈴木康(トレード:L)
斉藤(トレード:H)
杉本(トレード:H)
高島(トレード:H)
優勝から3位へ転落したことに危機感を持ってかこの年も大量トレードを実施しますがこれが軒並み不発に。贔屓目に見ても山中、山内のホークス勢がそこそこ戦力になった(山内は敗戦処理みたいな感じでしたが・・・)程度で4位に。放出した選手もほとんど活躍せず結果的にはほぼ無風で終わってしまいました。因みにホエールズから獲得した北野は4年後の94年から貴重なワンポイント左腕として97年まで4年間活躍します。
判定:△
■90-91
・獲得
小松崎(トレード:F)
岡田(トレード:Bu)
長嶋(トレード:C)
小早川(トレード:H)
南牟礼(トレード:B)
石本(金銭:Bu)
・放出
斎藤(トレード:F)
小川(トレード:Bu)
音(トレード:C)
山田(トレード:C)
広橋(トレード:H)
川畑(トレード:B)
星野ドラゴンズ第一期ラストイヤー。前年度4位だった割に大きめのトレードは長嶋清幸の獲得のみ(この時の音とのトレードは所謂期限付きトレード=レンタル移籍でした)。理由は大豊、種田、今中、山本昌と若手の成長に手応えがあったためと思われますがそんな折に彦野が開幕早々故障で離脱。しかしその穴を長嶋、南牟礼ら補強組がしっかり埋めるという素晴らしい展開でこの年は最後までカープと優勝争いを演じました。最終的にはカープにうっちゃられ2位に終わり、仙一は勇退しますが。
因みにこの年、MLBのルール5ドラフト的な「埋もれる逸材の活性化を謳ったセレクション会議」なるものが行われたことを今初めて知りました(小松崎、長嶋はそれによる獲得らしい)。こういうのもっとやるべきやのになんでやらへんねやろ?
判定:○
■95-96
・獲得
村田(トレード:L)
山野(トレード:L)
前田(トレード:M)
平沼(トレード:M)
樋口(トレード:M)
内藤(トレード:M)
森(トレード:M)
嶋田(トレード:Bu)
愛甲(無償:M)
川畑(解雇:Bw)
・放出
前原(トレード:L)
清水(トレード:L)
仁村(トレード:M)
酒井(トレード:M)
山本保(トレード:M)
与田(トレード:M)
吉鶴(トレード:M)
北村(トレード:Bu)
星野ドラゴンズ第二章初年。前年タイガースとの最下位争いを繰り広げてしまう失態を演じたこともあり、いきなり大トレード実施。清水、仁村、前原、酒井と一軍クラスの選手を惜しげもなく放出し村田、前田らかつてのエース級を獲得。しかし結果的には前田が7勝を挙げた以外はこの大量トレードも不発に終わりました。しかしチームは六番武司七番大豊の反則打線で二位躍進。
判定:△
■96-97
・獲得
有働(解雇:YB)
光山(金銭:Bu)
小野(トレード:L)
・放出
金村(トレード:L)
ナゴド初年。様子見だったのかほとんど動き無し。獲得選手は全く活躍せず、放出した金村がライオンズの優勝に貢献する働き。とは言え金村が残留していればどうにかなったレベルでもなくタイガースより下の最下位に。
判定:×
■97-98
・獲得
久慈(トレード:T)
関川(トレード:T)
南淵(トレード:M)
岸川(トレード:M)
仁平(無償:C)
猪俣(解雇:T)
安田(解雇:F)
・放出
大豊(トレード:T)
矢野(トレード:T)
樋口(トレード:M)
小島(トレード:M)
ナゴド初年でスピードと守りの野球への転換の必要性を感じたことがハッキリと分かる大豊・矢野←→久慈・関川のトレード。短期ではドラゴンズが大勝ちし、長期ではタイガースも大きな利益を得たという素晴らしいトレードでした。チームは2位躍進。
判定:○
■98-99
・獲得
武田(FA:H)
吉原(トレード:G)
河野(トレード:H)
山田喜(金銭:C)
島崎(金銭:F)
東瀬(解雇:C)
・放出
光山(トレード:G)
鳥越(トレード:H)
佐藤秀(金銭:L)
昨季ベイスターズに競り負けた悔しさを晴らすべく、FAで武田を獲得。ファイターズの中継ぎエースだった島崎や一時期ジャイアンツの正捕手になりかけた吉原など名のある選手を他にも獲得するがぱっとせず。しかし昨季2位のチームには武田の加入だけで充分。かくてドラゴンズは11年ぶりの優勝を果たすのでした。
