78勝63敗3分(2位)
なんだかんだで5年優勝してない。6年を越えるとちょっとヤバイ気配が漂いそうだ。が、今季に関してはAクラスすら無理と思われていたので「2位はよくやった」と言いたい。一重にドラゴンズとスワローズの出遅れとジャイアンツの投壊と三番天谷とランドルフ9敗のおかげですが。数字的には結局ナゴド成績が全てで、来季はそれをどうにかすれば優勝が見えてくるということに。まぁ、能見と岩田が故障しなければ優勝して当然的な空気になるかもやけど。しかし今年のドラフトは当たり年なのでそれで来季は一気に勢力図が変わる可能性も・・・。ルーキーが10勝と言わず5勝するだけでもだいぶ変わるよね。


<全体総評>
投打共に本来は優勝争いできるような戦力ではなかったものの、CS1stStg主催権獲得はよく頑張りました。真弓監督も行き詰まったら思い切った采配で何度も窮地を乗り越えました。が、ここ一番の勝負弱さは投打に渡る課題。打線は内野ゴロで点が取れる野球を学ぶ必要があり、投手はいらん四球と安牌に打たれる脆さの克服をする必要があります。

<先発投手編>
総評:
開幕投手候補三名が全滅という事態に陥った5月を久保とスタンと鶴で乗り切るも、スタンが故障した夏場には久保以外ロクなのがいないという事態に陥った。二軍で防御率5点台の小嶋が三度も一軍で先発してるのとか他に誰もおらんかったんかいと思っていたら秋山君が台頭。最終的には四本柱を確立できたのでポストシーズンは戦えそうですが、若手投手育成に課題。秋山君は本人の力やで、こんなん。

能見 篤史(31)
予想:15勝
実際:8勝
無敗は誇っていいが、A級戦犯という扱いにはなるやねぇ。走塁で故障て・・・泣ける。ポストシーズンは頼むでぇ!

久保 康友(30)
予想:10勝
実際:14勝
一発病は本質的に治っていないが、ジョーの早めの勝負リードのためポカが出る可能性が減ったのかな。テンポのええ投球は観ていて気持ちいいです!ポストシーズンも任せた!

ジェイソン・スタンリッジ(32)
予想:-
実際:11勝
新外国人が来ることは予想済みでしたがまさかの大当たり。元々いなかった投手が突然現れて11勝したのに優勝していないというのもなんともなお話ではあるが。

秋山 拓巳(19)
予想:-
実際:4勝
シーズン終盤の救世主。来季新人王の権利を失ってまでもタイガースに貢献してくれた心意気に感謝。その発言、野球への考え方は最早ルーキーではない。四本柱の一人。大事に育てて!

下柳 剛(42)
予想:7勝
実際:7勝
昨季同様シーズン後半全く勝てず。もう一年戦えるスタミナがないんじゃろか。でも7勝は立派ですよ。

鶴 直人(23)
予想:-
実際:2勝
春先の一軍昇格当初は勝ちが付かなくても試合は作ってくれていると見ていたが、段々と勝てない投球であることに気付き始める。点を取ったら取られる、安牌に打たれる。この辺を改善しないと先発は無理。リリーフ適性を見せていたのでそういう路線もありなのでは?

ランディ・メッセンジャー(28)
予想:50試合4敗
実際:5勝
元々セットアッパーとしてとったのに三振が奪えないということでまさかの先発起用。Aクラス相手やとちょっと厳しいがBクラス相手なら安定した内容を見せた。でも残留は無いかなぁ。

上園 啓史(26)
予想:4勝
実際:3勝
シーズン前半は先発に中継ぎにとそこそこ頑張りましたが後半は出番無く。そろそろトレード候補か。

安藤 優也(33)
予想:8勝
実際:2勝
一応A級戦犯ということになるのか。まぁ早めに見切ってくれた首脳陣は正しかった。思い切ってトレードしてみないか?

