目次：
・ノラ東開幕戦は最後に落とし穴
・えみちゃん初安打＆初打点！
・坪井、今季も打撃好調を維持
・なっち、新球縦スラ決まらず入団後初黒星
・橋本、痛恨エラー連発
・稲森VSピグモンズ村田、エキシビションマッチ開催される


【ノラ東開幕戦は最後に落とし穴】
ノラキャッツ東日本は3/23(土)に今季開幕戦(練習試合)を行った。
初回に坪井のタイムリーで先制、四回には阿部の犠飛などで2点を追加し、投げては坪井、ムラタ(ピグモンズ)、大森(時)がほぼ完璧なピッチングでクローザーのなっちへバトンを渡した。
しかしそこに落とし穴が待っていた。なっちはこの日新球の縦スラをテストしたが思うように決まらず、バックのマズイ守りもあって2回を自責点0ながら6失点と「炎上」でサヨナラ負けを喰らいノラキャッツ入団後初黒星を喫した。

【えみちゃん初安打＆初打点！】
えみちゃんがノラ入団後初安打、初打点を記録した。しかもマルチヒットのオマケ付きだ。
快音を残してレフト方向へ綺麗なライナーが飛んでいった。五回表、えみちゃんが入団二年目で待望の初安打を記録した。
更にエキシビションで迎えた八回表には再びレフト前へ今度はタイムリーヒットを放った。
ある関係者は「素振りの成果ですなぁ」とご満悦の様子だった。

【坪井、今季も打撃好調を維持】
この日、繰り上がりで四番を打った坪井が4安打と大暴れ。昨季からの好調維持をアピールした。
しかし二死満塁で迎えた五回表はフルカウントからボール気味の球を空振り三振。本人は「あそこで決められてれば・・・」と項垂れた。

【なっち、新球縦スラ決まらず入団後初黒星】
不敗神話が遂に終わった。
ノラ東の絶対的守護神なっちがノラ入団後初の黒星を喫した。3-0からまさかの逆転負けとなった要因は複数あった。
ひとつは、新球の縦スラを試したものの、思うように決まらなかったこと。ふたつは、味方が4失策と守備が乱れたこと。そしてみっつめは縦スラを使うためシュートを封印したことにあった。
バッテリーを組んだ橋本は「ひでちゃん(坪井)にも言われましたが、速球でええ場面で縦スラを要求した場面がいくつかありました。最後も縦スラが真ん中に行ってしまった」と語り、更に「六回裏の逆転タイムリーのところホンマはシュートを使いたい場面やったんですが封印してしまっていたので・・・サイン決めた時に『まぁ無しでええんちゃいますか？』とか気軽に言った自分の判断ミスです」と続けた。
橋本は昨年7/14のジョーカーズ戦でも坪井の新球ツーシームとチェンジアップを執拗に使い逆転負けを喫した苦い経験があったが、それは活かされなかったようだ。

【橋本、痛恨のエラー・・・】
リリーフ捕手としてマスクを被った橋本は六回裏に相手のスクイズの処理を誤り失点を許し、エラー連鎖の口火を切ると、同点に追い付いた後の七回裏には先頭打者に振り逃げを許すパスボールで再びエラー連鎖の口火を切ってしまった。
この日は珍しくほとんどボールを後ろに逸らさなかったが、唯一のパスボールがサヨナラ負けの決勝点の走者となり「お話になりまへんな」と関係者は冷たかった。
本人は「スクイズ処理でアワアワしたのが・・・落ち着いてやれば何でも無かった。何処にボールが転がったのかわけわからなくなっていた」と俯いた。

【稲森VSピグモンズ村田、エキシビションマッチ開催される】
3/23(土)の試合終了後、稲森とピグモンズ村田による1打席勝負のエキシビションマッチが開催された。
この日を最後に福岡へ旅立つ村田に、対戦を熱望していた稲森がお願いし実現した。
初球インハイ速球ボール、2球目アウトコース速球ストライク、3球目真ん中スライダーストライクで迎えた4球目。カウント1-2から村田が放った渾身の速球を捉えた稲森の打球はレフトオーバーのツーベースヒット(推定)。軍配は稲森に上がった。
村田は「また福岡から勝負しに来ます」と笑顔で旅立った。