球宴休み企画第一弾(笑。

今季、阪神タイガースは二年連続Bクラスの危機に瀕しています。
もしそうなればこれは暗黒時代を脱してからは初めてのこと。逆に言えば再び暗黒時代の扉が開きつつあるとも言えます。
80年代後半から始まった阪神タイガース暗黒時代。果たして今はあの頃で言うとどの位置になるのか・・・そこから暗黒時代へ再突入することを避けられれば・・・ということをぼんやりと考えてみました。


阪神タイガースの暗黒時代は92年を境に「第一期」「第二期」に分けられます。

第一期は85年の日本一メンバーがどんどん衰え、消えていく中、若手起用へ数年越しでシフトしていった時期です。特に若虎少年隊などに代表される村山監督の若手積極起用は自分がタイガースをずっと見てきて他の監督が誰も成し得なかった「偉業」だったと思います(後に亀新フィーバーを呼ぶ亀山、新庄も一瞬ですが起用したことがありました)。村山さんなら今のタイガースをどう語ってくれるのか。興味がありますが既に故人となられその希望は叶いません。中村政権も投手陣に関しては若手を積極起用し、92年の一斉開花へと繋がっていきます。

第二期は92年の亀新フィーバーの後、戦力補強、選手起用などの失敗を繰り返していくうちにどんどんドツボにハマっていった時期です。そう、野田←→松永トレードが全ての始まりでした。以後、助っ人もFAも獲得した選手は期待に応えられず、若手もちょっと活躍した後は中途半端な成績に陥る選手が大量生産され、放出した選手は他球団で花開くのに交換で獲得した選手はいまひとつという悪循環が続きます。結局「本当のチーム再建」は新庄剛志のメジャー移籍により若手積極起用を余儀なくされた2001年、野村政権三年目になって「ようやく始まった」と言えるかもしれません。

こう書いてみると2011年、2012年のタイガースは第一期の状況に近いかもしれません。ジョーとコバヒロで第二期の補強失敗続きの雰囲気もありますがそれは置いておくとして。ということでまずは「亀新フィーバー」目指すことになりますか。亀ちゃんになれそうな選手はおるけど、新庄になれそうな選手がおらんなぁ。打力だけなら中谷、森田辺りか?
何にせよ、和田監督にはできれば当時のように「徐々に若手にシフトしていく」のではなく、一気に切り替えてもらいたいところです。あと5年も世間は待ってくれませんぜ。