コミックビーム初代編集長の金田一さんが亡くなったとのこと。
玉吉作品ファンとしては金ちゃん、きんでんいちでお馴染みの方なわけですが。


『しあわせのかたち』終盤に始まった「しあわせのそねみ」シリーズを基に始まる漫玉シリーズは桜玉吉の日常を描く作品ではあるわけですが、
自分は特に初代の『防衛漫玉日記』に大きな影響を受けました。
当時徳島の大学生でいつでも釣りに行ける状況だった自分達にとって、釣りがちょいちょい出てくるこの作品はドンピシャの作品で
しかもええ大人達が真剣に遊んでいる(時にはマジでケンカをする)という内容はアホな大学生の人生観に影響を与えるものでした。
後に『水曜どうでしょう』にハマる素地はこの時に出来たと言っても良いと思います。

きんでんいちは冷静(シラフ時)に皆にツッコミを入れるポジションの人で、ロクデナシな大人しか出てこない玉吉周辺の中では貴重な存在でした。
「漫画家は描いてナンボっす」は名言。
オタクが大人になって社会常識を身に付けて働きながらもオタクを続けるということを体現した人やったんやなと社会人になった今になって思う。
今でも憧れる大人の一人です。

ご冥福をお祈りいたします。