小嶋 達也(25)
予想:3勝
実際:0勝
二軍で防御率5点台なのに三度も先発。何故?そろそろトレード候補かのぉ。

ケーシー・フォッサム(32)
予想:40試合4敗
実際:2勝
一軍上がってきてちょっと間は謎の好投を続けたがバレてあっさり終了。先日帰国しました。結局中継ぎでは使わず。

蕭 一傑(24)
予想:5勝
実際:登板無し
昨季二軍最多勝でしたが、今季は二軍でもイマイチだった模様。一軍で先発する噂もありましたが雨で出番無くなり。福原とか杉山とか一軍で使うなら蕭一傑観たかったよ。

二神 一人(22)
予想:2勝
実際:登板無し
新人王の呼び声高かったが故障。復帰したと思ったらまた故障。年下同期の秋山君に圧倒的に差をつけられた。

岩田 稔(27)
予想:2勝
実際:登板無し
フェニックスリーグで投げるらしいですが、ポストシーズンで出番とかあるんだろか。敢えてA級戦犯と言っておくよ。

<リリーフ投手編>
総評:
一時期壊滅状態でしたが終盤久保田が全盛期に近い力を取り戻し安定。でも福原や杉山が投げているようでは・・・。

西村 憲(24)
予想:10試合0敗
実際:65試合3敗
予想以上の急成長っぷり。救世主の一人でしたが夏場から明らかにバテていて最後は残念ながら二軍落ち。来季は先発もアリやと思うけど、他次第か。

久保田 智之(29)
予想:60試合4敗
実際:71試合3敗
勤続疲労で安定感を完全に失ったと思ったら夏場以降大復活。打たれても文句は言えません。あ、四球とあからさまに自信を失った表情するのはあかんでぇ。

渡辺 亮(28)
予想:50試合2敗
実際:61試合2敗
開幕当初は負け試合要員だったのが周りの不調もあって勝ち試合要員に。しかしそろそろ先発とかさせてみてもいいんじゃないかとも思う。

藤原 正典(22)
予想:-
実際:24試合0敗
ルーキーながら一時期唯一の左腕中継ぎとして頑張ってくれました。故障は残念。

藤川 球児(30)
予想:60試合2敗
実際:58試合4敗
07年シーズン終盤に炎の10連投でチーム10連勝に貢献した後、9月だけで3敗し優勝を逃しましたが、今季も禁じ手のイニング跨ぎを多用した結果、9月だけで2敗し優勝を逃す要因のひとつに。もっと大事に使ってあげて・・・。

江草 仁貴(30)
予想:60試合4敗
実際:21試合0敗
一応A級戦犯ということになるのかなぁ。来季は先発とかやらせるか?

筒井 和也(29)
予想:40試合1敗
実際:23試合2敗
江草と共倒れになってしまうとは・・・まだ去年の活躍の印象が残っているうちにトレードした方がええかもしらん。

川崎 雄介(28)
予想:-
実際:22試合1敗
シーズン途中マリーンズから移籍。移籍後そこそこやってくれていたが故障してしまったのが残念(前半戦終了時のままのコメント)。

福原 忍(34)
予想:トレード
実際:19試合1敗
そこそこ良くはなったと思うが・・・そろそろ潮時では。

杉山 直久(30)
予想:トレード
実際:7試合0敗
福原の項参照。

ジェン(21)
予想:4勝
実際:1試合0敗
上二人よりもあかんてことないやろ?

ジェフ・ウィリアムス(38)
予想:30試合1敗
実際:復帰せず
今オフで復帰あるか!?

<野手打撃編>
総評:
四球を選べない、という弱点がバレてからは意図的にボール球を投げられる一流投手や変なタイミングでボール球が来る荒れ球投手を当てられまくり貧打に陥った。今後の課題は明確だが、果たして変われるだろうか?
因みにCSへ向けて自分の理想オーダーで並べてみます。

*打率-本塁打-打点-盗塁

新井 貴浩(33)
予想:270-22-88-5
実際:311-19-112-7
思ったより打率は残したがホームランは・・・まぁ数字的にはよくやった。が本当の意味での勝負強さが欲しい。言うなれば森野級の。勝利打点多いゆーても初回に打点挙げてそのまま追い付かれずに勝ったら勝利打点やしねぇ・・・もつれた試合を決める一打とかそういうのが欲しい。というわけでとりあえずCSは一番で起用してみたらどうかな?タイガース打線の中では比較的四球を選べる方やし、プレッシャーないところの方が打つし、頑張って走るし。

