ひでちんが「そういや劇場版『エヴァ』の最終回を観てない」と言うので先日観たんですよ。
私10年ぶりに25・26話を全部観ましたのです。
今までミサトさんが死ぬシーンだけは何回も観たけど(笑
で、なんかいろいろ思ったことがあってですね。


シンジ君は「他人との境界線なんていらねーや、人と付き合うのなんてかったるくてやってらんねーからみんな一緒でいーじゃん」と一度思ってみんなが溶けて一つになっていっちゃうわけですけど最終的に踏み止まってシンジ君とアスカだけが海岸に上がって「気持ちわりー」と言わせて終わる、というのが劇場版『エヴァ』のラストなわけですが。
これってもう今の時代じゃ通用しない話なのかなーと思ったり。

今は「ひきこもり」とか言って他人との接触を「物理的」には拒みつつもインターネットの普及で「電子的」には人と接しちゃう時代なわけで。
自分の部屋だけで日々を過ごしても、他人無くして自分がありえない。
情報化社会は「ひきこもり」のようなコミュニケーション不全と思われるような人間を生み出しつつもむしろ「いかにして個を確立するか」という世界になっているのかなと。
そう考えると『攻殻機動隊』とか『MGS2』とかはやっぱ先見の明のある話してんなーと。
少佐なんかは「個を確立するとかウダウダ考えるのめんどいしむしろ神様になって自分が全人類になっちゃえ」みたいなところでシンジ君と同じような選択肢を選びつつも実質全然違う辺り面白いですね。
ま、他愛もない話ですが。

で、『エヴァ』観た後、『ケロロ』観たら(現在アニメ『ケロロ』は二年目締め括りとしてガルル小隊地球強襲の話を全三回で放映中、今週最終回です)次回タイトルが「ケロロ小隊 まごころを君に」で爆笑したというオチ。