元々『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』第1話を観ての感想を書くハズでしたが、内容がそういう方向に行ったのでこういう表題にしました。


まず『ソラノヲト』(めんどくさいので「・」省略)の感想ですが、簡単に纏めると「背景すげぇ。音楽もいい。けど出てくる主要キャラは女の子ばかりな上にキャラ付けがステレオタイプっぽくて残念」ということになります。背景の綺麗さや緻密さは、スペインの城壁都市クエンカとアラルコン要塞でロケハンした成果がそれはもう存分に現れていると思いますし、街やお祭りの賑わいの描写なんかも活気が伝わってきて、主要キャラ達を取り巻く世界観の構築はこれ以上無いというくらい素晴らしい作品だと思います。しかし、肝心の主要キャラである1121部隊が「何故5人共女の子なの?」という「違和感」が終始抜けませんでした。「5人の炎の乙女」という設定を付けて「女の子5人で構成される小隊」を正当化しようとしている点から、作ってる人達も何らかの違和感を感じているんでねーかなどと邪推したくなる始末。かと言って僕は別にリアリティどうこうの話をしたいわけでもありません。1121部隊に野郎がいれば良かったとかそういうわけでもなく、「これだけの舞台を作り上げたのにそこに出てくる主要キャラ達のキャラ付けがイマイチなのでは・・・」という残念な気持ちを抱いたということが言いたいわけです。そして野郎キャラがいればそもそもここまでステレオタイプなキャラ付けをしなくても済んだのではないかという気がします(5人の女の子の「差分」を出すことに「無理」が生じて結果ステレオタイプになったのではと)。
などということを考えているうちに表題の件に思い当たりました。そういえば最近、新番組をチェックする際にその番組のサイトのトップのイラストの大多数が女の子で構成されていたらほぼその番組はスルーするようになっているなと(もう作品の概要すら読まないこともしばしば)。過去、自分が好きだった作品で『ぷちぷりユーシィ』『灰羽連盟』『あずまんが大王』『ヤマモト・ヨーコ』辺りは「女の子ばかり出てくる作品」と言っていいと思いますが、どうやらその辺以降、そういう作品を観ていないようです。そして『ユーシィ』『灰羽』は今初めて出会ってもフツーに観そうな気がしますが『あずまんが』『ヤマモト・ヨーコ』は今初めて出会ったら観ないのではという予感も・・・。話の内容どうこうはここでは置いておくとして、『ユーシィ』は子供向けやし『灰羽』は雰囲気が落ち着いているのでその辺を考えるとキャピキャピした雰囲気に自分が耐えられなくなっただけなのか。
いやしかし結局やっぱり書いちゃうけど、全員女の子にする必要あるのか?宝塚のお話が全部女性のキャラで作られずに女性がわざわざ男性役をやったり歌舞伎のお話が全部男性のキャラで作られずに男性がわざわざ女性役をやったりするのはやはり話の展開上、男女がいた方がええからやと思うんやけど(歌舞伎は歴史的な背景もあると思いますが)。

まぁなんだかんだ言いながら『ソラノヲト』は第2話も観ますけどね(笑。