しかしここのトレードも福留の加入で鳥越、川上憲伸がローテに定着したことで佐藤秀を放出するという「余剰戦力は放出する」の法則をしっかりと実践する仙一の矜持が垣間見えます。
判定:○
■99-00
・獲得
小池(トレード:Bu)
佐野(トレード:Bu)
善村(トレード:Bu)
鈴木平(トレード:Bw)
・放出
門倉(トレード:Bu)
古池(トレード:Bu)
東瀬(トレード:Bu)
岸川(トレード:Bw)
河野(トレード:Bw)
日本一を逃したドラゴンズは更に戦力補強を進めこのオフも大型トレードを実施。小池、佐野、鈴木平と実績ある投手を補強するが小池がやや働いた以外は不発に。それでもメルビン・バンチの活躍もありなんとか2位に踏み止まった。
判定:×
■00-01
・獲得
川崎(FA:S)
紀藤(トレード:C)
柳沢(トレード:Bw)
前田(米出戻り)
・放出
鶴田(トレード:C)
吉原(トレード:Bw)
星野ドラゴンズ第二期ラストイヤー。川崎をFAで獲得しただけで十二分な補強かと思われたが肩痛に悩まされ登板無し。力が落ちてきていた紀藤もあまり活躍できず(2003年には復活して7勝しますが)5位に転落。
判定:×
<タイガース編>
■01-02
・獲得
斉藤(トレード:Bw)
横田(解雇:M)
川俣(解雇:M)
原田(解雇:F)
アリアス(強奪:Bw)
片岡(FA:F)
・放出
塩谷(トレード:Bw)
※以上、野村政権下
・獲得
橋本(トレード:L)
・放出
エバンス(トレード:L)
タイガース一年目。ただこの年は就任が12月だったこともあり補強は事実上野村政権下で行われており、仙一はシーズン中のエバンス←→橋本を実施したのみ。エバンスは完全に余剰戦力だったため放出はやむなしでしたがライオンズで15本塁打とそれなりに活躍。一方橋本は全く働かず。タイガースは開幕7連勝を飾るも結局借金4の4位でシーズン終了。
判定:△
■02-03
・獲得
金本(FA:C)
下柳(トレード:F)
中村豊(トレード:F)
野口(トレード:F)
佐久本(トレード:H)
吉田篤(トレード:M)
伊良部(米出戻り)
久慈(解雇:D)
石毛(解雇:Bu)
柴田(解雇:F)
田中聡(解雇:F)
早川(解雇:M)
・放出
坪井(トレード:F)
山田(トレード:F)
伊達(トレード:F)
松田(トレード:H)
橋本(トレード:M)
#バルデス(中古:D)
星野タイガース二年目。FAで金本、米出戻りの伊良部を獲得。これで充分かと思いきや手を緩めずファイターズと3-3トレードを実施。下さん、中村豊、野口は03年、05年の二度の優勝に貢献する素晴らしい働き。一方、放出した坪井、山田、伊達もファイターズでそこそこ活躍し、ええトレードになりました。この年タイガースは18年ぶり優勝を果たしました。
あ、解雇拾い組の早川がシーズン終盤にぽっと出てきて3本塁打したのも忘れちゃいけませんね。
クローザーとしてそこそこ成果を挙げたバルデスを解雇してジェフ・ウィリアムスを獲得したりとかなかなか思い切ったことをしたこともメモしておきます。
判定:○
<イーグルス編>
■10-11
・獲得
岩村(米出戻り)
松井稼(米出戻り)
岡本(韓国出戻り)
佐藤充(解雇:D)
・放出
渡辺直(金銭:YB)
中村紀(解雇:YB)
イーグルス一年目。岩村、松井稼頭央のMLB出戻り二枚を補強し余剰戦力となる(予定だった)渡辺直人と中村ノリを放出。しかし岩村も松井稼頭央もあまりぱっとせず、今季に至ってはノリの方が圧倒的に活躍しているし今の成績じゃ渡辺直人の方がよっぽど使えるというオチに。
判定:×
■11-12
・獲得
上園(トレード:T)
橋本(トレード:S)
藤田(トレード:DB)
小斉(金銭:H)
川島亮(金銭:S)
小山(金銭:D)
フェルナンデス(強奪:L)
下柳(解雇:T)
加藤(解雇:Bu)
・放出
松崎(トレード:T)
楠城(トレード:S)
内村(トレード:DB)
山崎(解雇:D)
イーグルス二年目。積極的に動きはしましたが割と再生工場狙いで今のところ加藤以外は不発。このオフは大きな動きを期待したいところ。
判定:?
