「トリガーくらい(引ける)」「かっこつけんなよガキが」と大口叩いてた割に結局は刹那をしばいてるロックオン弟の格好悪さはいかがなものか。戦争やってる覚悟が足らないのではないか?いや哀しむのはいくらでも哀しむべきと思いますし泣くべきと思いますが。というか演出として考えると結局のところ刹那が全てを被りそして最終的には姫様に救われるとかそういう展開になっていくということなんでしょうか・・・。
演出といえばもうひとつ、あそこで「I love you, I trust you・・・」と伊藤由奈の歌がアカペラで始まるところはうるっときました。宣伝としては効果抜群(笑。
はてさて、残る恋人同士の争いは我らがサジとルイスですが、果たして・・・?
というわけで今回のテーマは「ガンダムにおける男女の殺し合い」。







アムロとララァカミーユとフォウカツとサラ
ハサウェイとクェスガンダムにおける男女の殺し合いクリスとバーニィ
シーブックとセシリーウッソとカテジナさんカミーユとロザミー


ざっと思い出したのを列挙してみましたが、こうして観ると、実際に恋人同士だったのってカミーユ&フォウ、シーブック&セシリーくらいか(シーブックとセシリーは戦争開始段階では微妙なところか?)。クリスとバーニィは未満て感じすかね。しかし、両者生存して結ばれたのはシーブックとセシリーだけ。なかなかの厳しさですな(笑。
というわけで今回のロックオン弟とアニューさんもシリーズの流れに沿って悲劇的な結末を迎えたわけですが。カミーユとフォウ程に愛し合ってる描写が無かった感じがしてというかその辺が唐突過ぎてイマイチ感情移入できなかったんですが、世の中的にはどうなんでしょう?上記で「覚悟が足らない」とか書いちゃいましたが、確かになんやかんやあって自らは手を下せなかったロックオン弟は人間としては共感できるし、アニューが戻ってくる可能性を感じたから彼女を殺した刹那が許せないという想いも(ひょっとすると八つ当たり用のこじつけかもしれませんが)人間としては理解できます。人間ドラマとしてはそれで十分なのかもしれません。そもそもソレスタル・ビーイングは別に祖国を守るために戦っているわけでもなければ愛する人を守るために戦っているわけでもなく、アロウズ誕生の原因を作った贖罪のために戦っているわけで、現代における戦争と同じ概念で彼らの戦いを考えるのは見当違いとも言えるかもしれません。