野手助っ人の出戻りや中古獲得は最早当たり前になっていますが、投手の方はどうなんだろう?とマリーンズのグライシンガー獲り報道で気になったので調べてみました。
対象は2005年のオフから。
因みに「中古」とは「他球団を解雇された」という意味で「球団側に契約の意志はあったが選手側の都合で退団した」場合は含みません。
例えばグライシンガーがスワローズを退団してジャイアンツが獲得した時は金目当てでグライシンガーがスワローズを辞めた形なので「中古」ではなく「強奪」になります。


ケビン・バーン






チーム試合SH防御率WHIP
2003Bu30870-4.371.21
2004Bu27680-3.891.37
2005Bs22413014.691.50
2006M2835046.091.33

2005年オフにオリックスを解雇(2005年のチーム変更は合併による)。
マリーンズに拾われるもいまひとつで解雇。

デイビー







チーム試合SH防御率WHIP
2003C15521-2.371.20
2004C9340-6.181.73
2005C1866002.981.32
2006Bs24108002.621.28
2007Bs26811003.211.38

2004年シーズン中に一度カープを解雇されるがそのオフ再びテストを受け復帰。しかし結局2005年オフに再び解雇。
オリックスに拾われ二年間ローテの一角として活躍するも2008年は故障で登板無しに終わり解雇。
これは中古助っ人投手の成功例なんでしょうがそもそも解雇したカープがもったいなかったと言えるか。

セドリック・バワーズ




チーム試合SH防御率WHIP
2004YB20740-3.541.35
2005YB1875003.831.51

2005年オフにベイスターズから解雇される。
イーグルスに拾われるも一軍登板無しで解雇。そこそこの成績を収めていたので獲ってみたらそこそこどころか全くだったという例。

ジェレミー・パウエル










チーム試合SH防御率WHIP
2001Bu14450-4.951.55
2002Bu3217100-3.781.14
2003Bu2814120-4.131.30
2004Bu24880-3.901.34
2005Bs281412003.511.28
2006G281010003.311.21
2007G702005.801.59
2008H1226005.291.79

2005年のチーム変更は合併による。
2005年オフのジャイアンツへの移籍は自らの意志によるもの。
2007年オフにジャイアンツ解雇。
2008年はオリックスとホークスの二重契約問題があってのシーズンだったがあまり活躍できず。中古としてはハズレ。

ゴンザレス









チーム試合SH防御率WHIP
2004S15420-3.091.05
2005S2746065.071.41
2006S1797003.151.25
2008S815004.301.52
2009G23152002.110.98
2010G25513005.291.45
2011G1333001.800.97

2007年は故障で一年棒に。
2008年オフにスワローズ解雇。翌2009年は高田監督がジャイアンツに貢いだと言われる活躍をするも2010年は夏場まで不振。今季は故障に泣いた。現状とりあえず当たり中古助っ人投手と言って良いのかしら。

シコースキー












チーム試合SH防御率WHIP
2001M12140-6.431.57
2002M47462-3.440.99
2003M47461-3.161.25
2004G62535-2.671.26
2005G70710143.291.23
2007S2912172.291.07
2008M54511132.231.08
2009M558515152.190.91
2010L58253352.571.10
2011L401004.911.67

2003年オフ、マリーンズ解雇。
2005年オフ、ジャイアンツ解雇。
2006年はアメリカでプレー。
2007年、2010年オフは自ら退団。
ある時は強奪、ある時は中古、ある時は出戻りとややこしいですが、投手でこれだけジャーニーマンとして活躍できた助っ人は近年ではいないかと。

ボーグルソン





チーム試合SH防御率WHIP
2007T2076004.131.44
2008T1234003.991.29
2009Bs3014044.541.32

2008年オフタイガース解雇。
オリックスに拾われるもあまり活躍できず解雇。
今季MLBサンフランシスコ・ジャイアンツで13勝をあげ、オールスターにも選出されたのは記憶に新しい。
棒球にしか見えないのに打者が詰まりまくる「魔法のストレート」と試合中盤になると突然それが効かなくなる点はどうなったんでしょう。

ワズディン




チーム試合SH防御率WHIP
2002G10140-4.541.70
2009L1423015.311.73

一応バリバリのメジャーリーガー。しかしMLBで有名な被本塁打王はNPBでもその通りで、10試合で7被本塁打を記録しあっさり二軍落ち。そのまま2002年オフジャイアンツ解雇。
その後再びメジャーでそれなりに働き、2009年、7年ぶりに日本球界するもあまり活躍できず解雇。

カーライル





チーム試合SH防御率WHIP
2001T287100-3.871.40
2002T3020-7.531.53
2010F703004.881.67

2002年オフにタイガース解雇。
その後7年、MLBでそこそこ活躍。2006年にはツインズで11H、2007年にはブレーブスの先発ローテに入り8勝。
2010年、8年ぶりに日本球界に復帰するもあまり活躍できず。
カーライルと言えば2001年のキャンプで球速が130キロしか出てなくて「また海を渡ったら球速が落ちたんか」と思わせられましたがオープン戦終盤には147キロ出てて「調整ってすげぇ」と思いました。

全体的に見て、投手助っ人も一線級の実績があれば中古を獲る価値はありそうでしょうか。グライシンガーがスワローズ、ジャイアンツ時代の盟友ゴンザレスのように拾われ先で復活となるかどうか、注目したいところです。