11/11/07(月): ホークスPO&CS戦いの歴史
ネタ: 阪神タイガース・野球
投稿者: tetsu
ホークスがプレーオフ時代から通算7度目の挑戦でクライマックスシリーズを突破、日本シリーズ進出を決めました。
ホークス苦難の歴史と共に21世紀のポストシーズン制度についてもう一度纏めておこうと思ったり。
21世紀のポストシーズン制度は大まかに分けて「パリーグプレーオフ」「クライマックスシリーズ(アドバンテージ無し)」「クライマックスシリーズ(アドバンテージ有り)」の三段階あります。
2004〜2006年「パリーグプレーオフ」
2004年、パリーグがプレーオフ制を開始(復活が正しいか?)。プレーオフの特徴は「リーグ戦首位チームがペナントレースの優勝チームではない」という点でしょう。144試合を首位で通過したのにプレーオフで敗れると何も残らない、という酷いルールは、見事にホークスを地獄へ叩き落としました。
2004年、2005年共にリーグ戦を2位に4.5ゲーム差を付けての首位で通過したホークスでしたが、プレーオフは二年連続で2位チーム(2004年ライオンズ、2005年マリーンズ)に第2ステージ最終戦の第五戦まで持ち込まれたあげくに敗退。4.5ゲーム差を付けていながらプレーオフ5試合にたったひとつ負け越しただけで記録上ペナントレースは2位となりました(当然、現在のルールなら連覇)。
首位チームが二年連続で優勝扱いされないという事態を重く見たのか、2006年に「首位通過チームにはアドバンテージで1勝が与えられる」というルールになりました(これも最初からあればホークスは連覇していたことになる)。この年、リーグ戦を首位で通過したのはファイターズ。ホークスは3位でリーグ戦を終え、第1ステージで2位ライオンズを破り第2ステージへ進出。しかし連敗してあっけなく終了。過去二年のリベンジとはいきませんでした。稲葉にサヨナラ安打を許しマウンド上で泣き崩れるエース斉藤和巳の姿を覚えているプロ野球ファンは多いのではないでしょうか。
2007年「クライマックスシリーズ(アドバンテージ無し)」
2007年からセリーグもプレーオフを導入し、名称はセパ共に「クライマックスシリーズ」(以下CS)で統一されました。前年までのパリーグプレーオフとの決定的な差は、リーグ戦首位チームがそのままペナントレース優勝となり、クライマックスシリーズは日本シリーズ出場権をかけた試合になる点です。これにより、リーグ戦首位チームに何も残されないという悲劇は無くなりましたが、今度は優勝していないチームが「日本一」になる可能性を作りました。尚、パリーグプレーオフで前年導入された「首位チームにアドバンテージ1勝を与える」ルールはこの時は採用されませんでした。
ホークスは前年に引き続き3位でペナントレースを終えましたが、CSは第1ステージで敗退。
2008年〜「クライマックスシリーズ(アドバンテージ有り)」
CSは二年目でいきなりルールが変更になりました。一年目でセ優勝チームのジャイアンツがあっさりと日本シリーズ進出を逃したことが影響したのか、パプレーオフ最終年で導入された「首位チームにアドバンテージ1勝を与える」が導入されました。これによりペナントレース2位3位チームは「9試合で6勝する」というかなり過酷な戦いを要求されるようになりました。このルール導入以後今年までの四年間で日本シリーズへ進出できなかった優勝チームは昨年のホークスだけです。
・・・そう、昨年、ホークスはこのルールをもってしても日本シリーズ進出を果たせなかったのでした。
2008年はCSに出場できなかったホークスでしたが、2009年は再びCSに出場。しかしここでもまた第1ステージで野村イーグルスに敗退しました。
