能見が年俸5500万から4500万増の1億円を保留。


昨季8勝無敗と素晴らしい成績を収めたものの、故障で半分以上出場できなかったことを理由に年俸は現状維持。
今季は年間通してローテを守り、200イニングを投げ12勝(9敗)、防御率2.52、QS21/28、完投5完封1とこれだけでも素晴らしい数字ですが、セイバー指標であるFIP(三振、四球、被本塁打から算出される値。投手がコントロールできる範囲、つまり守備に影響を受けない範囲でのみ投手を評価する指標)は2.62でリーグトップ。12球団でもダル(1.56)、マー君(1.87)、和田(2.51)に次いで4番手、杉内(2.64)と遜色ない数字。
KK/9(9回投げた際の奪三振数)は8.36でこれもリーグトップ、BB/9(9回投げた際の四球数)は2.47でリーグ12位と抜群にいいわけではないが、そこまで悪い数字とも思えず。HR/9(9回投げた際の被本塁打数)は0.36でこれはバリントン(0.35)に次いでリーグ2位。なのでこれらから算出されるFIPがリーグトップになるのはなるほど頷けます。ナゴヤドームの中継で「リーグNo.1左腕」と評してくれた解説者がいましたが、納得の内容。
それを考えると確かに1億では少々寂しい気もします。