合計:7勝4敗3分
さすがの勝率ですなぁ。優勝の前に必ず大きな動きをしてる。これはMLBでは当然のことやしNPBでももっとあって然るべき。
そして何よりこのリストを見るだけでもいろいろ語れる、それだけでも仙一の功績は大きいと思う。
しかし凄い件数。さすがです。これはファンも楽しいよ。
<ドラゴンズ編>
■86-87
・獲得
落合(トレード:O)
村井(トレード:L)
川本(トレード:L)
岩本(トレード:B)
蓬来(金銭:L)
森口(解雇:H)
小嶋(解雇:B)
西井(解雇:O)
・放出
牛島(トレード:O)
上川(トレード:O)
桑田(トレード:O)
平沼(トレード:O)
栗岡(トレード:L)
内田(トレード:B)
40歳で初の監督就任。初年から大きく動き、伝説の1-4落合獲得トレードを実施。レギュラーの上川とクローザーの牛島、先発ローテ一角の桑田、主力中継ぎの平沼を放出しての獲得でこれはNPBではなかなかない思い切ったトレードでした。またこういうの見たいですね。落合以外にもトレード、選手放出無しの獲得(金銭トレード、解雇選手の獲得)などを行いましたがこの辺はいまひとつの結果でした。
それでも前年度5位からチームを大きく引き上げ2位に。
判定:○
■87-88
・獲得
小野(トレード:L)
田中富(トレード:F)
大宮(トレード:F)
仲根(トレード:Bu)
仁村薫(解雇:G)
・放出
平野(トレード:L)
大島(トレード:F)
曽田(トレード:F)
尾上(トレード:Bu)
島田(トレード:Bu)
#ブライアント(金銭:Bu)
前年の落合獲りでの上川、牛島放出に続きこの年は平野、大島とまたまたレギュラーを放出。しかも獲得した選手がそこまでたいした実績がなく当初「?」と思われていたものの、蓋を開けてみれば小野が18勝で優勝に貢献(小野が二桁勝利したのはこの年のみ)。平野もその後、森ライオンズ黄金期を支える一人として長らく活躍し、素晴らしいトレードとなりました。大島の放出は立浪をドラフトで獲得したことによる玉突きコンバートで余剰戦力となったからでありこの辺に仙一の美学が垣間見えます。
おまけですが、ゲーリー、郭源治の存在により使いどころが無かったブライアントをバファローズに売っ払ったらまさかの大活躍をした、ということがありました。
判定:○
■88-89
・獲得
西本(トレード:G)
加茂川(トレード:G)
中村(トレード:H)
白井(トレード:H)
・放出
中尾(トレード:G)
江本(トレード:H)
西村(トレード:H)
優勝に甘んじることなく、西本獲りへ。前年まだ中村武志とスタメンの座を争っていた中尾を思い切って放出し獲得に成功、西本は前年4勝から20勝へと大復活を遂げますが他が続かずこの年は3位に。
判定:○
■89-90
・獲得
田中幸(トレード:F)
早川(トレード:F)
木田(トレード:W)
北野(トレード:W)
小川(トレード:L)
広橋(トレード:L)
北村(トレード:L)
山中(トレード:H)
山内和(トレード:H)
・放出
藤王(トレード:F)
小松崎(トレード:F)
加茂川(トレード:W)
片岡(トレード:W)
大宮(トレード:L)
宮下(トレード:L)
鈴木康(トレード:L)
斉藤(トレード:H)
杉本(トレード:H)
高島(トレード:H)
優勝から3位へ転落したことに危機感を持ってかこの年も大量トレードを実施しますがこれが軒並み不発に。贔屓目に見ても山中、山内のホークス勢がそこそこ戦力になった(山内は敗戦処理みたいな感じでしたが・・・)程度で4位に。放出した選手もほとんど活躍せず結果的にはほぼ無風で終わってしまいました。因みにホエールズから獲得した北野は4年後の94年から貴重なワンポイント左腕として97年まで4年間活躍します。
判定:△
■90-91
・獲得
小松崎(トレード:F)
岡田(トレード:Bu)
長嶋(トレード:C)
小早川(トレード:H)
南牟礼(トレード:B)
石本(金銭:Bu)
・放出
斎藤(トレード:F)
小川(トレード:Bu)
音(トレード:C)
山田(トレード:C)
広橋(トレード:H)
川畑(トレード:B)
星野ドラゴンズ第一期ラストイヤー。前年度4位だった割に大きめのトレードは長嶋清幸の獲得のみ(この時の音とのトレードは所謂期限付きトレード=レンタル移籍でした)。理由は大豊、種田、今中、山本昌と若手の成長に手応えがあったためと思われますがそんな折に彦野が開幕早々故障で離脱。しかしその穴を長嶋、南牟礼ら補強組がしっかり埋めるという素晴らしい展開でこの年は最後までカープと優勝争いを演じました。最終的にはカープにうっちゃられ2位に終わり、仙一は勇退しますが。
因みにこの年、MLBのルール5ドラフト的な「埋もれる逸材の活性化を謳ったセレクション会議」なるものが行われたことを今初めて知りました(小松崎、長嶋はそれによる獲得らしい)。こういうのもっとやるべきやのになんでやらへんねやろ?
