『さよなら、ハイスクール』という漫画をですね、たまたまマンガZで見掛けてなんとなく読んだんですが、1話から面白くて一気に全三巻読んでしまいました。


『さよなら、ハイスクール』はスクールカースト最下層の主人公・朝倉君がスクールカーストを破壊することを目論み、スクールカーストトップグループに君臨するイケてる美人の伊藤さんと付き合おうとしたらまさか本当に付き合うことになり、クラスを混乱の渦へと巻き込んでいく・・・というお話。
2巻で大きな転換があって、最終巻ももちろん大きなどんでん返しがありまして、非常によくできたお話です。
ジャンルとしては青春学園群像劇ということになるんでしょうけれども、読後の爽やかさはなかなか素晴らしいものがありました。

でこの漫画を読みまして私、気付かされたことがあったんですね。
自分はこの「『スクールカーストを破壊するお話』が好きなんじゃないか?」と。
『あ~る』『奇面組』『稲中』『ときめきメモリアル』『マサルさん』『げんしけん』『リヴァイアス』・・・どれもこれも実はそういうお話なのでは?と。

『あ~る』『奇面組』は上位カーストと戦う話で、『稲中』『マサルさん』『げんしけん』はカーストなんか気にせず人生を楽しむ話(『マサルさん』は野球部との対決なんかもありましたが(笑)で、『リヴァイアス』は皆が生き残るために何度もカーストが入れ替わる(革命を起こす)お話でした。『ときめきメモリアル』は入学式当時はなんもできない低ステータスの主人公がステータスを上げて上位カーストへ食い込んでいったりカーストを無視して独自路線へ進んでいったりするゲームですよね。
『さよなら、ハイスクール』では最後にスクールカーストをちっぽけなものとしてそこから解き放たれる様を描いていますが、そんなちっぽけなものでもやはりぶっ壊すのはなかなかの快感があるということなんでしょうか。

そういえば昔、タイガースファンをやっている理由に「ジャイアンツ人気におんぶにだっこのプロ野球を変えたい」というのがあって「そんなこと言っている自分達は革命を起こしたいんやろか?」って会話をトラキチ友達としたことがありますが、やっぱり自分はそうなのかもしれない、と思った次第(笑。

『さよなら、ハイスクール』は好き過ぎて最近出たKindle版を購入してしまた。
1巻
2巻
3巻