登場人物紹介
TETSU
デトロイト出身の日系4世。ハリウッド男優。
期待の若手と言われて早10年。勝負の年。
AREL
カナダ出身の釣り好き。もともとテレホンショッピング俳優になりたくてなったという変りダネ。
当初、「T・A・K」の「A」はAKIのハズだったのだが、
それでは新春対談とかわらんメンツになってしまうので、O田くんをモデルにした。
KEN
テキサス出身のカウボーイ俳優。子供に大人気。
AREL(以下A)「ハイ、テツ」
TETSU(以下T)「なんだい?エイレル」
A「こないださあ、野球を観に行ったんだよ。
そしたらさぁ、そのチームの4番打者がやたらホームベースに遠いとこに立つんだよ。
それでさ、案の定外角に投げられて見逃し三振、チャンスを潰してオーマイゴッドだったよ」
T「そうだったのかい。それは災難だったね。そんな時はこれさ!!
HT社の新製品『ハワード・バトル99』!!どうだい?
このセントラル三年連続首位打者に似たバッティングフォームと、パシフィック三冠王に似た体型。
なかなか期待できそうだろ?」
A「ほんとだ!!これは凄いね!!今すぐにでも使いたいよ!!」
T「ハハ、エイレル、開幕戦はまだだよ」(会場からわざとらしい笑い)
KEN(以下K)「やあ、二人とも、なんか楽しそうだね。どうしたんだい?」
T「やあ、ケン。今、HT社の新製品の話をしていたところさ」
K「HT社の新製品といえば、『トニー・タラスコ42』って知ってるかい?
あれもなかなかいいよ」
A「へえ、そうなのかい?」
K「従来品の『シークリスト12』や『MJ42』よりも背中の立ち具合が
40度もアップしてるんだ(HT社比)。さらに、守りにも定評があって、
ワールドシリーズにも出場経験があるんだ」(会場から驚きの声)
A「ワオ!!それは凄いね!!この二人がいたらもう安心だね」
T「ところが、これだけじゃないんだよ」
A「まだ何かあるのかい!?」
T「次は投手さ。この『グレッグ・ハンセル49』はストレートが152キロも出るんだよ」
A「本当かい!?それは驚きだね」
T「しかも、それだけじゃないんだ。従来品の『ミラー53』よりも、
低目にコントロール出来るんだ」(会場驚きの声)
K「『ロベルト・ラミレズ62』も、4種類の変化球を使う、なかなかの技巧派なんだ。
しかも、投球フォームが2種類あるから、4×2で8種類もの変化球が投げられるんだよ」
(会場、本当に驚きの声)
A「それはお得だねぇ!!でも、4人も獲るにはお金がかかるね」
T「それなら安心!!なんと、この4人の金額を合計しても、
従来品の『MJ42』と『MB61』の合計金額より安いんだ!!」(会場驚嘆の声)
A「そうなのかい!?じゃあ、さっそく、僕も買いに行こう!!」
さあ、この番組を観ているアナタも、欲しくなってきたでしょう? 今なら、この4人をセットで2億円でお売りします。 欲しくなったら即電話!!フリーダイヤルTOLUCKYまで!!
*商品は日々改造を重ねているため、お手元に届くころには能力が変わっている場合があります。
注:この文章はフィクションですが、 シャレにならなくなる場合もあります。御了承ください。 また、勝手にモデルに使ったO田くんとよっちん、使いかけたえんめには、 深くお詫び申し上げます。なお、この文章は決してタイガースの外国人スカウトが カタログ見ただけで助っ人を決めているであろうことを皮肉ったものではありません。 本当に新外国人4人に期待しているのです。