いろいろ。


『範馬刃牙』21巻
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格闘「技」と言うくらいなので人はやはり格闘技には「技」を求めるものだと思うのですが、「正面でのどつき合い」に憧れるのもまた事実だったりします。他のスポーツ、例えば野球でも技術の全てを使った対戦を観たいという欲求がありつつ、ど真ん中ストレートでの勝負に酔いしれたいという欲求もあります。結局のところ両者は「人の技術とは突き詰めればここまで行ける」「人体とは突き詰めればここまで行ける」という「突き詰める」という欲求によるものであり、スポーツの醍醐味はそこにあるのだなぁと思った次第。

『アオイホノオ』3巻
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サンデーはセコイんですか!?
あだち先生は「いつものような話」をちょこちょこっと目先を変えて投げてくるわけでそれはまさに野球の配球と同じなのではないかと思った。いや目先を変えると言うよりは投球フォームを変えて同じ球を投げているという印象か?

『おおきく振りかぶって』13巻
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阿部君故障後から精神的に成長していく三橋君に涙。しかしアレコレ配球考えてやりくりしても7失点の三橋君とテキトーに力任せに投げてもそこそこ抑えられる鹿島君との差にも涙。野球は残酷なスポーツだ・・・(笑。
ところで、相手ベンチのサインを盗むのはルール的にOKなの?

『友達100人できるかな』2巻
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10話の新二郎君の話はなかなか面白い話で、自分も確かに空き地の蟻の巣に水を流し込む一方で水槽に作った蟻の巣には蝉の死骸を入れてあげたり更にその一方で飼ってた蝉が死んだらお墓を作ってあげたりしていたと思います。この「子供は残酷さと優しさどちらも内包している」という部分だけを取り上げると「子供は『してはいけないこと』を覚えて成長していく」というように推測できます。ここまでは多分よくある話な気がします。この話の素晴らしいところはそこから更に一歩踏み込んで描いているところで、人は生きていく上で新たに「良いこと」「悪いこと」に出会っていくわけで、そう考えると「(子供は)残酷さも優しさも目に入る全てのものも等しい価値を持つ」という点から、その「価値」を判断できるようになっていく必要がある、つまり「子供は価値観を持つことで成長していく」と推測できるのではないかと思います。とよ田先生が何処まで考えて描いたかは分かりませんが、この「価値」という言葉を使った点でこの話はただのノスタルジーや教育論ではなく、世の中は善悪ではなく価値観で成り立っている、ということを今の情報社会へ投げ掛ける素晴らしい内容になったのではないかと思った次第。

『鋼の錬金術師』24巻
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アレ?次巻4月発売で完結しない感じ?アニメはどうなるの?
すっかり格闘漫画の様相を呈しておりますが、お師匠様とか強過ぎるキャラの扱いに困ってるんでないかと思ってたらそういえば人柱とかいう話があったなぁ。