判定:○
■95-96
・獲得
村田(トレード:L)
山野(トレード:L)
前田(トレード:M)
平沼(トレード:M)
樋口(トレード:M)
内藤(トレード:M)
森(トレード:M)
嶋田(トレード:Bu)
愛甲(無償:M)
川畑(解雇:Bw)
・放出
前原(トレード:L)
清水(トレード:L)
仁村(トレード:M)
酒井(トレード:M)
山本保(トレード:M)
与田(トレード:M)
吉鶴(トレード:M)
北村(トレード:Bu)
星野ドラゴンズ第二章初年。前年タイガースとの最下位争いを繰り広げてしまう失態を演じたこともあり、いきなり大トレード実施。清水、仁村、前原、酒井と一軍クラスの選手を惜しげもなく放出し村田、前田らかつてのエース級を獲得。しかし結果的には前田が7勝を挙げた以外はこの大量トレードも不発に終わりました。しかしチームは六番武司七番大豊の反則打線で二位躍進。
判定:△
■96-97
・獲得
有働(解雇:YB)
光山(金銭:Bu)
小野(トレード:L)
・放出
金村(トレード:L)
ナゴド初年。様子見だったのかほとんど動き無し。獲得選手は全く活躍せず、放出した金村がライオンズの優勝に貢献する働き。とは言え金村が残留していればどうにかなったレベルでもなくタイガースより下の最下位に。
判定:×
■97-98
・獲得
久慈(トレード:T)
関川(トレード:T)
南淵(トレード:M)
岸川(トレード:M)
仁平(無償:C)
猪俣(解雇:T)
安田(解雇:F)
・放出
大豊(トレード:T)
矢野(トレード:T)
樋口(トレード:M)
小島(トレード:M)
ナゴド初年でスピードと守りの野球への転換の必要性を感じたことがハッキリと分かる大豊・矢野←→久慈・関川のトレード。短期ではドラゴンズが大勝ちし、長期ではタイガースも大きな利益を得たという素晴らしいトレードでした。チームは2位躍進。
判定:○
■98-99
・獲得
武田(FA:H)
吉原(トレード:G)
河野(トレード:H)
山田喜(金銭:C)
島崎(金銭:F)
東瀬(解雇:C)
・放出
光山(トレード:G)
鳥越(トレード:H)
佐藤秀(金銭:L)
昨季ベイスターズに競り負けた悔しさを晴らすべく、FAで武田を獲得。ファイターズの中継ぎエースだった島崎や一時期ジャイアンツの正捕手になりかけた吉原など名のある選手を他にも獲得するがぱっとせず。しかし昨季2位のチームには武田の加入だけで充分。かくてドラゴンズは11年ぶりの優勝を果たすのでした。
しかしここのトレードも福留の加入で鳥越、川上憲伸がローテに定着したことで佐藤秀を放出するという「余剰戦力は放出する」の法則をしっかりと実践する仙一の矜持が垣間見えます。
判定:○
■99-00
・獲得
小池(トレード:Bu)
佐野(トレード:Bu)
善村(トレード:Bu)
鈴木平(トレード:Bw)
・放出
門倉(トレード:Bu)
古池(トレード:Bu)
東瀬(トレード:Bu)
岸川(トレード:Bw)
河野(トレード:Bw)
日本一を逃したドラゴンズは更に戦力補強を進めこのオフも大型トレードを実施。小池、佐野、鈴木平と実績ある投手を補強するが小池がやや働いた以外は不発に。それでもメルビン・バンチの活躍もありなんとか2位に踏み止まった。
判定:×
■00-01
・獲得
川崎(FA:S)
紀藤(トレード:C)
柳沢(トレード:Bw)
前田(米出戻り)
・放出
鶴田(トレード:C)
吉原(トレード:Bw)
星野ドラゴンズ第二期ラストイヤー。川崎をFAで獲得しただけで十二分な補強かと思われたが肩痛に悩まされ登板無し。力が落ちてきていた紀藤もあまり活躍できず(2003年には復活して7勝しますが)5位に転落。
