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読了。
アニメ『図書館戦争』を観て原作を読もうと思ったがその前にこっち読むかつーことで読みました。まだ『図書館』は読んでないので何とも言えないのですが『阪急電車』を読んでの感想は「この人はとにかく話の構成が巧いんだな」ということでした。


この『阪急電車』は8駅しかない今津線という全国的には超マイナーな路線を使い上りと下りで計16駅を舞台にそのまま16篇のショートショートとして書いているんですが、各章で主人公が変わっていきつつ時間軸は同じといういわゆるザッピング形式をとっていて、前の章の主人公を次の章の主人公がどう見ていたかといった演出がありまくりなんですが、その辺の構成力にいたく感動した次第。
前半は連載で書いていて折り返しの後半が書き下ろしらしいですが、各章ですっぱり話が終わるので読みやすく、オススメです。
次はいよいよ『図書館』を読むぜ。