とりあえず全キャラクリアしての感想。


<ゲームシステム>
基本的には今までと同様。女の子攻略以外にも何かしら自分で目標を決めてのパラメータ調整が面白いと感じられる人ならこの部分だけでも相当遊べるのは相変わらず。
新要素のアイテム・お金・特技(アイテム、金は厳密には過去作品でも似たような要素がありましたが)は攻略に密接に関わってくる部分で、特に特技は「このキャラを攻略するにはこの特技が必要だから・・・」などどれを覚えるか考えるだけでもなかなか楽しめる。また、ヤリコミプレーにもいろいろと使えそうな要素(特技の組み合わせと運によってはオール999も夢では無い!?)で、何周も遊ぶ際にはとても魅力的な要素だと思います。
何周も遊べるお楽しみとしては他に「勲章集め」があり、どれだけの進路を制覇したか、とかどれだけの特技を解放したか、等々、多数の勲章が用意されており、これらを集めるだけでもヤリコミ甲斐がありそう。
ただ、特技の「告白する勇気」により「自分から告白すること」が可能になったのは賛否両論ありそう。まぁ、それによりEDが分岐するのでコンプするには結局自力で告白されないとダメなのですが。

<キャラ造形、世界観>
なんぼ『ときメモ』がゲーム寄りのギャルゲーやゆーても恋愛SLGである以上、女の子のデキや世界観にも触れないわけには。
全体の雰囲気としては『2』に近い印象。初代ほどぶっ飛んではいないが、修学旅行バトルや番長戦は健在だったり、「らしさ」は色濃く残る。初代と同じきらめき市ときらめき高校が舞台ではあるが、背景やらデートスポットやらはほぼ刷新されていて名残はあまり無いと言っていい。しかしアイテムやら各キャラの会話やら背景の一部やらで旧作絡みのネタが結構満載で、知ってる人ならニヤリとできるものは多い。超高校級スイマーの話とかロボットが暴れた話とか。
キャラ造形は、先述の通り初代ほどぶっ飛んでおらず、やや大人しめか(呪いのデーボはいるが(笑)。『2』の光さんと琴子さんと主人公の三角関係イベントに匹敵する程のイベントは今のところ無いですが、各々「等身大の悩み」を抱えており、ほっこりするイベントが多々あります。

以下おまけ。今のところの私的お気に入りランキング
1位 ルイルイ
オタ少女万歳。いちいちカワイイ
2位 語堂さん
メガネツンデレ、それはリリンが生み出した文化の極み
3位 ふみちゃん
EDは一番好きかも。放送室から放送で告白!青春万歳
4位 里澄
『ときメモ』「らしい」キャラ。ドラマシリーズ作るなら彼女はヒロインにすべき
5位 郡山先輩
お姉さんぶってるが男性経験はあまり豊富ではないっぽいリアクションがいちいちエロイ
6位 エリサさん
仙台訛り金髪グラマラス美少女。どんな合わせ技なのか
7位 星川さん
他キャラ狙い時にも重要なイベントが発生するので食傷気味になってくるのが気の毒
8位 皐月先輩
他キャラ狙い時にうっかり「心の開錠術」を付け忘れている時に不意打ちのように喰らう「高貴」が嫌がらせ。詩織さんに憧れているという設定はメモラーとしては熱いものがあるが
9位 カイ
お父さん怖すぎです。そこそこドラマ性のあるキャラですがなんかこそばゆい
10位 いつき
ええ娘やがパンチが弱い。惜しい
11位 ハルちゃん
感情移入するためにはもう少し物語が欲しかった
12位 呪いのデーボ
サイレントヒルの世界へお逝きなさい