WS003SH(W-ZERO3) ネットワーク設定覚書 |
更新日時:2006年04月14日 |
モバイル / AIR-EDGE PHONE / WindowsMobile / Windows |
W-ZERO3と言うよりもWindowsMobileの、と言った方が正しいかも。 妙に難解な設定で、正直、今でも概念を理解しきれてないっす。 なんでこんな謎な構成になっているのか上手く解説してくれる方募集w 勘違いしている可能性は多々あるので鵜呑みにしないでくださいw ってゆーか間違ってたら是非突っ込んでください(それが目的)。 1「コントロールパネル(「設定」)の<接続>タブ」 設定ルート。 PCのWinで言うところの「ネットワーク接続」(マイネットワーク右クリック→プロパティ)ってことかしら。 ここを起点に各種設定に飛ぶわけですが…。 1.1「ネットワークカード」 ここで接続されているネットワークデバイスの接続先を選ぶらしい。 項目としては 「インターネット設定」 「社内ネットワーク設定」 を選べます。 最初に設定するべき項目でいきなりわけのわからない項目の選択を迫られるわけですがw 論理的な2つの接続と物理的な接続(デバイス)を関連付けるってことかと思うんすが。 あと、各デバイスをクリックするとデバイスに割り当てるIPの割り当て方法や、手動の場合のIPなんかが指定できます。 論理的な接続との関連付け以外は普通のWindowsと似たようなものですね。 何がWindowsMobileのネットワークの設定をややこしくしてるかっておそらくこの「論理的な接続」の概念じゃないかと思うんすが…なんで素直に普通のWinと同じにできなかったんだろ? 1.2「接続」 接続設定のキモ。 <設定>と<詳細設定>の二つのタブがあります。詳細は以下に。 1.2.1「接続」<設定>タブ 「接続」を選択すると最初に開いているタブ。W-ZERO3の初期設定では 「センタ名称設定」 「既定の社内ネットワークの設定」 の二つがあります。 「センタ名称設定」がオンラインサインアップしたら勝手に作成されるのか初期状態からあるのかわからなかったので、試しに一度オンラインサインアップ情報を削除してみました。 すると上の「センタ名称設定」が削除され、「既定のインターネット設定」と言うのが現れました。 どうやらこれが初期状態のようです(完全に初期状態ではないので本当にそうかは定かではありません)。 で、オンラインサインアップをすると「既定のインターネット設定」がなくなり、「センタ名称設定」が現れて元の状態に戻りました。 ここに列挙されるエントリにはさらに下にダイアルアップ設定を複数持つことができるのですが、「既定のインターネット設定」の中を「既存の接続を管理」で覗いてみると「CLUB AIR-EDGE-0」と言うエントリがあり、センターの電話番号やアカウント、要するにセンターへ接続するダイヤルアップ設定が書かれていました。 どうやらオンラインサインアップ時はまずこの設定を使いインターネットに接続し、ユーザーごとの各種メール設定なんかを取得してローカル(W-ZERO3)に保存したあと(Outlookの設定とかもここでやるのでしょうかね)、新しく「センタ名称設定」を作成しこちらを既定のインターネット設定とし、さらに「CLUB AIR-EDGE-0」を「CLUB AIR-EDGE」と名前を変えてエントリを新しく作った「センタ名称設定」へコピーし、自分自身(「既定のインターネット設定」)は隠す(削除?)してしまうようです。 オンラインサインアップをした後でも、以下にある”1.2.2.1「接続」<詳細設定>タブ、「ネットワークの選択」”では選択可能なエントリには「既定のインターネット接続」は残っていて選択可能ですが、中を見ると「CLUB AIR-EDEG-0」は消えていました。 これで以後、オンラインサインアップが行われたかどうかを判断しているのでしょうか? で、中の動きはとりあえず置いておいて、ここに列挙されるエントリがネットワークの接続時にアプリケーション側から選択できる単位になります。 