違法画像許す「ニコニコ動画」イラネ!アニメーションクリエーター「大爆発」

こういう議論で必ず出てくる意見はだいたい下記だと思います。


1.本当にいい作品なら違法に入手した後に製品を買う(違法入手段階で満足されるレベルの作品は淘汰されるべし)。

2.違法入手できたおかげで製品を買わなかったという人間がどれくらいいるか?
金銭的理由であればどちらにせよ製品は買えないだろうし、作品の魅力がその程度ということであればそれは果たして買うべきであったのかということにもなる。

3.金を落とさなければその業界は廃れていくという覚悟を違法行為をしている人間は持っているか?(実際に売上が減っているという事実をどう思うか?)

4.犯罪を犯しているという自覚を違法行為者は持っているか?

5.TV番組の場合、住んでる地域の問題で観られない人間もいる。観られない地域の人間は金払って観ろってことか?ということになりかねない(無論これはTV局の問題であってクリエイターの問題ではない)。この辺はそれこそネット放映するとか解決策は確実に存在するので、送り手側が何とかするべきと思われる(受け手側もニーズが存在することをアピールする必要はあると思いますが)。

まぁだいたいこんなとこですか。4は人間としてどうかというところで、5は早急になんとかすればええと思いますが、1〜3が難しい。仮に「くだらないもの」が淘汰されたとして、その先に本当に幸せが待つのか?特に娯楽産業の場合、何を持って「くだらない」とするかは難しいわけで。

それから動画や音楽の場合、ニコニコ動画の登場でアップロードする理由に新たなものが出てきてると思うんですよ。それは「みんなでわいわい言いながら観たい聴きたい」ってことで。この辺は送り手側でコミュニティを提供して何とかすれば?と思うのですが。まぁこのコミュニティで言いたい放題言われる覚悟は必要ですが(阪神タイガースの公式サイトの掲示板とか酷いもんなぁ(笑)。ただ『アイマス』みたいにニコ動から火が点いた作品もあるのでそういうのもっと巧く使えばなぁと思います。

あと、違法コンテンツの精査は誰がすべきか?ですが、そもそもなんでそういう組織が作られないのか不思議。ワークシェアも兼ねられていいんじゃね?まぁその組織は一歩間違えると情報統制に使われかねないということもありますが。

まぁ何にせよとりあえず出来ることからやっていって、「あるべき姿」を目指すべきかなと。違法コンテンツ精査組織発足は使い方を間違わなければ多くの人がハッピーになれるのではないかと思うんすがね。