各地区お勉強もこれで最後。日本人選手が多いアメリカンリーグ西地区。

■テキサス・レンジャーズ
2012年からダルビッシュが所属するチーム。建山、上原もいますが、元カープのコルビー・ルイスも先発ローテでバリバリ活躍中。過去にも多数の日本人選手が在籍。球団社長はかのノーラン・ライアン。現在二年連続リーグ優勝中も世界一は無し。
2011年はチーム打率.283(リーグ1位)本塁打210(2位)と脅威の破壊力を持つ打線に支えられチーム防御率3.79(5位)の投手陣は先発五枚全員が13勝以上&規定投球回クリアという素晴らしい安定感のチーム。エースのC・J・ウィルソンがエンゼルスへ移籍しますがその穴をダルビッシュが埋められるか?

■ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム
かつて長谷川(アナハイム・エンゼルス時代)、松井が在籍していたことで日本でも有名なチーム。現在は高橋尚成が所属。
2011年はチーム防御率3.57(1位)ながら打線は打率.253(7位)本塁打155(8位)とレンジャーズに遠く及ばず地区優勝には届かず。
しかし今年は巨砲プホルスとライバルレンジャーズのエースC・J・ウィルソンが加入。面白くなりそうです。

■オークランド・アスレチックス
藪、岩村が以前在籍。松井は2011年にプレーしたがおそらく移籍。『マネーボール』で有名なチーム。2000年代終盤から『マネーボール』理論を他球団も使い始めた影響で低迷中。
低迷の要因は何と言っても貧打。チーム防御率は3.71(3位)ながら打率.244(12位)本塁打112(12位)ととにかく打てない。打率の割に出塁率が高い選手は相変わらず多いようですが元の打率が低いためなかなか出塁率も高くはならないようです。
オフには既に多数の選手を放出。ビリー・ビーンGMの新たな手に注目が集まります。

■シアトル・マリナーズ
イチローが所属するチームとして日本でも超有名。過去には佐々木、長谷川ら多数の日本人選手も在籍。2012年は岩隈が加入。マイナーには川崎も。現在二年連続最下位。
チーム打率.233(14位)、本塁打109(13位)と絶望的な貧打。2010年、13勝12敗ながら投球内容が評価されサイ・ヤング賞を受賞したヘルナンデスと昨年デビューし活躍したピネダ擁する投手陣は防御率3.90(6位)とそこそこ。ここに岩隈が加わります。と思ったらピネダはヤンキースへトレード・・・うーん日本では考えられないなぁ。打線は若手を積極起用しているようなのでそこの成長次第か。川崎もメジャー昇格してちょっとでも貧打解消に貢献できればいいのですが。