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メモファイル管理&暗号化ソフト(ヤンマ) バグ、要望 まとめ
最新コメント
シンイち。(2024/07/03 01:54:27)
#1結構やり込んだ人にならお勧め出来る!ただまだシステム的なバグも結構多いので、パッケージ版出るタイミングか、何回かアップデートされたあとでも良いかも。
(2024/07/02 09:35:31)
昨年最高のエンタメだったものが今季は全然アカンので他のエンタメを模索しております。ウィズのリメイクめちゃ良さげですよね…
(2024/02/15 19:31:25)
いやホンマ。面白いコンテンツに出会う度に思います
シンイち。(2024/02/08 20:57:43)
あら、メンテナンスされてるかたはいらっしゃる感じなんですかね…。私の方でも誰でも同じようなもの作れるようにコアな部分のソース等公開したりできたら良いんですが気力がなく何も出来てません ^ ^;
moondoldo(2024/01/24 15:09:34)
OSDN(旧SourceForge.JP)が閉鎖するという話を聞いて色々見て回ってたのですが、その関連なのか「TOMBO プロジェクト日本語トップページ - OSDN」のページがとうとう見れなくなりましたね
探偵シリーズ「元カレ」
更新日時:2015年06月17日
舞台 / 高垣彩陽
期間:2015年06月04日(木)~06月12日(金)
場所:六行会ホール

06/04(木)19:00
06/05(金)19:00
06/06(土)13:30/18:00
06/07(日)13:30/18:00
06/08(月)19:00
06/09(火)19:00
06/10(水)14:00/19:00
06/11(木)14:00/19:00
06/12(金)15:00

原作:徳永富彦
演出:岡本貴也

※ DVDも出るのでネタバレ御免の方はご注意を。
※ キャストにも若干のネタバレがあるので本文に入れてます。



キャスト
秋元龍太郎(相川ユーキ)
飛磨(吉沢リョーヘイ)
和田琢磨(一ノ瀬或)
岩崎祐也(佐々木ヒロユキ)
瀬尾卓也(久米アキオ/名倉ノリオ)
高垣彩陽(佐藤カンナ)
田中大地(原カズヤ)
友常勇気(三宅ケンゴ)
安川純平(古谷コーダイ)

斎藤健二
西郷豊
井関友香
秋山直太朗
石山蓮華



家庭の事情や仕事の事情で2回の遅刻はあったのもののなんとか全公演観劇出来ました。

いつもそうですが全部観にいくのが目的なわけではなく、同じ話でも毎回違う空気になり全く飽きることがなく見逃すのがもったいないので結果全部観てるんですよね…ほんと舞台の魔力です。

しかも今回は自身観劇初のマルチエンディングだったので本当に楽しみでした。
そして本当に充実した最高の舞台でした。

お目当ての高垣さんは殆どが回想シーンでの登場なので、演出の関係上あまりはっきり顔が見えないのが辛いとこでしたがw

あと舞台は奥行きが広い教会のようなセットで、六行会ホールのわりと段差のある作りともあいまってどの席でもとても観やすかったです。
一回だけ最前列ほぼ中央に座れましたが、実はそこがいちばん観にくかったと言う・・・しかも最前列でも高垣さん遠いしw

脚本としては、原作の徳永富彦さんは「相棒」シリーズや「警視庁捜査一課9係」の脚本もされている著名な脚本家と言うこともあり、たくさんの伏線が張られそれが回収されていく様はドキドキの連続でした。
相棒シリーズでも感じてましたが、トリックそのものが秀逸と言うよりは事件を軸とした人間模様が本当に奥が深く世界にのめり込めました。
マルチエンディングは3パターンありそれぞれで犯人が違うのですが、もともと全ての容疑者が被害者を殺害する意図で集まっていると言う大前提があり、行き着く先の結論が同じになるのが驚きと感動を与えてくれました。

そして役者さん。
秋元龍太郎さんや友常勇気さんは漫画原作の大人気舞台「弱虫ペダル」でもレギュラーと言うことでそのあたりも楽しみでした。
また、渡辺和貴さんが体調不良で降板してしまっため急遽代役に抜擢された田中大地さんも一週間前のアサインとは思えないほどの素晴らしい演技でした。

おそらくですが、マルチエンディングは当初5パターンと書かれていたのでカズヤエンドがあったんじゃないかと思いますが、降板によってそのシナリオと関連するもう1シナリオを削ったんじゃないかと思ってます。
観られなかった2つのエンディングも凄い観たかったですが、そんなハプニングやそれによるリカバリもまた舞台の妙なんじゃないかと思います。

一個一個書いてると語りつくせないので、それぞれのエンドについてのみ簡単な感想を。

三宅ケンゴエンド
勘違いによる逆恨みと言うもっともスタンダードなエンディング。
そして他のエンディングとも絡んでくるベースとなるシナリオじゃないかと思います。
三宅ケンゴはマザコンの元ヤンキー、現政治家の卵と言う面白い役どころでしたが、友常さんの演技は安定感もあり観ていてとても安心感がありました。
今回初めて演技を見たキャストさんたちのなかでは個人的には一番演技が好きな役者さんでした。

カンナは各キャラクターの主観で自身のキャラクターを変化させると言う演出なのですが、ケンゴ目線ではおそらくケンゴが母親と重ねているイメージで、包容力のある年上の女性のイメージと言った感じでした。

