とりあえず全モードをクリア。まだ称号獲得とかハードモードでプレーとか108体魔王を倒すとかありますが。とりあえず各モード毎の感想等を。


「勇者30」
制限時間30秒で魔王を倒すモード。お使いをこなしつつレベル上げや金稼いで武器防具を買って勇者を強化して魔王を倒す、というRPGのお約束を巧くコンパクトに纏めている印象です。序盤は数ステージこなす内にややマンネリを感じる部分があったのですが、いつぞやから魔王城が移動したり時間帯によって状況が変わるギミックを持ったステージ等が出てくるようになり、最後まで飽きずにプレーできました。称号獲得やタイムアタックもあるし縛りプレーもしやすいゲーム内容なので、ヤリコミ派にもオススメのモードです。また、クエスト29「呪いと勇者」の感動的なストーリーは名曲「カサブランカ」と共に必見の内容。

「魔王30」
30秒で勝利条件を満たすリアルタイムSLG。魔王は魔力を溜めてモンスターを召喚しますが、ユニットには3すくみのじゃんけん関係があって、相手ユニットを見極めながら召喚するモンスターを判断する必要がある、というモードなのですが。割とテキトーに召喚しまくってても何とかなってしまう感じ。難易度ハードでも同様だったので、手応えはやや薄めか。

「王女30」
30秒で目的地まで行って帰ってくるSTG。難易度ハードでもテキトーにプレーしてクリアできる感じ。スコアアタックに重心を置いたモードと言えるかもしれません。個人的にはちょっとガチャガチャし過ぎていてプレーしにくい印象。

「騎士30」
賢者様が呪文を発動するまでの30秒間を守り抜くアクションゲーム。賢者様を連れ歩いている間はカウントダウンされない、基本的にモンスターを倒すのは難しくアイテムを駆使して気絶させて足を止めることしかできないなど、面白い要素は多いのですが、プレーしていて「とりあえず敵を引き付けては回り込んで逃げる」を繰り返せば攻略できることに気付いてからはやや手応えが薄くなった印象。ハードでも同様。

「勇者300」
ゲーム内容的には「勇者30」のロングバージョンというだけ。いちおうストーリー的には各モードのキャラが一同に介して最後の魔王を撃破するというモノでここまでプレーしてきた人にとってはいろいろと熱い内容。

「勇者3」
おまけモード。ゲーム内容的に「勇者30」と同じ。

以上こんなところです。ゲーム的には「勇者30」以外はおまけと思った方がいいやもしれませんが、「勇者30」だけでも十二分に遊び応えがあります。あと、上記でちょっと触れましたが、本作品は音楽がなかなか良くて、それもそのはず、参加しているサウンドクリエイターは古代祐三、桜庭統、日比野則彦、葉山宏治などなど、ゲームファンなら思わずニヤけてしまう面々です。そしてメインテーマはアルフィーの高見沢作曲で、ギターパートが冴え渡るかっこよさです。