謎の男の協力で脱獄したジャンヌは、ニコラスと共に修道院に匿われ、自伝の体裁をとったマリーに関するデマ情報を流し続けた。
一方、ロザリーは、ポリニャック婦人から娘として引き取る申し出を受け、断ればオスカルをジャンヌ脱獄の協力者に仕立て上げると脅しを受ける。

ジャンヌシリーズ完結編。
ジャンヌの「底辺から這い上がろうとする生き様」はホンマにかっこええと思う。
それだけに、最後燃え尽きた感じで終わっていくのは残念でもある。
しかし、間違いなく彼女は、名だたる偉大な傾国傾城の美女達と並んで、その名を歴史に刻んだと思う。
それは、どんなに出世することよりも、どんなに贅沢をすることよりも、名誉なことやと思うのでした。