短期決戦はたった一人の選手を使う使わないで決まってしまうこともある。


稲葉が故障で離脱し、シーズン打率220で夏場はずっと二軍暮らし、最後の2試合でちょろっと一軍に上がってきたばかりの坪井をスタメンで使ったら4安打の大活躍。
片や今季ブレイクした期待の若手・一輝をスタメン起用するも、攻守にミス。

坪井をスタメン起用したファイターズ首脳陣の眼力は素晴らしいと思うが、一輝を起用したオリックス首脳陣の心意気も素晴らしいと思う。これを今後に活かせるかどうかは、一輝次第だ。

しかし、シーズン後半に破竹の勢いで最下位争いから一気に2位まで躍進したオリックスもCSはファイターズの前に力負けの完敗。3位チームがCSの2ndステージに進むのは初めてのことらしいが、(嘘でした、06年にホークスが2ndステージへ進むもそこで敗退、というのがあったそうです)最早CS常連、日本シリーズに2年連続進出しているファイターズは、経験においてオリックスを圧倒したと言えるかもしれない。
この後、パの2ndステージがどうなるか分からないし、セのCSがどうなるかは分からないが、そろそろCS慣れしたチームが出始めるようだと、CSの在り方をもう一度考えた方がいいのかもしれないと思った。