日曜アニメ劇場でやっておりまして超久々に攻殻を観ました。


自分は『電脳コイル』に出会って以降、サイバーモノとしては『電脳コイル』の方に偏ってしまっていたのですが、まぁ観るとやっぱり面白いですね(笑。
何よりまずアクションがかっこいい。
FPSにハマってた頃に「いつか使いたい」と思いながらあまり使えなかった名台詞の数々(「●●で良ければ」「次からは2発撃ち込め」「やっとで弾切れか」etc)も久々に聴いて「くぅっ」となりました。

メインキャラ以外の声優陣差し替えはどういう意図があったんすかね。
中でも人形使いが家弓さんから榊原さんに変更されたのは興味深く。そもそも女性義体の中に男性が入っているという描写が如何にもサイバーパンクっぽかったわけなんですが、これを女性に差し替える意味とは。厳密には人形使いに性別は存在しないハズではあるのですが。
これまでは、クライマックスの人形使いと少佐が融合するシーン及び少佐が子供の義体になっているラストは結婚・出産というイメージを表しており、それが人形使いの「生命への渇望」が成就したという描写であったという解釈がされていたと思うんですけれども、2.0はネットが当たり前になった時代に正に「ネットと人の融合」という意味合いを描写したくて女性にしたのかしら、と思ったりもしました。

しかし作中ではたびたび「ネットの広大さ」が描かれていますけれども気が付けばすっかりネットは狭い世界になってしまいましたね。
人類が狭いネットを超越した時に新たな時代が来るのかもしれないなーなどと思ったりもしました。
宇宙に進出してニュータイプが誕生するのとどっちが先になるのやら。