今回からアメリカンリーグへ。こちらの方が日本人選手が多いのかな?
まずは激戦区東地区。


■ニューヨーク・ヤンキース
日本でも有名なスター軍団。伊良部、松井、井川らが以前に所属。今年はマイナーに岡島が所属する。2011年は2年ぶり地区優勝を果たすも地区シリーズでタイガースに敗退。
ジーター、アレックス・ロドリゲスといったスター選手に陰りが見える中、若手育成と補強を巧く合わせて戦った模様。メディアがよく比較するNPBの読売ジャイアンツも同時期に同じことを行なっていたという点は興味深いですね。読売ジャイアンツはもう諦めてしまったかもしれませんが。チャベス、スウィッシャーら『マネーボール』でアスレチックスに登場する選手も在籍。MLB記録の600セーブを達成したマリアノ・リベラも建材。観ていて飽きない布陣でしょう。
因みに全然知らなかったですが2011年はカーライルが数試合登板していたらしいです。

■タンパベイ・レイズ
野茂、岩村が以前所属。1998年創立。その後10年近く低迷するもチーム名をデビルレイズからレイズに変更した2008年にいきなりリーグ優勝。岩村も活躍していたので覚えている人も多いのではないでしょうか。その後も優勝争い常連でヤンキースやレッドソックスと凌ぎを削っています。
2011年はワイルドカードでポストシーズンに進出するも地区シリーズでレンジャースに敗退。打線は打率.244(リーグ12位)ながら本塁打176(6位)と長打力はそれなり。投手陣は防御率3.58(2位)と安定感抜群で先発五枚全員が二桁勝利。新興チームかつ長期低迷時代のドラフトの恩恵で全体的に若い選手が多くまだまだ伸び代がありそうです。

■ボストン・レッドソックス
ヤンキースと並ぶMLBの名門でこちらも日本で有名なチーム。過去多数の日本人選手が在籍。現在は松坂、田澤が在籍。今年からボビー・バレンタインが監督に。『マネーボール』で「四球の神」と称されるユーキリスも在籍。ナックルボーラーで有名なウェークフィールドもいますが引退の可能性も?
有名な「バンビーノの呪い」は2004年に解け2007年にも世界一になりましたが2011年はとても気不味い失速でワイルドカードすら逃しました。失速の原因は防御率4.20(9位)の投手陣にあるようです。打線は2010年オフのなりふりかまわぬ補強が功を奏し打率.280(2位)本塁打203(3位)と圧倒的破壊力を誇りましたが投手陣はほとんど補強せず。あー確かにヤンキースが読売ジャイアンツならレッドソックスは阪神タイガースと言われるのがよく分かる気がしなくもない・・・。

■トロント・ブルージェイズ
94年のスト以降、上位進出できなくなっているチーム。かつてマイケル中村が所属。
2011年、打線は二年連続本塁打王のバティスタを筆頭にチーム本塁打186(5位)を誇るが打率は.249(10位)といまひとつ。投手陣はエースのロメロ以外はぱっとせず防御率4.32(11位)。勝率5割でしたが次のオリオールズ次第では最下位に沈む可能性も?

■ボルチモア・オリオールズ
2011年途中まで上原が所属。今年は和田、チェンが入団する。連続出場のカル・リプケンは日本でも有名ですね。90年代終盤から長期低迷中。
打線は打率.257(6位)本塁打191(4位)とそれなりの破壊力ですが投手陣は防御率4.89(14位)、規定投球回到達者は一人だけとなかなか厳しい状況。和田、チェンの活躍に期待がかかります。