先日のメジャーリーグに続きW杯でも「歴史に残る大誤審」が炸裂。


プロ野球やメジャーリーグではホームランの判定のみに限定してはいるが、遂にビデオ判定が導入された。贔屓チームを持つ人間としては正直なところうれしいことではあるが、こうなると心配になってくるのが「このまま何でもかんでもビデオ判定になれば究極的には審判なんていらんようになるんちゃうか」という点だ。タイガースOBがたくさんいる審判員の数が削減なんてことになったら可哀想・・・とまでは別に思いませんが(笑。

「誤審もスポーツの一部」という考えは建前としては理解できるが、「誤審は起こるもの」と納得した上でスポーツを楽しむのに不可欠なものがあると思う。個人的にというかかつて某FYTNでよく議論されたのは「誤審した審判はファンに謝る場を設けるべき」ということと「誤審した審判が何かしら罰を受けたことをファンに知らしめるべき」ということだった。ここで重要なのは「誤審によってファンに不愉快な想いをさせた」という事実を審判にはちゃんと認識してもらいたいということと、それで審判も踏ん切りがつくのではないかということなのだが。

テニスやNFLではビデオ判定の回数制が導入されているらしいが、ちょっと安易な解決方法にも思われる。確かに何でもかんでもビデオ判定になって回数制限が無かったら試合時間が絶望的に長くなりそうやけど、そもそもの誤審を減らすということには何の役にも立っていないルールに思える。回数があることで「何処で使うか」という戦術的な楽しみは増えるのかもしれないが。

個人的にプロ野球で導入してもらいたいのは審判の成績みたいなものをちゃんと出すルール。誤審率、ストライク判定のブレ具合とかを出す。それから「ファインプレーの時は同時アウトにしてくれる」とか「ストライクゾーンの広さ」みたいな審判の性格も明示しておいてもらえると良いかも。究極的には何処のファンということも公言してもらって構わない気がする。
草野球で審判やるようになって学んだことは「審判は気の持ちよう」ということで、自分がどういうものか、ということがはっきりと周りにも明示されている状況ならば、審判もやりやすいのではないか、と思う。