判定:×
<タイガース編>
■01-02
・獲得
斉藤(トレード:Bw)
横田(解雇:M)
川俣(解雇:M)
原田(解雇:F)
アリアス(強奪:Bw)
片岡(FA:F)
・放出
塩谷(トレード:Bw)
※以上、野村政権下
・獲得
橋本(トレード:L)
・放出
エバンス(トレード:L)
タイガース一年目。ただこの年は就任が12月だったこともあり補強は事実上野村政権下で行われており、仙一はシーズン中のエバンス←→橋本を実施したのみ。エバンスは完全に余剰戦力だったため放出はやむなしでしたがライオンズで15本塁打とそれなりに活躍。一方橋本は全く働かず。タイガースは開幕7連勝を飾るも結局借金4の4位でシーズン終了。
判定:△
■02-03
・獲得
金本(FA:C)
下柳(トレード:F)
中村豊(トレード:F)
野口(トレード:F)
佐久本(トレード:H)
吉田篤(トレード:M)
伊良部(米出戻り)
久慈(解雇:D)
石毛(解雇:Bu)
柴田(解雇:F)
田中聡(解雇:F)
早川(解雇:M)
・放出
坪井(トレード:F)
山田(トレード:F)
伊達(トレード:F)
松田(トレード:H)
橋本(トレード:M)
#バルデス(中古:D)
星野タイガース二年目。FAで金本、米出戻りの伊良部を獲得。これで充分かと思いきや手を緩めずファイターズと3-3トレードを実施。下さん、中村豊、野口は03年、05年の二度の優勝に貢献する素晴らしい働き。一方、放出した坪井、山田、伊達もファイターズでそこそこ活躍し、ええトレードになりました。この年タイガースは18年ぶり優勝を果たしました。
あ、解雇拾い組の早川がシーズン終盤にぽっと出てきて3本塁打したのも忘れちゃいけませんね。
クローザーとしてそこそこ成果を挙げたバルデスを解雇してジェフ・ウィリアムスを獲得したりとかなかなか思い切ったことをしたこともメモしておきます。
判定:○
<イーグルス編>
■10-11
・獲得
岩村(米出戻り)
松井稼(米出戻り)
岡本(韓国出戻り)
佐藤充(解雇:D)
・放出
渡辺直(金銭:YB)
中村紀(解雇:YB)
イーグルス一年目。岩村、松井稼頭央のMLB出戻り二枚を補強し余剰戦力となる(予定だった)渡辺直人と中村ノリを放出。しかし岩村も松井稼頭央もあまりぱっとせず、今季に至ってはノリの方が圧倒的に活躍しているし今の成績じゃ渡辺直人の方がよっぽど使えるというオチに。
判定:×
■11-12
・獲得
上園(トレード:T)
橋本(トレード:S)
藤田(トレード:DB)
小斉(金銭:H)
川島亮(金銭:S)
小山(金銭:D)
フェルナンデス(強奪:L)
下柳(解雇:T)
加藤(解雇:Bu)
・放出
松崎(トレード:T)
楠城(トレード:S)
内村(トレード:DB)
山崎(解雇:D)
イーグルス二年目。積極的に動きはしましたが割と再生工場狙いで今のところ加藤以外は不発。このオフは大きな動きを期待したいところ。
判定:?
合計:7勝4敗3分
さすがの勝率ですなぁ。優勝の前に必ず大きな動きをしてる。これはMLBでは当然のことやしNPBでももっとあって然るべき。
そして何よりこのリストを見るだけでもいろいろ語れる、それだけでも仙一の功績は大きいと思う。
馬場 wrote:
獲得も放出もよく考えてる!
獲得する事で弱点を補う。
放出する事で若手が育つ。
西本獲りはよく考えると凄いねぇ!
ライバルチームの元エースでしょ!
下柳&中村&野口は凄いの一言!
イーグルスではパッとしてないけど、
若手選手が育ってるしね。
岩村や草野や高須をどうするのか?
是非とも日本一の胴上げをさせてあげたい!
今年もチャンスあるけど
来年が勝負なんかなぁ・・・