1.2.2「接続」<詳細設定>タブ 「ネットワークの選択」 「ダイヤル情報」 「例外設定」 の各設定に飛べる。 「ネットワークの選択」以外、いまいち用途が不明。 1.2.2.1「接続」<詳細設定>タブ、「ネットワークの選択」 ここいらからだんだんと難解になってくる。 「インターネットに自動的に接続するプログラムの接続方法」 「プライベートネットワークに自動的に接続するプログラムの接続方法」 の二つを選択します。が、意味がわからんw 確証はないんですが、たぶん、”1.1「ネットワークカード」”で選択する論理的な接続単位である「インターネット設定」と「社内ネットワーク設定」を、”1.2.1「接続」<設定>タブ”にあるエントリに関連付けてるのではないかと。 ようするに 「インターネットに自動的に…」の方はアプリケーションが「インターネット設定」を選んで接続を行った場合に、”1.2.1「接続」<設定>タブ”にあるエントリのどれを自動的に選択するか 「プライベートネットワークに自動的に…」の方はアプリケーションが「社内ネットワーク設定」を選んで接続を行った場合に、”1.2.1「接続」<設定>タブ”にあるエントリのどれを自動的に選択するか と言うことなのではないでしょうか? で、それぞれに 「編集」 「追加」 と言うボタンがついているのですが、これがまたわかりにくい。 「編集」は、選択されているエントリ(「センタ名称設定」とかの単位)内のダイアルアップのエントリを選択/削除/個別編集をする画面へ飛びます。 もう、わけがわかりませんね。 じゃぁ「追加」はと言うと…これは今度はエントリ自身(「センタ名称設定」とかの単位)を追加するものなんです。 同じ階層にあるボタンなのに単位が違うんです。おかげでどんどん混乱してきます。書いてる今も混乱してますw 「編集」の設定画面の方ではこのダイヤルアップエントリの中でさらに優先順位を決めます。 自動選択になっていると最後に接続したエントリを利用するみたいです。 まとめ: 結局のところユーザー側で理解する必要があるのは「アプリケーションがどの単位で接続を選択するか」で、アプリケーション作成者側ではユーザーの理解に加えて「OSがどうやって接続を決めるか」なわけですが。 個人的には以下のようになるんじゃないかと(あくまで想像レベル)。 1.アプリケーションは ”1.1「ネットワークカード」”や”1.2.2.1「接続」<詳細設定>タブ、「ネットワークの選択」”にある2種類の接続 「インターネット設定」 「社内ネットワーク設定」 のどちらかを選んでOSに「接続してくれ」と頼む(ConnectManagerAPIの場合。RASはまた別)。 2.OSは選ばれた論理接続単位に”1.2.2.1「接続」<詳細設定>タブ、「ネットワークの選択」”で選ばれているダイヤルアップエントリの中でさらに優先度の高いもの(もしくは「自動選択」の場合、最後に接続したもの)を選び最終的に接続しにいく。 また、物理的な接続やTCP/IPでのIPアドレス取得方法等は”1.1「ネットワークカード」”で(接続に利用する)デバイスに設定された方法で行う。 こんなとこでしょうか? もしもこの理解が正しいのであれば、概念自体はそんなにややこしくもないんですが、設定項目がスパゲッティ状態で階層がわからないのがいちばんややこしくしている原因なんじゃないでしょうか? 上の「1」の2種類ですが、この他に「WAP接続」や「SecureWAP接続」なんてのもあるみたいですがどうやって設定するか全くわかりません(汗 実際、センター(CLUB AIR-EDGE)経由だけを使っていて、別途プロバイダ契約していない人はセンター経由だけを使えば良いので基本的に意識する必要のないとこではあるので、わかる必要もないとは思うんですが。 いろいろテストアプリを作っている側としては理解したいとこなので詳しい方いたら訂正してくれたりすると助かります。 |
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