平野 恵一(31)
予想:274-1-22-20
実際:350-1-24-6
赤星の後釜として盗塁ではなく打撃で活躍。しかし6盗塁て相変わらず・・・。内外守れるのはホンマに有り難く、内外分かれてる若手達を使い分けられるのは一重に平野のおかげ。

鳥谷 敬(29)
予想:302-20-85-10
実際:301-19-104-13
昨季の初20本塁打に続き初3割達成。例によって夏場前にどつぼに嵌るも後半盛り返すといういつもの展開でそろそろ季節に合わせた使い方をしていくともっといい成績が残せるんでなかろうかと思うがどうなんやろか。

マット・マートン(28)
予想:274-14-44-1
実際:349-17-91-11
プロ野球新記録214安打。ハズレと思っていた助っ人が打つなんてことがあるんやなぁ・・・ありがとう。センサーでも付いてんのかと思う程正確な選球には驚くばかり。「七夕のことをよく知らないのにお願い事をするのは失礼」を筆頭にその真面目エピソードはいちいち面白い。あと試合前に柔軟しながらトラッキーと話したりしてたのも面白かった。思い切って四番起用とかどうなんやろと思うんじゃが。

城島 健司(33)
予想:272-18-78-1
実際:303-28-91-9
勝負強さは天下一品。クリーンナップ起用でええんとちゃうかな。できれば休ませながら使ってもらいたいけど。インタビューではいちいちチームに溶け込もうという努力が垣間見られて素晴らしい選手やと思いました。

金本 知憲(42)
予想:271-26-90-8
実際:241-16-45-1
今季のタイガースの快進撃、全ては金本が休んでくれたところから始まりました。休ませながら使えばまだまだやれます!!

クレイグ・ブラゼル(30)
予想:254-40-87-0
実際:296-47-117-1
ホームランキングならず。さすがにシーズン終盤は研究されまくってほとんどストライクが来なくなった。それを選べるとまた一段階進めるんやけど難しそうか。今季開幕当初の7番辺りに戻してもいいのでは?

藤川 俊介(22)
予想:250-0-5-10
実際:255-1-10-5
夏場以降打棒開眼。守備走塁は一級。来季は完全にスタメン取りたいね。応援します!

浅井 良(31)
予想:288-5-14-5
実際:297-3-14-4
浅井もなかなか攻走守に渡ってええ感じで正直もう広大はいらない気すらする。俊介に負けるな!

林 威助(りん・うぇいつぅ)(31)
予想:266-7-20-1
実際:289-4-22-1
やはり打撃センスは広大より圧倒的に上。巧く使ってあげたいが・・・。もう少し守れたらねぇ。

坂 克彦(25)
予想:-
実際:269-2-7-1
まさか今更坂が活躍するとは夢にも思わず。器用貧乏から脱しつつある?

桜井 広大(27)
予想:268-20-66-2
実際:255-9-30-1
やっぱり隔年なんじゃろか。トレード?昨季の今頃はうぇいつーと逆の立場やったが。

関本 賢太郎(32)
予想:289-7-44-3
実際:256-3-12-1
関本が控えなのはもったいないなぁと思ったままシーズンが終わってしまった。代打成功率は.556とすさまじく、数字以上に活躍してるイメージ。絶対打てないと分かってる時のブラと使い分けてくれるとええんやけど。

大和(22)
予想:221-0-1-10
実際:273-0-4-8
シーズン前半は勝利に繋がる盗塁や走塁を連発し今季の動く真弓采配の象徴とも言える働きをするも、故障してからはいまひとつ。ライバル多いが頑張って。

上本 博記(24)
予想:-
実際:333-0-2-2
案外打力も力付いてきた。脚力はさすがで今後に大いに期待したいが何処で使うのかという問題が。

桧山 進次郎(41)
予想:250-1-9-0
実際:254-1-12-0
そこそこ働いてくれました。桧山で勝った試合が2試合あるわけやし。

狩野 恵輔(28)
予想:266-2-15-5
実際:214-2-5-0
外野コンバートもそこすらライバル多く。どうしたものか。オフは決断の時か。

葛城 育郎(33)
予想:250-1-10-1
実際:207-1-3-0
さすがにもう使いどころがない。

高橋 光信(35)
予想:250-1-10-0
実際:000-0-0-0
イクローの項参照。

矢野 燿大(42)
予想:250-1-5-0
実際:222-0-1-0
ありがとう!!