大団円が嘘臭く感じましたが、皆さんはどうだったでしょうか。


戦争モノではなくヒーローモノと割り切って観たとしても、どうにもこの大団円っぷりには違和感がありました。勧善懲悪モノとして、全ての罪をリボンズとアロウズに擦り付けて終わるのも割り切ってOKとしましょう。しかしその「悪」側に居たキャラ達で特にその役割のど真ん中を担っていたルイスやアンドレイまでが特に何の贖罪も無く偉そうにグダグダ言ってるのはどうなんでしょか。彼らは「善」側に寝返ったわけでもなくいちおう最後まで「悪」陣営だったわけで。
まぁ根本的に「悪」側で数少ない魅力的なキャラだったブシドーと啓治の最後の扱いが微妙だった辺りでヒーローモノとして観ても微妙だったという説もあるやもしらん。なんだかんだで皆刹那の引き立て役に過ぎなかった印象。
あと、個人的に着目していた姫様とサジ君の不戦論も結局たいした発展を見せず、最終的には力によって得られた平和を享受しているに過ぎなかった感じ。いちおう姫様の歌は民間レベルでの平和運動を呼び起こした的なところはあったみたいですが、為政者として「それだけ?」て感じ。サジ君が辿り着いた結論「世界について考える必要がある」はなぁ・・・このネット普及のご時世にメッセージとしてはやや弱い印象が。
残念賞。