最近はエンターテインメント関連で後ろ向きなことは書かないようにしているんですけれども、まぁ場末のサイトですし自分の好みの整理にも繋がるかなと思いまして。


今年の『HUGプリ』はプリキュア15周年ということでテレビの方でもオールスター的な展開が何度か行われておりまして、遂に我らがリーダー夢原のぞみが登場したんですけれども。
個人的に恐れていたことが起きてしまいました。

のぞみとはなさんが似てるとかなんとか。
言ってしまいましたかそれを・・・。

『プリキュア5』は夢を追う少女達の物語でした。
しかし各自その夢の形は違うものでもありました。
既に大いなる夢を見付け、それに邁進する子。
まだどの道を進むか決めかねている子。
そもそも何も考えていない子。

のぞみは「そもそも何も考えていない子」でした。
しかし彼女の周りの子達は皆何かしらの夢を目指して歩いている。
ならば・・・とのぞみは「とりあえず」大好きなココ達の故郷を元の姿へ戻すことを夢と決めます。
そしてその過程で本当の夢を見付けるのでした。

のぞみは物語冒頭では何も持たざる者として描かれます。
そして割とベタなドジっ子でした。
しかしのぞみには天性のリーダーシップが備わっていました。
5人の意見を纏め、最終決断をするのはのぞみでした。
のぞみの口癖である「けって~い」は正にのぞみのリーダーシップを現すセリフです。

一方、野乃はなさんは。
基本的には何も持たざる者として描かれていますし、
役者(多分後々医者に変わるけどw)やフィギュアスケートやアイドル(ミュージシャン?)を目指す友人達に遅れまじと「イケてる大人のお姉さん」を目指し、
ベタなドジっ子(後半に入っても尚)であり
なんだかんだでみんなの中心にははながいるわけです。

って書いたら似てるやんけってなるんですけどね、ここからが言語化できないんやけど超引っ掛かってるとこなんですよ。友人達を応援する様なんですけどね。
物語中でも描かれはしたんですが、はなさんの「フレーフレー」はなんつーか恩着せがましいとかいうかなんというか。一応アレはアレで「それでも応援するしかない」的なオチをつけてそのオチ自体は自分も好きではあるにも関わらずですね、やはりはなさんのそこがどうしても気になりまして。
のぞみも友達の行く末を応援するスタイルは同じなんですが、個人的には恩着せがましく感じられず(友達の将来を自然に応援してる感じ)。おそらくですがのぞみは「頑張ってるやつに頑張れ言うのは酷やで」ってのを言われなくても分かってる(ように感じられる)。

てな感じで何故のぞみはOKではなさんがアカンのかはもう感覚の話でしかなく。『5』全話を改めて観返せば説明できるんやろか。
いやもうなんなら「フレーフレー」のセリフだけの問題なのかもしれないんですけれどもね。