そして迎えた2010年。この年のパリーグはシーズン終盤までイーグルス以外の五球団が優勝を争うという激しいレースになりました。そんな中、ホークスは残り6試合でその時首位だったライオンズに3.5ゲーム差をつけられていましたが、マジック4で地元福岡ドームへ乗り込んできたライオンズを三タテし流れを変え、奇跡の逆転優勝を果たしました。この勢いのままCSも突破するかと思われたホークスは、ファーストステージを勝ち上がってきた3位マリーンズを相手にファイナルステージ第三戦の時点で2勝1敗(+アドバンテージ1勝)とCS突破に王手をかけました。ところが・・・ここからまさかの三連敗。3位とはいえ首位ホークスとは2.5ゲーム差しかあいておらず、3位をかけて最終戦までファイターズと争ったマリーンズも充分な底力を持っていたということだったのでしょうか。まさに「呪縛」としか言いようのない敗退に、多くのプロ野球ファンは絶句したことでしょう。と同時に、こういうレベルの争いなら、CSも悪くないと思った人も多かったと思います(マリーンズが「日本一」と呼ばれることについて違和感はあるかもしれませんが。日本シリーズの名称変えたらええのにね)。
そして迎えた今年のクライマックスシリーズ。
2位に17.5ゲーム差を付けて優勝したホークス。また、交流戦も含めて全球団に勝ち越しての完全優勝というオマケ付き。これ程までの圧倒的な強さを誇ったホークスが、日本シリーズに出場できなければ、昨季とは打って変わってCS不要論が巻き起こりかねない状況だったと思います。
しかしそんな心配は何処吹く風、ホークスはファイナルステージでライオンズを三タテしあっさりとCS突破を果たして見せました。ペナントレースでの圧倒的な強さはCSでも健在でした。いやぁ良かった良かった。さすがに貯金1のライオンズが日本シリーズに出たらあかんやろということで自分はかなりマジでホークスを応援していたのですが、祈りが通じて良かったです。
ホークスの皆様、ホンマにおめでとうございます!!
ホークス苦難の歴史と共に21世紀のポストシーズン制度についてもう一度纏めておこうと思ったり。
21世紀のポストシーズン制度は大まかに分けて「パリーグプレーオフ」「クライマックスシリーズ(アドバンテージ無し)」「クライマックスシリーズ(アドバンテージ有り)」の三段階あります。
2004〜2006年「パリーグプレーオフ」
2004年、パリーグがプレーオフ制を開始(復活が正しいか?)。プレーオフの特徴は「リーグ戦首位チームがペナントレースの優勝チームではない」という点でしょう。144試合を首位で通過したのにプレーオフで敗れると何も残らない、という酷いルールは、見事にホークスを地獄へ叩き落としました。
2004年、2005年共にリーグ戦を2位に4.5ゲーム差を付けての首位で通過したホークスでしたが、プレーオフは二年連続で2位チーム(2004年ライオンズ、2005年マリーンズ)に第2ステージ最終戦の第五戦まで持ち込まれたあげくに敗退。4.5ゲーム差を付けていながらプレーオフ5試合にたったひとつ負け越しただけで記録上ペナントレースは2位となりました(当然、現在のルールなら連覇)。
首位チームが二年連続で優勝扱いされないという事態を重く見たのか、2006年に「首位通過チームにはアドバンテージで1勝が与えられる」というルールになりました(これも最初からあればホークスは連覇していたことになる)。この年、リーグ戦を首位で通過したのはファイターズ。ホークスは3位でリーグ戦を終え、第1ステージで2位ライオンズを破り第2ステージへ進出。しかし連敗してあっけなく終了。過去二年のリベンジとはいきませんでした。稲葉にサヨナラ安打を許しマウンド上で泣き崩れるエース斉藤和巳の姿を覚えているプロ野球ファンは多いのではないでしょうか。
2007年「クライマックスシリーズ(アドバンテージ無し)」
