「欲を嫌うこと、それもまた欲に捕われた考えでございます。御仏の教えとは、さような欲の捕われからも解き放つものにございましょう。全てはあるがままに。武田晴信にも、俗世の理はあるのではございませぬか」
宇佐美かこいい。