この度、ノラキャッツが『ヨシ・ボール』という『マネー・ボール』の草野球版とも言える本を出版することがわかった。
タイトルは吉永総監督の苗字と、元オリックスの佐藤義則投手(現東北楽天ゴールデンイーグルス投手コーチ)が投げた変化球の名称にあやかったもののようだ。


この本の内容は、タイトルにも冠されている総監督の独自の理論に基づいた選手の能力評価法についてレポートしたものになっており、目次を見ただけで興味が湧いてくる素晴らしい内容だ。ここでは一部を抜粋して紹介しよう。

四の章 鈴木一朗ってええ選手がおるんよ - まだオリックスファンが高橋智のその試合最後の打席を観たら帰っていた時代。高卒ルーキーながら打率.253を記録した鈴木一郎に注目している男がいた!
月の章 DJは首位打者を獲る - 5月に入っても打率1割台と低迷するオリックス新助っ人を観て「DJは首位打者獲るで!」と言った男がいた!DJはその後7月、8月と二ヶ月連続で月間MVPを獲る活躍をし、オリックス優勝に貢献するのだった
馬の章 ニールは二冠王になるで - 5月に入っても打率1割台と低迷するオリックス新助っ人を観て「ニールはホームラン王、打点王獲るで!」と言った男がいた!ニールはその後復調、翌年も契約した結果実際に二冠王を獲得しオリックスの二年連続優勝に貢献したのだった
鹿の章 セギノールはホームラン王になる - 明らかに変なバッティングフォームで「こんなん打つわけない」と言われたセギノール。案の定.204 23HRという成績に終わりオリックスを解雇されたが、一人「こいつはホームラン王獲る器」と豪語する男がいた!かくして二年後にファイターズでNPBに復帰したセギノールは本当にホームラン王を獲得しチームの優勝に貢献したのだった

どうだろう?読者の皆さんも興味が湧いてきただろうか?
この本は近日中にノラキャッツサイトで限定販売されるようだ。是非楽しみにしないこともない感じでいてほしい。