サインが盗まれているならそれを逆に利用してサインと違うことをするぜーという誰もが思い付きそうで思い付かない作戦が見事に炸裂。
というわけで今回のマンダラートは「サイン盗み」。話は『ONEOUTS』から逸れるかもしれませんが。


「サイン盗み」マンダラート





福岡ダイエーホークス乱数表いちおう禁止されている
のむさんサイン盗みと言えば?でもやってると思う
二塁走者草野球でもやってますグラウンド内でやるのはOKじゃね?


近年のプロ野球でサイン盗み疑惑と言えば98年の福岡ダイエーホークスがアルバイトを雇ってスタンドからメガホンを使って打者にサインを送っている、というものがありました(結局グレーのまま調査終了)。『ONEOUTS』でサイン盗みをやっているブルーマーズの監督・天堂哲治は当時のホークス監督である王貞治をモデルにしていると思いますが、何かのあてつけでしょうか(笑。

それはさておき、プロ野球でのサイン盗みは、いちおう禁止されています。禁止された理由は、昔サイン盗みを防ぐために乱数表を使ってサインを出していたらサイン確認だけでやたら時間が掛かるようになり、乱数表を禁止する代わりにサイン盗みも禁止した、という背景があったと聴いています。また、上記のホークススパイ疑惑の時に、スコアラーが試合中にベンチへ情報伝達すること、ベースコーチがサインを盗むこと、セカンドランナーがサインを盗み打者へ伝達することがそれぞれ禁止されました。しかしその後も度々、サイン盗みが指摘されてはやってないと反論する、ということが起きました。野村監督はスワローズ時代も今のイーグルス監督になってからもしょっちゅう指摘されるし、タイガースも赤星が盗塁の時にサイン盗みしてると指摘されたことがありました(全て具体的調査はされず)。以上、サイン盗みの歴史終わり(ぉ。

サイン盗みの是非はおそらく人それぞれの感性によると思います。バッテリーと打者の純粋な勝負に酔いしれたい人はサイン盗みなど許せないだろうし、チーム力のぶつかり合いを楽しみたい人の中にはサイン盗みが巧い人もチームの立派な戦力という人もいるでしょう。僕個人としては、草野球でも二塁ランナーが打者へキャッチャーが構えているところが内か外かくらいは教えることもありますし、「ある程度はアリ」やないかと思います。何が「ある程度」なのかと言うと、例えば上記のホークスのようにスタンドからファンになりすましてサインを盗む、というのはヤリスギかなと思います。ただ、あくまでグラウンド内で行われることについては、許されていいのではないかと。選手達は真剣勝負をしているのだから。サインが盗まれるのが嫌なら、それこそ今回の渡久地みたいに、それを逆利用するくらいのタフさが欲しい、そんな気がします。

うーん、最後無理矢理『ONEOUTS』の話に持っていったが、やっぱりほとんど野球の話になってしまった(笑。