11月初旬にタイトルのように診断されました。
本記事は公開するかどうかわかりませんがいつの日か備忘録として生きる日が来るだろうと想い一応書いておくものです。
→12月末、社会復帰して約4週間、ようやく前向きな気持ちになれてきたので年明けからは完全に以前の自分に戻れると信じたい意味も込めて投稿します。


■症状
新しい職場で二か月目に入った頃、下記症状が現れ始める。
・朝起きた時、家を出る時、電車に乗る時、降りる時に逃げたい衝動に駆られる
→今までの人生でここまで仕事に対して辛い気持ちになったことが無かったので、戸惑いもあった
・頭痛
→今までの人生で所謂「頭痛持ち」とは無縁だったが、職場に慣れれば改善するだろうと思っていた
・食欲の不安定(拒食、過食)
・常に仕事のことを考えてしまい憂鬱になる(金曜の退勤時から月曜の朝のことを考えている)
・眠ることでしか逃避できないためとにかく何もせずに寝たい
・「どこで人生を間違ったのか」などと小学校くらいまで遡って考えたりする

三か月目に入ると下記の症状が。
・吐き気
・胸、心臓痛
・左腕の痺れ

■新職場から通院開始までの経緯
まずは新職場までの経緯から。
フリーランスで6年働く→フリーランス時代によくお世話になってた会社から誘われたので社員になる→ところが一年で「やっぱりフリーランスに戻ってくれないか」と言われる(要はリストラ)→その時の出向先の社員になる→ところが一年でその会社も倒産→会社の伝手で今の会社に
という流れ。そして入社一ヶ月で今回の新しい職場へ行くことになりました。

新しい職場には前任のリーダーの交代要員として入ったんですが、ほとんど引き継ぎもなくいきなり業務を始めさせられたんですね。で最初はお客さんやメンバーの期待に応えようと無理をしていた。ただそれだとやっぱりどうにもならない感じだったんで今までの自分のやり方に代えようとした。しかしそれでも巧くいかず、遂には「新しい体制には意味がない」という声も聴こえ始め、個人的には八方塞がりになりつつあった。

そんな状況が遂に心を破壊したのか、業務中に吐く(何とかトイレに駆け込みましたが)という行為に至り、更に自分でも何だか意味が分からない涙が30分止まらないという状態になりました。
信頼できる上司へそのことをメールで伝えたところ電話があり「じゃぁもう週明けに休んでもらって、その間にお客さんに話しに行って、そのまま引上げるようにする」と言われ、その時は「こんなことになって情けない」という理由で涙が止まらず。
しかしそれから嘘のように気持ちが軽くなり。その週末は久々に仕事のことを一切考えずに過ごすことができたのです。頭痛や胸痛も和らぎました。

ところが月曜の朝になって「火曜からまた行ってほしい。ただし11月いっぱいで引き上げる」という話になった。
ある程度は覚悟していたのでそれはいいだろうと了承したのですが、一点だけ確認したいことがありました。それは「今日自分が休んでいる間にお客さんに交代の話をしに行ってくれるのか?」つまりは「11月いっぱいで終わるという保証」が欲しかったんですね。そしてそれに向けて自分が大手を振って新体制作りに動けるようにしてほしかった。ところがそれも無し。会社としてはノープランでお客さんと話は出来ないと。それは確かにそうなんで分かります。ただ、信頼できる上司はプランを持っているようだったんですね。ほななんで話進まへんのと思ってるうちに一気に諸症状が出始めたため、慌てて心療内科へ駆け込みました。

■診断結果と改善方法
心療内科で伺ったお話は下記でした。
・典型的な適応障害
・一ヶ月休職し、その間に今後について会社と話す
・一週間自宅で安静にし、一週間後の通院で症状を見て、今後について会社と話せる状況か判断する
・今の職場に行き続けても改善することはない。再起不能になるまで自信を失う可能性もある
→「今の職場を自分の働きやすいように変えられれば別に行き続けても良いのでは?」と質問したところ「そんなことは不可能なのでは?そういう考え方が症状を進行させる」と言われた
・適応障害は原因が分かりやすいので改善もしやすい
・しかし休職中に焦りから不安に苛まれる可能性がある
・また、職場が変わっても、新しい環境で巧くやっていけるかなどの不安に苛まれる可能性があるが、巧く滑り出せれば自ずと症状も改善していく
・寝ていたいという想いを振り払って運動などをした方が良い
・マイナスなことを考えても良い。考えてはダメだと思うとかえって追い詰める
・ストレスへの耐性が無くなっている状態だが徐々に耐性を上げていく必要がある

■自宅療養から社会復帰まで纏め
<1週目>
適応障害であると診断され、一週間は安静にしろと言われたことへのショック、職場、会社に迷惑を掛けているという思い、また今後の不安で辛かった。
医師からは次回通院日まではゆっくりしろと言われたがそれが苦痛。
薬を飲むと心がフラットになる感じ。
<2週目>
早く復帰したいという焦りで辛かった。
医師からは次回通院日までに、焦らずゆっくりと会社と話しなさいとのこと。
頭痛、胸痛は薬で和らげる。
<3週目>
上司と今後について話す。
とりあえず本社勤務に。
復帰日も仮決めし新しい環境でちゃんとやっていけるか不安。
これらは復帰後乗り越えていくしかないのか。
薬無しでもやっていける時もあるようになる。

■復帰後の様子纏め
<1週目>
「こんなことになって申し訳ない」という気持ちが強かった。
例の職場の話をされると辛い。
人と話すのが怖い。
頭痛、胸痛、頭がぼーっとするなどの症状が出たり出なかったり。
<2週目>
炎上案件の支援で会議に出た時に気絶しそうな胸痛に襲われた。フラッシュバック?
これは少しずつ乗り越えていくしかない模様。
<3週目>
業務に加え客先訪問したりで徐々に立ち直ろうとしている感触はあった。
他人に病気のことを話せるようになってきた。
<4週目>
当時のことを客観的に見られるように。やはり病んでたのだなと思う。
前向きな気持ちがようやく芽生えてきた。

※ポイント
心理的にも身体的にも「無理をしない」ことで心が正常になってきたと思います。
人と話すのがしんどい時はさらっと流して、あまり残業はせず、という感じで。
周りがそれを分かってくれていたことも大きかったと思います。