先日ツイッターでダルビッシュの勝ち星が何故延びなかったのかと話題になっていたのでちょっと自分なりにデータを見てみようかと思い。パは全日程終了したのでパの話も。










名前防御率WHIP援護率QS率
ダルビッシュ121.781.013.7284%
成瀬133.311.024.2867%
杉内163.551.256.9763%
和田173.141.185.4161%
金子173.301.124.9751%


最多勝を争った投手三名とファイターズが惜しくも敗れたマリーンズのエース成瀬とダルとの成績比較。防御率、WHIP(1回辺りに出す走者の数)、QS(6回3失点以内)も全てにおいて圧倒的なダル。援護率も3.72と低くは無く、防御率1点台のダルなら勝てる数字だ。
というわけで数字的にはやはりこの勝ち星は少ないということになる。というわけでダルの各試合の内容を見てみることに。

で、思ったこととしては「自責点と失点が一致しない、つまり味方のエラー等が絡んで失点したと思われる試合は全て負けている」ということ。その数5で、今季のダルビッシュが8敗なので実に半分以上が「それで負けが付いている」とも言える。バックのミスを帳消しにしてこそエースという話もありますがその辺はまぁ置いておきましょう(タイムリーエラーだったら投手では防げないし)。因みに他の投手も自責点と失点が一致しない試合が何個あってそのうち負けが付いたのはいくつあるか調べてみたところ、杉内1/1、和田0/0、成瀬1/2、金子4/6。和田は味方のエラー絡みで失点が無いというのは凄いの一言に尽きるし杉内や成瀬もそもそもこの分母の少なさが凄いんでないかと(他調べてないので分かりませんが。そもそもエラーしていないのかもしれないですがそれはそれでやはり凄い)。金子はダルと並ぶ程酷い有様だが、彼は完封6とダルの2を凌ぐ完封数なのでその分リードした感じか。

セよりも高いレベルで接戦になった今季のパ。ライオンズM4から始まったホークスの大逆転優勝や、マリーンズ・ファイターズ・オリックスによるCS3位争いはとても白熱しました。ファイターズは借金14からの大復活でしたが、マリーンズの春先の貯金が最終的に活きたとも言えるんでしょうか。やはりペナントはシーズン全体でどうかっつーモノなんやなぁ。