吉沢リョーヘイエンド
溺愛するあまり妄想にとり憑かれ犯行に及んでしまうと言う何ともひとごととは思えないエンディング、別名オタクエンドw
リョーヘイ自体は気持ち悪いだけでオタクだと言及されてるわけではないですがこのエンドは身につまされますね・・・w
飛磨さんの演技がとにかく気持ち悪い!・・・いやもちろん良い意味でです、褒めてますw
犯行がばれてさらに口調が気持ち悪くなるあたりは本当にゾっとしました。素晴らしい演技力でした。

リョーヘイ目線ではカンナは理想の女性像と言うことでちょっとキャピっとしてる女子学生風だけどおしとやかなイメージ。
カズヤ目線とは、似てながらも微妙に演技を変えてる高垣さんが素晴らしかったです。

久米アキオエンド
名倉ノリオエンドでもあり。
久米アキオと思われていた人物が実はアキオと同性愛の関係を持っていた名倉ノリオだったと言う最もトリッキーなエンディング。
久米役の瀬尾卓也さんの演技は本当に凄まじく正体がバレたあとの演技はさらに圧巻でした。

久米とカンナが出会ったのがカンナが精神的に不安定だったということもあり、名倉目線ではカンナはかなり精神を病んでいるイメージ。
名倉曰く「クソリスカ薬中(ブス)女」とのことですw
実際はリストカットもしてなかったわけで、まぁこのあたりはカンナに嫉妬していた名倉の主観が強く入ったイメージと言うことかと思います。

以下はシナリオ共通
原カズヤ
ミュージシャンくずれのアイドル。
開演の約一週間前に急遽代役になった田中大地さんでしたが見事に演じきられてました。
おそらくは存在したであろうカズヤエンド…観たかったなぁ…。
あと、カズヤが最初の回想でギター弾いてる時の鼻歌「なみだのキッス♪」に聴こえたの自分だけですかね?w

佐々木ヒロユキ
影の主役と言って良いんじゃないかとw
探偵モノでしかも殺人事件と言うことで割と終始重苦しい空気でしたが岩崎祐也さん演じる佐々木劇場は毎度大爆笑でした。
アクションも素晴らしいし、毎度毎度の早口での捲し立ては観ていて清清しかったです。
あと、佐々木劇場パート序盤の「ハウチー!チンジャウロースー!」や最後の「サトサーン!!!…カンナサトウサーン!!!」ほんと好き。
後ろでポップコーン食ったりチャチャ入れてくるその他の演者さんからも目が離せませんでした。

相川ユーキ
初っ端から気絶しちゃうので出番が少ないと言うかわいそうな新郎ですが、恐らく多くの人が感じるであろうスタンダードなカンナと、そしてユーキにしか見せないであろう特別なカンナが見れるのでやっぱり特別な役ですね。
秋元龍太郎さんが弱虫ペダルで黒田役とかとても信じられませんw
カンナとの関係はかなり複雑なところもあって一概には言い表せませんが、この二人を見ていて人生において何が幸せかを感じるのもこの舞台のひとつの主題なのではないかと感じました。
全体の流れを見るに、カズヤエンド以外でもうひとつお蔵入りになったエンドはユーキエンドじゃないかと個人的には思ってます。

古谷コーダイ
回を重ねるごとに残念な感じになって行くのが楽しかったですw
メモの動作などほとんど観られないところに気を使ってるのは安川純平さんの役者魂を感じました。

一ノ瀬或
ひとりだけ役名が全て漢字。主人公(だよね?)
和田琢磨さんの演技が抜群の上、めちゃくちゃイケメンで非の打ち所がないですがそれが逆に存在感薄めてるとこもあるような。
でも探偵モノの主人公って基本そんな感じか…w
ところどころで入れる細かいジェスチャーが楽しすぎました。


その他の役の俳優さん
斎藤健二さん
アクションも凄いし役も多彩ですげー芸達者。
こういう人って器用貧乏で主役とかなかなか回ってこないんだろうなぁ…とか思ったり。

西郷豊さん
ビジュアル的にもそうだし、飯田役とかユーキの同僚の店員役と細かくいい味出してました。
ラストで女子二人に連れて行かれる時のドヤ顔ほんと好きですw

秋山直太朗さん
アフタートークでは司会もされてたしかなり話上手なイメージでした。
名倉役…あれをやれるのはほんと凄いw

井関友香さん
美人刑事に美人ホステスに…ほんと美人。
ラストの露出が多い衣装は毎度眼福でしたw

石山蓮華さん
美人妻担当(?)
ケンゴの母役はがっつりハマってました。

最後に高垣彩陽さん
このカンナの役は声優でありながら役者としても経験を積んできた人にしか出来ず、なかでも数々の作品で幅広いキャラクターを演じわけてきた高垣彩陽にしか出来ない役だと確信しています。
さらに言うと演じた役がことごとくハッピーエンドにならないこの人だからこそ出来たのではないかとw
それぞれの主観としてのカンナの演じわけやさらにそれが短い時間で次々に変わるトリッキーな演技、感情を露にした胸に刺さる演技、体当たりのセクシャルな演技など、舞台出演の時毎回感じるのですが今までの彩陽さんの集大成のような演技でした。
これからもまだまだたくさんの役を演じていただきたいです。


細かく書いているとキリがないし面白いこと書けないんでこんなところで。

9日間13公演、本当に毎回楽しませていただきました。

時間がとれたら今回出演された役者さんのそれぞれの舞台もぜひ観にいきたいです。

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