2007年からセリーグもプレーオフを導入し、名称はセパ共に「クライマックスシリーズ」(以下CS)で統一されました。前年までのパリーグプレーオフとの決定的な差は、リーグ戦首位チームがそのままペナントレース優勝となり、クライマックスシリーズは日本シリーズ出場権をかけた試合になる点です。これにより、リーグ戦首位チームに何も残されないという悲劇は無くなりましたが、今度は優勝していないチームが「日本一」になる可能性を作りました。尚、パリーグプレーオフで前年導入された「首位チームにアドバンテージ1勝を与える」ルールはこの時は採用されませんでした。
ホークスは前年に引き続き3位でペナントレースを終えましたが、CSは第1ステージで敗退。
2008年〜「クライマックスシリーズ(アドバンテージ有り)」
CSは二年目でいきなりルールが変更になりました。一年目でセ優勝チームのジャイアンツがあっさりと日本シリーズ進出を逃したことが影響したのか、パプレーオフ最終年で導入された「首位チームにアドバンテージ1勝を与える」が導入されました。これによりペナントレース2位3位チームは「9試合で6勝する」というかなり過酷な戦いを要求されるようになりました。このルール導入以後今年までの四年間で日本シリーズへ進出できなかった優勝チームは昨年のホークスだけです。
・・・そう、昨年、ホークスはこのルールをもってしても日本シリーズ進出を果たせなかったのでした。
2008年はCSに出場できなかったホークスでしたが、2009年は再びCSに出場。しかしここでもまた第1ステージで野村イーグルスに敗退しました。
そして迎えた2010年。この年のパリーグはシーズン終盤までイーグルス以外の五球団が優勝を争うという激しいレースになりました。そんな中、ホークスは残り6試合でその時首位だったライオンズに3.5ゲーム差をつけられていましたが、マジック4で地元福岡ドームへ乗り込んできたライオンズを三タテし流れを変え、奇跡の逆転優勝を果たしました。この勢いのままCSも突破するかと思われたホークスは、ファーストステージを勝ち上がってきた3位マリーンズを相手にファイナルステージ第三戦の時点で2勝1敗(+アドバンテージ1勝)とCS突破に王手をかけました。ところが・・・ここからまさかの三連敗。3位とはいえ首位ホークスとは2.5ゲーム差しかあいておらず、3位をかけて最終戦までファイターズと争ったマリーンズも充分な底力を持っていたということだったのでしょうか。まさに「呪縛」としか言いようのない敗退に、多くのプロ野球ファンは絶句したことでしょう。と同時に、こういうレベルの争いなら、CSも悪くないと思った人も多かったと思います(マリーンズが「日本一」と呼ばれることについて違和感はあるかもしれませんが。日本シリーズの名称変えたらええのにね)。
そして迎えた今年のクライマックスシリーズ。
2位に17.5ゲーム差を付けて優勝したホークス。また、交流戦も含めて全球団に勝ち越しての完全優勝というオマケ付き。これ程までの圧倒的な強さを誇ったホークスが、日本シリーズに出場できなければ、昨季とは打って変わってCS不要論が巻き起こりかねない状況だったと思います。
しかしそんな心配は何処吹く風、ホークスはファイナルステージでライオンズを三タテしあっさりとCS突破を果たして見せました。ペナントレースでの圧倒的な強さはCSでも健在でした。いやぁ良かった良かった。さすがに貯金1のライオンズが日本シリーズに出たらあかんやろということで自分はかなりマジでホークスを応援していたのですが、祈りが通じて良かったです。
ホークスの皆様、ホンマにおめでとうございます!!
あっぷしょー wrote:
だからファン的にはCSは大歓迎!!!
ただ、システムが難しいよねぇ・・・
ホークス&ドラゴンズ
さすがです!
どっちも好きでないチームですが、
NSできる限り観戦させていただきます。
パリーグはすべてのチームが
PO・CSに出場してるもんねぇ。
その中で7回/8年で出場してるホークスは
やっぱ強いんやろねぇ。
城島・井口・小久保・村松・ズレータ
とか抜けてるんやからねぇ・・・
2003年ダイエーホークスは
2001年近鉄バファローズ級に凄い打線やったからねぇ。
ただ、プレーオフは4チームでやるべきやねぇ・・・