この話にオチはありません。
最近特に結論を出すでもなくダラダラ考えていたことがあって、『ベルばら』で「首飾り事件」を勉強して書き残しておきたくなったので書きます。
話があちこちに飛んだりしますがそれも吉。
因みにタイトルの3つが多分この話に出てくる主な話題だと思うのですが、考える要因となったのは『ベルばら』『WBC(日韓関係込み?(笑)』『今の職場』『政治』『アクメツ』です。


『ベルばら』を観始めて、フランス革命の勉強(と言ってもネット徘徊するだけですが(笑)などをたまにしているわけですが、「国家ですらこうも簡単に崩壊してしまうものか」と思います。

「無能な国王と、贅沢を好み政治に興味のない皇后のせい」で国が滅びるのであれば、現代社会に於いてはこんなことが起きることは非常に難しいわけですが、そうではないわけで。
フランス革命はやはり、ルイ14世、15世から続く圧政がフランス国民に負担をかけ続け、16世の代でそれがたまたま爆発したのだと。
そういう解釈が最近は出始めているそうです。
特にルイ16世は「政治や国民の負担に興味と関心を抱き、何とかしようとはしていた」と評価の見直しをされ始めているんだそうで。

確かに、歴史認識なんてそんなもんで、例えばこれは三国志好きの間でよく話をすることですが、「劉禅は乱世の君主としては愚鈍だと思うが、大きな目で見たら評価されていいのではないか?」ということがあります。
例えば劉禅は、孔明に全てを任せていました。優秀な部下に全てを任せ、無能な自分は何もしない。これは自分を弁えている、素晴らしい人間だとは思いませんか?さらには、魏に攻め入られた時、あっさり降伏したわけですが、それで多くの命が救われたのであれば、それは大英断だとは思いませんか?
そもそも、三国志(演義)において、劉家が正で、曹家が敵役として描かれる理由は、大陸の儒教の教えに「何があっても主君を裏切ることは許されない」ということがあるためで、曹操は確かに漢王室を事実上の滅亡へと追いやり自ら権力を手中に収めたわけですが、決して君主として無能だったわけではないんです。
むしろ、それに必死で対抗して「漢王室の復興じゃー」とか言ってる劉備の方が、「無駄に戦争を起こして命を失わせるいらんヤツ」と思いませんか?
歴史認識なんてそんなもんですよね。なんて考えると、今の日本の対アジア政策、つまんねぇなぁと思う。
Yes/No以外にも何か選択肢はあるハズよな。

話をフランス革命に戻すと、革命が起きる流れというのは、何かのきっかけで突然現れたように見えても、実はもっと前から水面下では何かが蠢いていたんだと。
これは国家のみならず組織でもそうなんだろうなと思います。
で、「優秀な指導者」、リーダーというのは、そういう水面下での動きを見逃さずに拾って行動出来る人、もしくはそういうことを見逃さない人から信頼されて報告をもらえてそれを活かせる人、なんやろなと。
それを見逃すと、嘘を真実としてでも、組織は崩壊の道へと進むのだなと。
また、そうなるとその後にどれだけの迷惑を掛けてしまうのか。
フランス革命の後フランスがすぐによくなったわけではないわけですが、一度ぐらついたものを再興することに費やす労力はどれだけ大変なものか、これを見ても明らかですね。
『アクメツ』でも言ってたように、「悪を滅ぼしても新たな悪が出てくる土壌では悪を倒す意味がない」わけで。

とまぁ、考えたことはこんな感じだったんですが、オチはないと宣言しておきながらも、やはり書いたら書いたでオチは付けたくなるすな(笑
えーっと、今からほぼ10年前、大学進学のために独り暮らしを開始しようとしていたわけですが。
大学生活は結局、事実上の「独り暮らし」にはならず、ずーっと友達と遊んでいたというかまぁ共同生活もしていたわけですが(笑。
で、当時、暇で暇で暇まくりだったので毎日こんなどうでもいいこと考えてたよなぁと。
そういえば最近こういう「結論出なくてもいいからダラダラ考えてみよう、俺には関係ないことかもしらんけど」みたいなことしてなかったなーと。

いうくらい、最近は余裕があるというか、暇?なのかなと思った(笑