今回はナショナル・リーグ中地区。


■ミルウォーキー・ブリュワーズ
かつて多くの日本人選手が在籍し、2011年も斎藤隆が活躍。2012年は青木が所属するかもしれないチーム。スワローズにいたデラクルスも在籍。
2011年はスタメンのほとんどが二桁本塁打という強打のチームですが親子二代のスラッガー、主砲プリンス・フィルダーは残念ながら移籍してしまいます。投手陣は先発五枚全員が二桁勝利を挙げるなどかなりの陣容。
プリンスの穴は気になりますが2012年も優勝候補ではあるのでしょう。

■セントルイス・カージナルス
かつて田口が所属。勇退した名将トニー・ラルーサは日本でも有名か。
2011年はワイルドカードから世界一。打線は主砲プホルスを中心にリーグ1位の打率を誇るがそのプホルスは移籍濃厚。投手陣はこれといった存在はいないが打線の援護もあり成績はそれなりに安定。
世界一になったのも頷ける陣容ですが2012年はプホルスの穴をどうするかがポイントになりそうですね。

■シンシナティ・レッズ
日本人選手が所属したことがないが、第二回WBCキューバ代表で160キロ左腕として話題になったチャップマンが所属するチーム。
2010年地区優勝を果たすも2011年は低迷。野手に故障が相次ぎ投手陣は軒並み不振だったのが原因の模様。
地区優勝を果たした一昨年からそれほど顔触れは変わっておらず、全体的に若いチームなのでなんとかなりそうな気はしますが。

■ピッツバーグ・パイレーツ
かつて岩村、桑田が所属。2012年はマイナーに五十嵐が所属。阪神タイガースでプレーしたクリス・リーソップが2011年に76試合を投げるなど活躍。現在19年連続負け越し中と厳しいチームですが2011年は夏場までは勝率五割を維持し希望の光が差しました。
チーム打率.244はリーグ16球団中12位、本塁打数107は14位。防御率4.04は11位。いろいろと厳しい数字が並びますが先発五枚が固まっているのは期待が持てるか。

■シカゴ・カブス
かつて田口、福留が所属。福留は昨季途中にフラッグシップディールでインディアンスへ移籍。『マネーボール』でよく名前が出てくるペーニャ、そしてカープアカデミー出身者で一番有名と言っていいアルフォンソ・ソリアーノが在籍。ホフパワー、トレーシーも2010年まで在籍していた。2000年代後半は地区優勝常連の強豪だったが経営破綻後苦しんでいる印象。
成績を見た感じ打線はそこそこで課題は防御率4.33リーグ14位の投手陣にありそう。

■ヒューストン・アストロズ
かつて松井稼頭央が在籍。2013年からア・リーグ西地区へ移動することが決定している。
チーム打率は.258でリーグ4位ながら本塁打95本は15位とパワー不足。フラッグシップディールで気前よく選手を放出するが代わりに入ってくる選手が活躍せずなかなか低迷を脱せないでいる模様。借金50は2011年MLBワーストですがここから這い上がれるか?